東証大引け 続伸、30年半ぶり高値更新

東証大引け 続伸、30年半ぶり高値更新 コロナワクチンの期待高まる
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 ※ 今日は、こんなところで…。

 ※ ワクチン期待が、主因なのか…。

 ※ オペレーション、うまくいくといいな…。

『16日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比383円60銭(1.28%)高の3万0467円75銭と1990年8月1日(3万0837円99銭)以来30年半ぶりの高値を更新した。前日の欧州株式相場の上昇に加え、新型コロナウイルスのワクチン普及による景気回復期待が投資家心理を上向かせた。米追加経済対策への期待や国内企業の業績改善も追い風になった。ファストリなど値がさ株の上昇が目立った。

海外に続き、国内でも今週からコロナワクチンの接種が始まる。足元は新規感染者数が減少傾向で、国内外の景気回復が進むとの見方が一段と強まった。日本時間に米株価指数先物が堅調だったことも刺激材料となった。業種別では銀行業、海運、非鉄業など景気敏感株が上昇した。

大引けにかけて主力銘柄の一角に利益確定売りが出て、日経平均は上げ幅を縮小した。コロナワクチンの普及で2022年3月期の企業業績がさらに上向くとの見方が広がる一方、「短期的な過熱感が強まった」(国内証券ストラテジスト)との声があった。

JPX日経インデックス400は7日続伸し、終値は前日比119.92ポイント(0.68%)高の1万7791.82だった。東証株価指数(TOPIX)も7日続伸し、11.14ポイント(0.57%)高の1965.08と、1991年6月以来の高値。

東証1部の売買代金は概算で3兆252億円。売買高は14億970万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は846、値下がりは1251、変わらずは97だった。

ソフトバンクグループ(SBG)、東エレクが高く、三菱UFJ、三井住友FG、HOYA、リクルート、ソニー、商船三井、住友鉱も買われた。一方、電通グループ、東海カ、日東電が下げた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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[FT]EUーアイルランド間物流、英国を迂回

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1626N0W1A210C2000000/

※ アイルランドと英領北アイルランドの、地理的な関係は、こういう感じだ…。

※ それで、英国はブレグジットして、EU加盟国で無くなった…。

※ すると、アイルランド⇔英領北アイルランド(及び、英国本土)間の物流は、EU加盟国どうしのものじゃ無くなったわけだ…。

※ そうすると、厳密には、EU加盟国⇔EU非加盟国 間の物流ということで、「通関手続き」が発生すべきものとなる…。それで、すったもんだしたわけだ…。一応、手続きを行って、「関税」もかける…、ということになったようだ…。

※ 元来は、こういう4本の物流線があったものらしい…。全部、英国本土との間のものになってるな…。

※ それが、「通関手続き」を要するものとなったんで、このルートを「迂回して」、直で「欧州大陸」へ繋いでいくルートが選択されるようになった…。

※ それで、『アイルランド島と欧州大陸を直接結ぶルートの需要が急増するなかで、フランスのシェルブールやダンケルク、ロスコフ、アイルランド南東部ロスレアの各港はブレグジット(英EU離脱)景気に沸いている。』というようなことになったわけだ…。

『トラック運転手のパトリック・カーワンさんは英国の欧州連合(EU)離脱前まで、フランスから北アイルランドへ冷凍肉を運ぶのに通常は高速フェリーで英仏海峡を渡った後に英国内を走り抜け、アイリッシュ海フェリーに乗っていた。だが、2月の寒い冬の夜、カーワンさんは仏ノルマンディーのシェルブール港からアイルランドに直行する所要17時間のフェリーに乗ろうとしていた。

「通関手続きが面倒だからね」。カーワンさんは運…

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カーワンさんは運輸会社オドノバン・トランスポートのトラックの運転席に座ったまま、その理由を説明してくれた。北アイルランドは英国領だが、2020年12月に合意した通商協定により引き続きEUの関税ルールが適用されている。

20年末に移行期間を終了した英国とEUの国境では、1月1日から検疫・通関手続きが始まった。これを受けてEU加盟国のアイルランドと他のEU域内を結ぶ物流は、英国を経由する「ランドブリッジ(陸橋)」ルートを迂回するようになった。11日夜、シェルブール港からアイルランドのロスレア港へ向かうフェリーは100台を超えるトレーラーやトラックを満載していたのに対し、英ポーツマスへ向かうフェリーの積載率は2割にも満たなかった。

直航ルート需要の急増でブレグジット景気に沸く
アイルランド島と欧州大陸を直接結ぶルートの需要が急増するなかで、フランスのシェルブールやダンケルク、ロスコフ、アイルランド南東部ロスレアの各港はブレグジット(英EU離脱)景気に沸いている。

ロスレア港湾局ゼネラルマネジャーのグレン・カー氏は「ブレグジット後に通関手続きが始まり、交通の流れががらりと変わった。この港町にもその影響がようやく及び始めた」と話す。

海から肌を刺す強風が吹きつけるなかでカー氏は「長年、閑散としていた港」の貨物輸送量が突然急増し、その恩恵を享受できるようになったと説明した。

「ロスレアと欧州を結ぶ船便は去年の1月には(片道)週3便しかなかったが、今や16便に増えた。往復では32便だ。ブレグジット直後1カ月間の寄港船舶数は1年前に比べて37%増え、大陸からの貨物輸送量は約5.5倍になった」

フランスの港湾当局やフェリー会社からも同様の声が聞かれる。ステナラインやアイリッシュフェリーズ、ブリタニーフェリーズ、DFDSなどの海運各社は英EU離脱が迫るなかで英国を迂回するルートの増便や輸送力増強に素早く動いていた。

シェルブール港湾局ディレクターのヤニク・ミレー氏は「準備段階では貨物の取り扱い能力を2倍にする計画だったが、結局2倍では間に合わず3倍にした」と打ち明けた。17世紀以降、英国海軍に対抗するための戦略拠点として発展してきた同港で、ミレー氏は荷さばき港湾作業員を増員しようとしている。

煩雑な通関手続き避け海路を選ぶ
アイルランドの貿易業者はこれまで時間とコストを最も節約できる大陸市場への輸送経路として英国を経由する「ランドブリッジ」ルートを好んできたが、今は時間はかかっても直航の海路を選ぶようになった。英国の港湾では貨物が留め置かれる懸念があり、通関作業も煩雑だからだ。

「様々な問題が発生するのは先刻お見通しさ」とロスコフに本社を置くブリタニーフェリーズのジャン・マルク・ラウエイ会長は強調した。「12月24日の(英EU通商協定)合意で最悪の事態は回避されたが、それでも貿易環境は変わった。関税ゼロは維持されたものの、通関手続きの復活は阻止できなかったのだから」

同氏によると、ブレグジットの前までは英国へ向かうトラックは「フェリー出航の3分前に港に到着すれば、船が満杯でない限り乗れた。英仏海峡を渡るのは8月の行楽シーズンに仏本土とリゾート地イル・ド・レを結ぶ全長2.9キロの橋を渡るより簡単だった」。

1月のデータを見ると、新型コロナウイルス感染対策による一時的な渡航制限の影響もみられるとはいえ、これまで英国経由だった年間15万~17万便のトラック輸送の半数以上がアイルランド―フランス間の直航フェリーに移りそうだ。それでもロスレア港湾局のカー氏は、北アイルランド発着のトラックも含めて年間8万便のトラックが英国を迂回するため同港を利用するようになるとみている。「これまで見たことのない数のトラックがロスレア港に押し寄せている」

一方、英国発着の貨物は急減しており、ダブリンに次ぐ規模のロスレア港の1月の取扱量は49%減った。英・アイルランド間の年初来貿易量が50%落ち込んだのと軌を一にしている。

英仏間のフェリーはほぼ空の状態
英仏間の貨物量も年明け以降減っている。港湾当局者やフェリー会社によると、シェルブール港発のフェリーの多くはEU離脱後の生活必需品確保を目的とする7700万ポンド(約113億円)規模の計画の下で英政府の予約で押さえられ、ほぼ空の状態で運航しているという。

何十年間も英国内を走り抜けて生計を立てててきたトラック運転手たちも劇的な変化に直面している。アイルランドの運輸会社の運転手、デイブ・レイノルズさんは「北は北極圏まで」配送すると豪語するが、EU―アイルランド間の輸送には「1月以降、英国に仕事がない限り直航ルートを利用している」と打ち明けた。

ロスレア港から車で約1時間、フランスへの入国に陰性証明が必要な運転手のためにアイルランド政府がコロナ検査場を設置したトラック休憩所で、レイノルズさんは英国経由のルートをほとんど利用しなくなったと話した。「英国に行く必要があれば行くけど、そうでなければ完全に迂回している」

シェルブール港でも、中古トラクターをスペインから北アイルランドのニューリーへ運ぶ途中の運転手、テリー・ウォルシュさんが同じ話をした。「一番安いのは英国経由だが、みんな直航ルートを選んでいる」

By Victor Mallet & Arthur Beesley

(2021年2月15日付 英フィナンシャル・タイムズ電子版 https://www.ft.com/

(c) The Financial Times Limited 2021. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.

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南米アマゾン森林破壊、加担企業に融資せず BNPパリバ

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR15D0F0V10C21A2000000/

『【ロンドン=篠崎健太】フランス金融大手BNPパリバは15日、南米ブラジルのアマゾンで森林破壊に加担する企業への投融資をやめると発表した。牛肉や大豆の生産者による破壊が加速していると指摘し、状況の改善を促すために金融面から圧力をかける。

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ブラジルでは農牧地開拓の森林開発が横行し、気候変動や生物多様性などへの悪影響が懸念されている。欧州連合(EU)はボルソナロ政権が森林保護に消極的だと批判してきた。

金融取引の除外は、2008年より後に森林から転換されたアマゾンの地で牛肉や大豆の生産に関わる、農家や加工業者、流通企業を対象にする。「ブラジルで農業部門に融資している金融機関は森林破壊に立ち向かわなければならない」と説明した。

BNPパリバは石炭関連事業への融資基準を厳しくするなど、気候変動対策を積極的に進めている。株主や社会の要請が強まるなか、ESG(環境・社会・企業統治)の観点からアマゾンの森林破壊問題にも厳しく臨むことにした。

また顧客に対し、ブラジル中部のサバンナ地域「セラード」で20年以降に森林から転換された土地での、牛肉や大豆の生産・流通に関わらないよう促す。それらの製品について25年までにトレーサビリティー(生産履歴の追跡)体制を確立することも求めていく。

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ペルーの閣僚や前大統領、承認前の中国製ワクチン接種

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN15CI10V10C21A2000000/

『【サンパウロ=外山尚之】南米ペルーで閣僚や前大統領が承認前の新型コロナウイルスのワクチンを接種していたことが発覚し、大きなスキャンダルとなっている。中国が自国製のワクチンを売り込むために接種を持ちかけていた疑惑も浮上しており、ワクチンを巡る利権が問題となりそうだ。

【関連記事】
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アステテ外相が14日、中国医薬集団(シノファーム)のワクチン承認が完了する前に接種していたことを認め、辞職した。同氏は中国との交渉役だった。ほかにも2020年11月に罷免されたビスカラ前大統領が任期中に秘密裏に接種していたことが発覚しており、マセッティ保健相も辞任した。ほかにも接種を受けた政府関係者がいる可能性があり、検察当局が捜査に乗り出している。

ペルーは南米のなかでも感染拡大が深刻だが、十分なワクチンが確保できていない状況で、中国製のワクチン頼みとなっている。地元メディアは中国政府が「好意の接種」として、有力政治家などに売り込んでいたと報じている。サガスティ大統領は「完全に不適切な行為だ」として、一連の接種に関係する閣僚は罷免すると説明した。

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日韓高官、北朝鮮情勢めぐり協議

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE159MG0V10C21A2000000/

『外務省の船越健裕アジア大洋州局長は15日、韓国外務省の魯圭悳(ノ・ギュドク)朝鮮半島平和交渉本部長と電話で30分協議した。最近の北朝鮮情勢について意見交換した。北朝鮮をめぐる問題の解決に向けて、日韓、日米韓3カ国で緊密に連携することを確認した。

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[英文]出稼ぎフィリピン人、コロナでも仕送り横ばい

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGV163MC0W1A210C2000000/

『フィリピン中央銀行の発表によると、2020年に海外で働くフィリピン人からの国内向け送金額は前年比0・8%減の299億ドルだった。新型コロナウイルスの影響で大幅な落ち込みが予測されていたが、ほぼ横ばいを維持した。フィリピンは…

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フィリピンの送金は29.9億ドルで、COVIDに逆らう
40万人の労働者の送還は、現金流入の持続可能性に関する疑問を提起する

クリフ・ヴェンソン(日系スタッフライター)
2021年2月15日 19:01 JST
マニラ — 海外で働くフィリピン人からの現金送金は昨年0.8%減少し、299億ドルとなり、パンデミックによる急激な減少の期待に逆らった、と同国中央銀行は月曜日に語った。

しかし、世界的な健康危機が激化する中、40万人以上の労働者が送還されたことで、昨年過去最高の9.5%縮小したフィリピン経済への生命線である送金流入が、彼らの力を維持できるかどうかの懸念が高まっている。

限界下落は、8月に最大20.2%の下落を予測したアジア開発銀行を含む予測を上回った。フィリピン中央銀行は当初、5%の下落を予測した後、2%の縮小に緩和した。

中央銀行によると、全体の40%近くを占める米国、シンガポール、カナダ、香港、カタール、韓国、台湾からの送金が増加し、サウジアラビア、日本、英国、アラブ首長国連邦、ドイツ、クウェートからの送金が減少した。

フィリピンの海外労働者は、アナリストは、経済的苦難や災害の時に家に多くのお金を送り返す傾向があると言いました。しかし、強いフィリピンペソは労働者にもっとドルを送るよう促したかもしれない、とアテネオ・デ・マニラ大学の経済学教授アルビン・アンは言った。「彼らは地元の同等の価値でお金を送っています。

良い目的で帰国する移民も、送金データを後押ししたかもしれません。「彼らは貯蓄を取り戻している」とアンは言った。

政府は、小売業、石油、観光、その他の産業で職を失った人々を含む40万人以上の出稼ぎ労働者を送還しました。一方、フィリピン海外雇用局によると、1月から10月までの労働者配備は60.8%減の693,687人となった。

「だから、持続可能性は問題です」と、Angが言いました。

インドと中国に次ぐアジア第3位の送金を受け取っているフィリピンは、海外に住み働く約1,000万人のフィリピン人が送金したお金に頼ってきました。フィリピンの看護師、船員、乳母、ホテルスタッフ、建設労働者の軍隊は、国内総生産の約9%を占める送金を通じて東南アジア諸国の経済に力を与える手助けをしています。

「しかし、現代の英雄によって表示されるすべての英雄のために」ING銀行マニラのシニアエコノミスト、ニコラス・アントニオ・マパは、移民労働者が自宅でどのように見られているかに言及し、「我々はかつて海外から非常に強力な外国為替の流れによって詰め込まれた退色パンチに注意してください」と言いました。

Mapaによると、為替レートの動きに合わせて調整すると、送金はペソ換算で4.8%減少した。

アンは、世界経済が回復した場合、フィリピンの労働者が海外で仕事を求め続けることを期待しています。しかし、デジタルに転換した企業は、より少ない手を必要とするかもしれないと彼は言った。「私の心配は、企業が彼らなしで生き残ったので、彼らはもはや必要とされないということです」と、Angが言いました。

インド太平洋地域の平和安定「共通の利益」駐日EU大使

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM09CTR0Z00C21A2000000/

『パトリシア・フロア駐日欧州連合(EU)大使は、日本とEUの経済連携協定(EPA)、戦略的パートナーシップ協定(SPA)の発効2周年に合わせて日本経済新聞に寄稿した。新型コロナウイルス禍からの経済復興から地域の安全保障まで、両者の協力深化を追求する考えを示した。

この1年は、我々が「普通」と考えていたものを一変させた、不可視のウイルスと闘う、厳しいものであった。しかしながら、新型コロナ禍やその他数多くの喫緊の地球規模の課題の中、幅広い共通の価値と利益に基づくEUと日本のパートナーシップは、かつてないほど緊密だ。その未来は明るい。

歴史的協定が発効3年目に入る中、将来に目を向けたい。EUは4.4億の人口を抱える世界最大の消費市場のひとつで、経済は米国と中国に次ぎ世界で3番目に大きい。EUと日本は、共同体や国家の利益、特に民主主義・人権・ルールに基づく国際秩序の尊重という価値観を共有する。志を同じくするパートナーである。両者が力を合わせれば、グリーンでデジタルな政策を核とする経済復興策を通じたポストコロナ世界の形成を先導できる。

米国を交えて3者で、また主要7カ国(G7)や20カ国・地域(G20)会合、国連や世界貿易機関(WTO)、途上国に新型コロナワクチンの提供を目指す「COVAXファシリティー」などを通じて行動できる。EPAとSPAは、2019年9月署名の「持続可能な連結性及び質の高いインフラに関する日EUパートナーシップ」と併せ、共同行動の土台となる。

この先の1年は、気候変動対策にとって重要なものになる。EUは、2050年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロにするとの菅義偉首相の公約を歓迎する。EUと日本は、11月に英国で開催される第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)に向け、協力すべきだ。EUと日本が水素など革新的技術における共同研究や高度な協力に取り組むことは自然なことだ。

1月25日、茂木敏充外相が日本の外相として初めてEU外相理事会に出席した。インド太平洋地域の平和と安定を維持することはEUと日本双方にとって共通の利益であり、同地域の他の国々や東南アジア諸国連合(ASEAN)などの地域機関との既存の緊密な関係をさらに強化する余地がある。EUはまた、安全保障・防衛分野、とりわけ海洋安全保障の領域において、日本との新たな協力を追求する決意である。

新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に打ち勝つ取り組みが続く中、EUと日本の連携はかつてなく強固であり、この重要な関係をこの先1年で新たなレベルに引き上げたい。27人の駐日EU加盟国大使もこのメッセージに賛同している。

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Nikkei Asia https://asia.nikkei.com/Opinion/EU-Japan-partnership-has-a-bright-future?n_cid=DSBNNAR

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新興国、インフレ一段と 低所得層直撃、政治不安要因に

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN10EI70Q1A210C2000000/

『【サンパウロ=外山尚之、イスタンブール=木寺もも子】新興国で物価上昇が長期化している。通貨安や投機マネーの流入で食品価格の高騰が止まらず、経済的に苦境にある低所得者層を直撃している。怒りの矛先は政府に向かいつつあり、各国とも対応に苦慮している。

2月上旬、ブラジル最大都市サンパウロのファベーラ(貧民街)、パライゾポリスにある食品スーパー。乳児を抱えた女性が品定めをしながら「コメもジャガイモも高くな…

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乳児を抱えた女性が品定めをしながら「コメもジャガイモも高くなってて、何を食べれば良いのか」とため息をついた。ブラジル地理統計院(IBGE)によると、同国の1月の食料品価格は前年同月比で約14.8%増。食生活に欠かせないコメは同74%増、食肉は同23%増で、市民の懐事情は厳しい。

ブラジルは新型コロナウイルスの感染者数が世界で3番目に多く、通貨レアルは対ドルで弱含んでいる。通貨安で輸入食材の価格が上昇し、コメや食肉は収益性が高い輸出に向かっていることも国内市場の供給不足を招き、物価を押し上げている。

トルコでも物価上昇率は約15%と、右肩上がりの状況が続く。新型コロナで外貨収入の柱である観光客も急減し、経常収支の悪化を嫌気して通貨リラは下落基調にある。フィリピンも1月のインフレ率が4.2%と2年ぶりの高さとなるなど、多くの新興国で物価高が国民生活を直撃している。

国連食糧農業機関(FAO)が算出する1月の世界食品価格指数(14~16年の国際価格平均値が100)は113.3ポイントと、14年7月以来、最も高い水準に達した。新型コロナによる需要減退で20年前半は100を割り込んでいたが、後半にかけて上昇に転じた。新型コロナに伴う物流の混乱や投機マネーの流入による穀物相場の上昇、天候不順なども相場を押し上げる要因となっている。

物価上昇のあおりを大きく受けるのは低所得者層だ。ブラジルの失業率は14%を上回る状況で、1年前から約3ポイント上昇した。収入がない中での食料品価格の上昇は死活問題となっている。20年末でコロナ対策の低所得者向けの現金給付が打ち切られたことを受け、各地で反政府の抗議デモが発生した。

政府は3月から現金給付の再開を約束したが、財源は見つかっていない。ボルソナロ氏は「我々が財政で失敗すれば、激しいインフレが来ることになる」と支持者に警告する。財政赤字の拡大は通貨安要因で、さらなる物価上昇をもたらしかねない。

世界銀行は20年末の時点で、貧困国で食料不足に苦しむ人は2億3300万人と、1年前から7割増加したと指摘。21年末までにさらに4割増えると予測する。パキスタンやスーダンでも物価上昇を理由とした抗議活動が発生しており、火種は各地に広がっている。

物価上昇は金融政策にも影響を及ぼす。フィリピン中央銀行は11日の金融政策決定会合で、政策金利の翌日物借入金利を過去最低水準の年2.0%で据え置くと決めた。ブラジルやインドも物価上昇を理由に政策金利の引き下げを停止しており、金融緩和を通じて景気を底上げするという従来の手法は封じられつつある。

世界的な金融緩和に伴う投機マネーの流入で穀物価格が上昇傾向にあり、食品価格には先高観測が根強い。トルコでは中銀が目標とする5%までインフレ率を引き下げるには2年以上かかる見込みだ。物価上昇との戦いは長期戦の様相を呈しており、各国政府にとって頭痛の種となっている。

[FT]デンマーク 北極圏での警戒監視能力を増強

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM160NM0W1A210C2000000/

『デンマークは、北極圏におけるロシアの軍事力増強に対抗するため、自治領であるグリーンランドとフェロー諸島周辺の偵察能力の強化に2億5千万ドル(約260億円)をつぎこみ、さらに同地域における軍事支出を今後増加させるとみられる。

同国は先週、グリーンランド上空を偵察するために長距離偵察用ドローン2機を購入し、北大西洋に浮かぶフェロー諸島に東西冷戦時に使用されていたレーダー基地を復活させると発表した。トリ…

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トリネ・ブラムセン国防相は、計画は「最初の一歩である」とフィナンシャル・タイムズ(FT)に語った。

「現在の安全保障の状況がこのまま続くのであれば、能力増強のために今後さらなる措置を取ることになる。これからは、周辺、特に海上の状況を詳細に把握することが可能になるだろう」

グリーンランドを買おうとしたトランプ氏

ロシアや中国、米国など周辺の大国は、資源が豊富で戦略的にも重要な位置を占める広大な北極圏に強い関心を示している。ロシアは北極圏での軍事的プレゼンスを高めることに注力し、米トランプ前大統領はグリーンランドの購入に関心を示した。

2月実施の予定だった米国、英国及び他の北大西洋条約機構(NATO)軍との大規模軍事演習は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)のために中止を余儀なくされたが、ノルウェーは極北の崖の内側にある潜水艦基地を再開する計画だ。

デンマークの右派、左派の政党は先週、グリーンランドとフェロー諸島での偵察と通信を強化するために15億デンマーククローネ(2億5千万ドル)と運用コストとして年間3億クローネを支出することで合意した。

北極圏に約300人の兵士を配備するデンマークは、地域の防衛に「特別な責任」を持つ、とブラムセン氏は述べた。監視用ドローンの購入(7億5千万クローネ)とフェロー諸島のレーダー基地の再建(3億9千万クローネ)は、いずれもNATOの要請に応えて実施するものだ。

「ロシアは北極圏で軍備を増強しており、活動も活発になっている。そのため同地域で能力を増強させることが重要になっている。その目的は、紛争をエスカレートさせるためではない。能力を持たず、事態を把握できないことで生じる将来的なリスクを下げるためだ」とブラムセン氏は説明した。

ロシアへの対抗で北欧諸国の軍事費は増加

ロシアが2014年にクリミアを併合して以来、北欧諸国は北極圏を中心に軍事費を増やしてきた。とはいえ、ロシアは北極海周辺の8カ国が地域の経済活動や環境保護などの問題を話し合う「北極評議会」に参加しているため、関係は友好的だという。

北欧の一部外交官は、米国の同地域に対する強い関心や、ポンペオ米国務長官(当時)が19年の演説でロシアと中国の北極圏での「攻撃的」な行動を激しく非難したことに警戒感を抱いている。スウェーデンの元外相は、米国は同地域に対して「嘆かわしく危険な」アプローチをしているとFTに語った。

ブラムセン氏は、デンマークは米国と「非常に緊密な協力関係」にあり、「北極圏と地域が感じる脅威について(両国の)見解は同じだ」と話した。また、デンマークはグリーンランドには無関心だったのに、トランプ氏が関心を示したことで重要性に気がついたのではないか、というグリーンランドの一部住民の批判を否定した。

フェロー諸島と英シェトランド諸島の間の海域でロシアが軍事活動を行った可能性があるとする20年の報道について、同氏はデンマークの偵察能力が不足していたため検証できなかったと認めた。フェロー諸島にレーダー基地が再建されれば周辺海域の情報収集に役立つはずだと指摘した。

グリーンランド上空を偵察する2機のドローンは「最も重要な死角の解消」に効果があるという。

By Richard Milne

(2021年2月15日付 英フィナンシャル・タイムズ電子版 https://www.ft.com/

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領海侵入の中国船が機関砲搭載 尖閣周辺

領海侵入の中国船が機関砲搭載 尖閣周辺
政府は厳重抗議
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE162P00W1A210C2000000/

『中国海警局の船舶2隻が16日午前、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に侵入した。加藤勝信官房長官が同日の記者会見で発表した。このうち1隻は機関砲を搭載し、日本漁船1隻に接近したという。15日からの2隻とあわせ、一時的に中国船4隻が領海を航行した。

加藤氏は「断じて容認できない。こうした活動は国際法違反だ」と述べた。外交ルートで中国側に厳重抗議したと説明した。16日に入った2隻は午前10時すぎに領海から出た…

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外交ルートで中国側に厳重抗議したと説明した。16日に入った2隻は午前10時すぎに領海から出たが、15日からの2隻は領海内にとどまったという。

日本政府高官によると機関砲を積んだ海警局船の領海侵入は珍しい。海警局船は2隻1組で動くことが多い。今回の4隻も二手に分かれて領海を航行した。いずれも日本漁船1隻に接近したため、海上保安庁の船舶が現場海域で監視した。

中国は1日、海警局の武器使用を認める海警法を施行した。海警局船の尖閣周辺の領海侵入が続き、日本政府は連日、中国側に厳重抗議している。

自民党外交部会は16日、海警局船の領海侵入について意見交換した。「看過できない」「海外広報を強化すべきだ」といった意見が出た。

[FT]米テキサス州、寒波で270万戸が停電

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM166A10W1A210C2000000/

 ※ こういうことも、あるのか…。テキサス州というと、ずいぶん暖かいところというイメージだったが…。

 ※ ただ、北米大陸のロッキーとアパラチアの間の「大平原」は、遮る地形が無いので、「熱波」は「奥まで、到達しやすい」という話しを、聞いたことがある…。

 ※ 「寒波」でも、同じことなんだな…。

『米テキサス州で300万戸近くが停電し、米中部全域にも広がりつつある。北極からの寒気の影響で暖房需要が急増していたところに、寒気に伴う混乱で発電所が相次ぎ機能停止に陥った。

テキサス州の電力網を管理する独立系統運用機関ERCOTは15日、寒気の影響で状況はさらに悪化するとの深刻な見通しを示した。担当者は前代未聞の事態だちと語った。

ERCOTは15日午前1時25分(現地時間)、寒波で天然ガス井が凍っ…

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ERCOTは15日午前1時25分(現地時間)、寒波で天然ガス井が凍って火力発電へのガスの供給が断たれたほか、一部の風力タービンも凍結して発電量が減っているため輪番停電を実施すると発表した。

一方、ERCOTのシステム運営部門を統括するダン・ウッドフィン氏も15日、ガスや石炭、原子力を電源とする火力発電所が大半を占める予備発電も寒波で機能停止に陥ったことを明らかにした。

ウッドフィン氏は15日、「発電量がシステムの需要を十分まかなえるほど回復するまでは、停電を続ける」方針を示した。「現時点では15日に加え、16日の少なくとも午前中、おそらく終日までは計画停電をある程度続ける必要がある」と語った。

電力自由化「テキサスモデル」の試金石に

米国内の停電状況を追跡するパワーアウテージ・ドット・USによると、15日の昼食時には270万戸以上が停電していた。

気象学者によると、カナダから南下した猛烈な寒気の影響でダラスの気温はマイナス15.5度まで下がった。混乱は米国内のさらに広い範囲に及ぶ恐れがある。

オクラホマ州からノースダコタ州に至る電力市場を運営するSPPは15日、緊急対応を発動すると予告して「計画停電」に入った。

今回の寒波に伴う混乱は、電力自由化が進んでいるテキサスモデルの試金石となる。このモデルでは発電事業者の収益源は日々販売する電力だけで、電力不足に備えた予備電力からは収入を得られない。他の一部の州のように地域を独占する大手電力会社は存在せず、小売電気事業者が顧客獲得を巡ってしのぎを削っており、市場に連動して価格を調整できる。

極めて高い電気代を請求することになる小売事業者の一部は顧客に対し、他社に切り替えるよう促している。テキサス州で事業を運営する小売事業者グリッディー・エナジーは自社サイトで「現時点での電気代の見通しや実際の料金が高すぎるようでしたら、プロバイダーを変更しても構いません」と述べている。

グリッディーは昨年12月、大規模なエネルギー取引部門を持つ豪大手銀行マッコーリー・グループから出資を受け、「価格の急変動への対応策」を重視した新経営陣を発表した。

卸売電力の先渡し価格、一時1メガワット時9000ドル超え

テキサス州の電力消費量は全米で最も多い。ガス暖房を使うビルとガス火力発電所が供給を奪い合っている。

15日のテキサス州の卸電力取引所の先渡し価格は一時、上限の1メガワット時(MVh)9000ドルを超え、平均価格25ドルの数百倍に跳ね上がった。

ここ数日間の電力価格の高騰により、卸電力の買い手の支払い能力は限界に達する恐れがあった。市場運営を担うERCOTは先週末、取引を支えるために購入に必要な拠出金の算出方法を見直した。

ERCOTの商業運営部門バイスプレジデントのケナン・オゲルマン氏は「変更期間中は市場参加者に求める拠出金の要件を緩和する。これにより、参加者は市場にとどまることができる」と語った。

ERCOTは一部の発電所への天然ガスの供給が「制限」されていることを明らかにした。英調査会社ウッドマッケンジーによると、テキサス州と隣のオクラホマ州でのガス井やパイプラインの「凍結」により、米国のガス生産量は日量44億立方フィート(約1.25億立方メートル)減少した。これは米国のガス供給量の約5%にあたる。

ERCOTは15日夕方のピーク時のテキサス州の電力需要は7万MWを大きく超え、2019年夏の過去最高に迫ると予測している。さらに、ウッドフィン氏は3万4000MW弱の発電能力がシステムから締め出されているため、計画停電を実施せざるを得ないと説明した。

今回の寒波はテキサス州の石油業界にも混乱を及ぼしている。日量63万バレルと米最大の精製能力を誇るポートアーサー製油所を所有するモティバは、安全を確保できるまで操業を停止すると発表した。

ヒューストンのターナー市長は、ERCOTが当初示した「15~30分ごとの輪番停電ではなく停電がはるかに長引いていることに不満を示した。

ターナー氏は「これは輪番停電とはいえない。停電は州全域かつシステム全体に及んでいる」とツイートした。

By Gregory Meyer, Justin Jacobs and David Sheppard

(2021年2月16日付 英フィナンシャル・タイムズ電子版 https://www.ft.com/

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冷える米中、試される同盟 日本「受け身」は愚策

冷える米中、試される同盟 日本「受け身」は愚策
本社コメンテーター 秋田浩之
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGH015T40R00C21A2000000/

 ※ お説ごもっともで、全くの「正論」だ…。

 ※ しかし、「国民」がついてくるのか…。

 ※ 現政権党は、永いこと「国民生活の安全、安心は、任せてくれ。国民のみなさんは、あれこれ思い煩う(わずらう)ことなく、趣味・し好に打ち込んで、毎日楽しく暮らしてくれ。そういう”楽しい人生”の基盤は、われわれが整備する。」という幻想を振りまくことで、政権維持を図ってきた…。

 ※ その点では、「反日」で世論を統合し、国民の糾合を図ってきた某国と、あまり変わるところは無いわけだ…。

 ※ それを今さら、「実は、国際情勢・世界情勢は、大変なことになっている…。皆さんの安全・安心な生活は、明日をも知れない状況なんだ…。」と言ったところで、目を白黒…、というのが関の山だろう…。

『中国に弱腰になってしまうのではないか。約2週間前にバイデン米政権が生まれたとき、米国内外にはこんな観測があった。

だが、米国が厳しい対中政策を緩めることはなく、米中はさらに寒い冬を迎えるだろう。

バイデン大統領や閣僚らは、すでに中国に強硬な言動を重ねている。特に目立つのが、中国が最も敏感になる台湾と人権問題だ。

まずバイデン氏は1月20日、駐米代表に相当する台湾高官を大統領就任式に招いた。1979…

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まずバイデン氏は1月20日、駐米代表に相当する台湾高官を大統領就任式に招いた。1979年の断交後、初めてのできごとだ。その3日後には米国務省が声明を出し、台湾への武器供与を続けていく方針なども確約している。

人権問題では、中国によるウイグル族弾圧を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」とみなした。いずれも、トランプ時代の強硬策をそのまま引き継ぐものだ。

厳しい対中姿勢は同盟国への対応にも、くっきりと表れている。1月24~28日に相次いだ日米の首脳、外相、防衛相による電話協議。米側は判で押したように、尖閣諸島への日米安全保障条約の適用を確認した。

舞台裏を探ると、日本から事前に働きかけた形跡はない。日本から頼まれるまでもなく、米側は「安保適用」に言及することを決めていたのだ。それほど、挑発を強める中国への警戒感は深い。

とはいえ、バイデン政権の対中政策が将来、腰砕けになる不安が消えたわけではない。サキ大統領報道官は1月25日、中国への対応について「戦略的忍耐」をもって臨みたいと語り、各国に波紋を広げた。

戦略的忍耐とは、オバマ元政権による北朝鮮政策のキーワードであり、北朝鮮の時間稼ぎを許し、核量産を招いた失策だ。中国に適用するとしたら、足元を見透かされるのは目に見えている。

しかし、サキ発言をまともに受け止め、対中政策の行方に不安を抱くのは誤りだ。表現を十分に考慮せず、誤った発言をしてしまったというのが真相だからだ。

ホワイトハウスで記者らに向かって話すサキ米大統領報道官(1月25日)=ロイター

オバマ時代の北朝鮮政策を中国に当てはめることはない――。内情を知る米外交専門家によると、ホワイトハウスはサキ発言が誤解を招いたと直ちに気づき、主要各国にひそかにこう説明した。サキ報道官も数日後の記者会見で発言を修正し、「あの言葉を深読みしないでほしい」と強調した。

環境対策への協力を得るため、バイデン政権が安全保障問題などで中国と取引してしまう危険も、今のところ考えづらい。ケリー大統領特使(気候変動問題担当)は自分が対中融和派だとみなされることを嫌がっており、中国との外交取引を否定している。

4年の任期中には曲折もありえるが、1期目のオバマ元政権当時のような融和策に米国が逆戻りする可能性は極めて低い。

だとすれば、日本など同盟国が考えておくべきなのは、バイデン政権が対中融和に傾いてしまうシナリオではない。逆に米国が対中強硬路線を続けるなかで、同盟国にも中国への圧力を強めるよう求めてくる展開だ。

米政府筋によると、バイデン政権は現時点で、オバマ時代のような米中戦略・経済対話(閣僚級)の枠組みを設けることには慎重だ。それよりもまず同盟国と協議し、対中政策を密にすり合わせることを優先する。

同盟国は、喜んでばかりはいられない。米国の本意は中国に対抗するため、何を協力してくれるのか、まず同盟国側から発案してほしいという点にある。

トランプ前大統領は同盟国の助けをあてにせず、まるで学校の番長のように中国の胸ぐらをつかみ、不公正な通商慣行や技術スパイをやめさせようとした。このためアジアや欧州の国々は中国との矢面に立つ必要はなかった。

しかし、バイデン大統領は生徒会長のように皆に協力を求め、多国間で中国に対抗するつもりだ。同盟国は米中の覇権争いを傍観するのではなく、当事者として参加しなければならなくなる。

では、どうすればよいのか。大切なのは対中政策でどのような協力ができるか、同盟国側からバイデン政権に提案し、結束の足がかりを築くことだ。焦点は主に3つある。

第1はインド太平洋への米軍関与を息切れさせず、現在の米中軍事バランスを保つための協力策だ。米政府内には、国内総生産(GDP)比約1%にとどまる日本の防衛予算について、大幅な増額を期待する空気が漂っている。

航空自衛隊入間基地(埼玉県)を訪れた菅義偉首相(20年11月)

第2に、深刻になる中国の人権侵害への対応だ。バイデン政権はウイグル族弾圧や香港の自治侵害で圧力を強める構えだ。米国はこれらで既に対中制裁を発動しているが、日本など同盟国にも追随を求める可能性がある。

米民主党の外交ブレーンからは「民主主義を重視するなら、日本はなぜ、人権問題で中国に制裁しないのか」との声が聞かれる。

そして、第3は中国とのハイテク覇権争いに勝つための協力だ。対中ハイテク供与や重要インフラへの中国企業の参入について、バイデン政権はあらかじめ同盟国の意見を聞く代わりに、トランプ前政権よりも密な連携を求めてくるにちがいない。

対中政策でバイデン政権に注文をつけるよりも、中国に対応するため、自分たちは何ができるかを先に考え、行動する。日本を含めた同盟国に求められるのは、こんな発想だ。

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秋田 浩之
長年、外交・安全保障を取材してきた。東京を拠点とし、北京とワシントンの駐在経験も。北京では鄧小平氏死去、ワシントンではイラク戦争などに遭遇した。著書に「暗流 米中日外交三国志」「乱流 米中日安全保障三国志」。

強権国家、親中にあらず 対ミャンマーの視点(2:00)
冷える米中、試される同盟 日本「受け身」は愚策(4日)

強権国家、親中にあらず 対ミャンマーの視点

強権国家、親中にあらず 対ミャンマーの視点
本社コメンテーター 秋田浩之
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『軍事クーデターが起きたミャンマーで、抗議デモが燃え広がっている。西側諸国はこの問題をめぐって一見、矛盾する2つの目標を追求しなければならない。

まずはミャンマー国軍に圧力を強め、軍政への逆戻りを認めない姿勢を示すこと。もう一つは同国を過度に孤立させ、中国側に追いやらないことだ。

相反するようにみえるが、両立は必ずしも無理ではない。今のところ、バイデン米政権も2つの目標を同時に追求している。2月11…

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2月11日に国軍幹部などへの制裁を発表したが、クーデターから約10日間も待った。

この間、米政権はミャンマー国軍と水面下でやり取りした形跡がうかがえる。米政府筋によると、国軍にパイプを持つ日本やインドを介して米側の立場を伝え、軍政に戻らないよう重ねて迫った。

バイデン大統領はミャンマーを過度に追い込めば、中国側に押しやる危険があると理解している。内情を知る外交筋によると、第1弾の制裁対象を軍幹部などに絞ったのも、このためだ。

ミャンマーは中印の間に位置し、インド洋に面する。中国との戦略対立が深まるなか、米政権としては東南アジアの要所が紅色に染まるのは防ぎたい。

むろん、情勢は刻々と変わる。抗議デモで多くの死傷者が出れば、米国は重い制裁に動かざるを得ない。

民主主義と地政学上の利益がぶつかり合うとき、どちらを優先すべきなのか。国際社会に、ミャンマー情勢は古くて新しい難題を突きつけている。

そこでまず踏まえるべきなのは、人権外交は正義の衣をまといながらも、偽善や二重基準(ダブルスタンダード)と無縁ではないということだ。

米国は長年、絶対王制のサウジアラビアを同盟国として扱い、最新鋭の兵器を売ってきた。中国への対抗上、共産党支配のベトナムとも軍事交流を増やしている。米兵が訴追される危険を嫌い、国際刑事裁判所(ICC)にも加盟していない。

だからといってミャンマーのクーデターを黙認していいという話ではない。強権主義の台頭を阻むため、米国がミャンマー国軍に制裁するのは正しいし、日欧も密に連携すべきだ。ただ、その正当性が完全無欠ではないことも、謙虚に認めるべきだろう。

制裁の効果となると、さらに大きな疑問符がつく。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ミャンマーは2019年、輸出入の両方で中国の比率が3割を超えた。東南アジア諸国では中国への依存度が高い国の一つだ。

10年までの軍政下で、ミャンマーは米欧から制裁を浴びせられた。中国どっぷりの経済体質はその結果であり、今後の制裁は中国の影響力を一段と高めかねない。

ミャンマー国内では中国政府への批判も出ている(13日、ヤンゴンの中国大使館前で抗議する市民)=共同

では、そのような展開を防ぐにはどうしたらよいのか。短期の妙案は見当たらないが、中長期でみれば、希望がないわけではない。東南アジア諸国連合(ASEAN)のうち、中国の「属国」になりたいと思っている国は一つもないからである。

ミャンマーも同じだ。同国軍とパイプを持つアジアの政府当局者は「ミャンマー国軍幹部は内心、中国の影響力が国内に浸透するのを極めて警戒している」と話す。私的な会話では、そうした懸念を漏らすこともあるという。

1960年代から70年代半ばにかけ、中国は反政府武装勢力「ビルマ共産党」をあからさまに支援し、ミャンマーに介入した。同国軍の怒りは消えてはいない。

他の強権国も親中とはかぎらない。ベトナムは海洋問題で、対中強硬の筆頭だ。軍の影響が強いタイ政権もほぼ毎年、東南アジア最大の多国間演習を米軍と開く。

さらに最も親中的とされるカンボジアですら3月に中国と予定していた軍事演習を中止した。新型コロナウイルスへの対応が表向きの理由だが、バイデン政権への配慮との見方もある。

シンガポールのビラハリ・カウシカン元外務次官は指摘する。「強権国家は中国に接近するという見方は、経験則ではなく、イデオロギーにもとづく誤りだ。強権国家が中国に近づくとすれば、米欧や日本から相手にされず、他の選択肢がないときだ」

こうした視点に立つと、米欧日がミャンマーにとるべき対応もおのずとみえてくる。クーデターの代価を国軍に払わせるのに十分な制裁を科す一方で、経済封鎖に近いような制裁は少なくとも現時点では控えることだ。

そのうえで、中国への抵抗力を東南アジア側が強めるのを、助けるべきである。

具体的には「ASEAN諸国が中国への依存を減らせるよう、外交、経済上の選択肢を提供していくことが肝心だ。メコン川流域と、南シナ海で領有権を主張している国々にとっては、特にそうした支援が大切になる」(カウシカン氏)。

タイとラオスの国境となっているメコン川(2019年10月)=ロイター

メコン川では上流の中国が治水や開発の主導権を握ろうと、さまざまな協力構想を東南アジア側に投げる。南シナ海では軍事圧力を強める一方で、ASEAN側と行動規範づくりも進める。

メコン川流域開発には、日米も関与しているが、中国の影響力を中和するにはまだ足りない。ミャンマー制裁というブレーキを踏みながら、協力のアクセルも完全には止めないバランス感覚が必要になる。

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秋田 浩之
長年、外交・安全保障を取材してきた。東京を拠点とし、北京とワシントンの駐在経験も。北京では鄧小平氏死去、ワシントンではイラク戦争などに遭遇した。著書に「暗流 米中日外交三国志」「乱流 米中日安全保障三国志」。

強権国家、親中にあらず 対ミャンマーの視点(2:00)
冷える米中、試される同盟 日本「受け身」は愚策(4日)

WTO新事務局長「ルールの近代化必要」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR15D5F0V10C21A2000000/

『【ウィーン=細川倫太郎】世界貿易機関(WTO)の新事務局長への就任が決まったナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相は15日、オンラインで記者会見し、21世紀の問題に対処できるように「WTOのルールを近代化する必要がある」と語った。電子商取引などデジタル時代に見合ったルールづくりを急ぐ。

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新型コロナウイルスの感染拡大で、企業や個人のオンラインでのサービス利用は飛躍的に拡大した。しかし、WTOには、国境を越えるデータ流通などを巡るルールがない。オコンジョイウェアラ氏は「電子商取引は中小企業(のビジネス)も助ける」として、国際的なルールの策定へ交渉を加速させる考えを強調した。

「自由貿易の番人」と呼ばれるWTOは途上国と先進国、米中の対立などに苦慮し、十分な役割を発揮できていない。オコンジョイウェアラ氏はWTOは「深く広範な改革が必要だ」と指摘。しかし、「加盟国間の信頼が欠けているため、(改革は)容易ではない」とも強調し、各国と対話をしながら解決策を見つけていくとした。

WTOは重要な柱である紛争処理制度が2019年末から機能停止している。米国のトランプ前政権が判決に不満を示し、裁判官にあたる委員の任命を拒否し続けたためだ。オコンジョイウェアラ氏はWTOは「加盟国が貿易紛争の案件を持ち込める世界で唯一の場所だ」などと重要性を訴え、信頼できる制度の復活に全力を注ぐとした。国際協調を重視するバイデン米政権が委員の任命を容認するかに注目が集まる。

「何よりもまず新型コロナの問題に焦点をあてる」とも述べた。特にワクチンの普及は喫緊の課題で、知的財産を保護しながらより多くの国が製造できる体制を整えることなどを課題に挙げた。各国が争奪戦を繰り広げるワクチンナショナリズムは「報われない」と強調した。

WTOのトップ不在はアゼベド前事務局長が20年8月末に退任後、半年近くに及んだ。次期事務局長の選出を巡っては、米国や欧州諸国、中国の意見が数カ月にわたって折り合わず、加盟国の全会一致を原則とする合意形成は難航した。トランプ前米政権は中国が影響力を強めるアフリカ出身者の選出に強く反対し、韓国の候補者を支持していた。

WTOの全164加盟国・地域は15日、臨時の一般理事会でオコンジョイウェアラ氏を新事務局長に選出した。WTOでは初の女性トップで、3月1日付で就任する。

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峯岸博
日本経済新聞社 編集委員・論説委員
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別の視点 日本は貿易秩序の課題やルール作りの提案力や行動力で存在感を示すことが重要です。WTO事務局長選挙で日本から名前が挙がらなかったのはさみしく感じます。本来なら中国に対抗し、自由貿易推進でタッグを組むべき韓国とは、韓国向け輸出管理厳格化の是非をめぐりWTOを舞台に争っています。2019年に韓国の通商交渉本部長として「日本の措置は国際規範に合致しない」とWTOに提訴した責任者が今回の選挙で決戦まで残った韓国の候補者でした。日本政府は冷や汗をかいたと思います。韓国の通商政策は閣僚級の通商交渉本部長を中心に積極的です。日本も体制整備を急ぐべきでしょう。
2021年2月16日 12:06いいね
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鈴木一人
東京大学 公共政策大学院 教授
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分析・考察 これまでトランプ政権が足かせとなり、なかなか進まなかったWTO改革も、バイデン政権になったことで少し明るい兆しが見えてくるようになった。しかし、中産階級のための外交を標榜するバイデン政権が、即座に自由貿易を熱心に推進するということにはならない。国際協調を推進しようとする立場と、国内の雇用を維持する立場で葛藤があるバイデン政権。今後、同盟国や他の加盟国との関係を横目で見ながら政策を調整してくることになるのだろう。
2021年2月16日 11:38いいね
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富士通、早すぎた成果主義 敗北を抱きしめて 富士通 再起動なるか(2)

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『「これまでの延長線ではダメだ。人事を根本から変えないと富士通は変わらない。そのためにジョブ型を導入できないだろうか」

2019年6月上旬、社長就任直前の時田隆仁(58)にこう問われた総務・人事本部長の平松浩樹(55)は肩を震わせた。20年に及ぶ辛酸が脳裏に浮かび一瞬の間が空いた後、「1年でできます。そのために長年研究してきましたから」。平松は叫ぶように答えた。

ジョブ型、上司に告げず研究
そのわずか10…

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そのわずか10カ月後の20年4月、富士通は国内約1万5000の管理職を対象に「ジョブ型雇用」を導入した。日立製作所がジョブ型の導入準備に10年近く費やしたのとは対照的な速さだった。

ジョブ型はポストごとに職務内容や必要なスキルを細かく規定し、最適な人材を充てる雇用制度。欧米では一般的だが、日本企業の多くはメンバーシップ型と呼ばれる制度を導入している。

職務内容が限定されないメンバーシップ型では、社命による異動や転勤といった「ジョブローテーション」を通じて社員を育てる。高度成長期に根付いた新卒一括採用、終身雇用の上に成り立っている制度でもある。

1989年の入社から一貫して人事畑を歩んできた平松は、個人がキャリアを築くのではなく会社に委ねるメンバーシップ型に限界を感じていた。「停滞を打ち破るには社員がチャレンジ精神を持たなければ」と考え、7~8年前から上司に告げず、ジョブ型の研究を進めてきた。きっかけは社内でタブー視されている過去の出来事にあった。

混乱招いた93年の「成果主義」

富士通は93年、日本の大企業で初となる米国流の「成果主義」を管理職に導入した。その前年度に最終赤字に転落したことを受け、年功序列ではなく実力主義で社員を評価するよう改めた。98年には全社員を対象に広げたが、現場は混乱に陥った。

「従業員が働かないからいけない」と語り社員の反発を招いた秋草直之元社長㊨(写真は2001年8月の記者会見)

「従業員が働かないからいけない。毎年、事業計画を立て、その通りにやりますといってやらないからおかしなことになる」。当時の社長、秋草直之(故人)が経済誌のインタビューで、低迷の原因が社員にあるかのように発言した。「こんな会社潰れてしまえ」。この発言を受けて社内のイントラ掲示板は荒れに荒れた。

社員の反発を収拾するため、01年に結果だけでなく目標達成に向けたプロセスも評価するよう制度を改めた。だが低迷からは脱せず、02年3月期の最終損益は3825億円の赤字となった。04年には次の社長の黒川博昭(77)が「部分最適化が起き、成果主義の誤解につながったのが富士通を弱くした」と社内で釈明し、ここに鳴り物入りで始まった米国流成果主義は一敗地にまみれた。

やる気喪失「分かりきっていた」

なぜ富士通の成果主義は失敗したのか。当時、営業社員の人事を担当していた平松は「現場と人事の間で埋めがたい温度差を感じた」と振り返る。

同じ頃、平松の8期下の人事担当だった城繁幸(47)はもっと辛辣だ。「年功序列には手を加えず形だけ成果主義を導入したからだ。若手を中心にやる気がなくなるのは分かりきっていた」

成果主義では半期ごとに上司と面談し、目標達成を上からSA、A、B、C、Eの5段階で評価する。だが実態はAが2割、Bは5割と評価の分布比率が事前に決められており、事業部長らが参加する「評価委員会」が機械的に評価を割り振っていた。

流通系システム営業を担当する若手社員は売り上げ目標を達成したが、5回続けて最終評価でAからBに下げられた。評価に関するフィードバックもない。上司に確認すると、「そんなこと言われても評価委に出ていないから分からない」と素っ気なく言われたという。

管理職9割が「A」以上

社内では公表されなかったが、一般社員と異なり、管理職の9割近くは自動的にA以上の評価を受けていた。城は「降格制度がなかったのも問題だった」と指摘する。管理職は降格の不安がなく何もしなくても自動的に高評価を得られる。頑張って目標を達成しても正当に評価されないと知った若手はやる気を失ってしまう。

負のスパイラルに陥った結果、簡単に達成できる目標だけを掲げ、長期にわたるプロジェクトや裏方の仕事に手を挙げる社員が減った。03年には十八銀行など地銀3行の基幹系システムを共同化する事業で、富士通は開発契約を解除された。開発の遅れによる2度の稼働延期が原因だった。富士通はこの時期、他の金融機関や自治体からも同様の契約解除、指名停止を相次ぎ受けた。

「このままではダメだと、いくら上司にかけあっても変わらない」。失意の城は富士通を退職。04年に執筆・出版した、成果主義の失敗を描いた『内側から見た富士通』はビジネス書では異例の25万部を売り上げた。

改革「絶対成功させてくれ」

人事部の先輩に改革を託された平松氏はジョブ型の研究を続けてきた
平松は富士通にとどまった。「やる気のある社員を評価する成果主義という理念自体は正しい。でもやり方が間違っていた」。成果主義を定着させる前に年功序列を変えないといけない。職務に人や報酬がひも付くジョブ型がカギを握るのではないか。

漠然とそう考えていたところ、13年に国内と海外のポストを統一化する計画が持ち上がった。ジョブ型を導入する絶好のチャンスと上司にかけ合ったが、「日本企業には日本人に合った仕組みがある」と突き返された。

「人事部が富士通低迷の元凶」などと陰口をたたかれながら、それでもめげずにジョブ型の研究を続けたのには理由がある。93年当時、成果主義導入を指揮した人事部の先輩から改革を託されたからだ。「俺たちはどれだけ悪口を言われてもいい。でも絶対に成功させてくれ」。敗北にまみれたバトンを今、握りしめている自分だからこそできることがある――。平松はそう信じている。

現在、人事コンサルタントとして活躍する城に、最近の富士通について尋ねるとこうつぶやいた。「何をしても変わらないと諦めていた。けど、ひょっとしたら今回は本気なのかもしれない」

=敬称略、つづく

ワクチン接種ようやく始動 17日から、欧米に2カ月遅れ

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF142CT0U1A210C2000000/

 ※ やっと、第一歩だな…。

 ※ 厚労省の「ブイシス」なるものも、稼働するらしい…。うまく、機能してくれるといいんだが…。

 ※ ワクチン供給先との交渉・情報入手…、全体の戦略の企画・立案…、各自治体への情報提供…、それを受けての各自治体側のシミュレーション及び予行演習…。

 ※ 自治体側も、各都道府県→中核市→市町村…と別れている…。これに、それぞれの医師、看護師、保健所職員、自治体職員がいて、それを束ねる医師会、看護師団体、県知事、市町村長なんてものがある…。中間には、局長・課長なんてものもいる…。

 ※ そういうものが、一丸となって「職務遂行」していくわけだ…。一大オペレーションだ…。

 ※ 企画・立案部隊が、「大体のところ」を考えて、「大まかな作戦」を立案する…。しかし、到底、初手から「使えるもの」であるはずがない…。

 ※ 「やってみて」「実際に動いてみて」不具合・修正すべき点が、山ほど生じる…。そこが、キチンとフィードバックされて、修正され、その修正がまた、キチンと末端の実働部隊まで降りてくるようになっているかどうか…。

 ※ こういう、「走りながら、考える。」「考え、修正しては、また、走り出す。」というオペレーションで要求される「人材」像を考えてみた…。

 ※ それは、「自分に振られた役割」をキチンとこなすだけでは、足りないだろう…。「他人の役割」「他の部署の役割」も、「ある程度把握していること」が要求されるだろう…。できれば、「眼前の役割」の「全体構造」の中での「位置付け」が、ある程度「分かっていること」が要求されるだろう…。

 ※ よく聞いた話しが、ある…。

 ※ 戦闘激化で、部隊の指揮官が倒れることがある…。弱い部隊は、「頭(かしら)」を失うと、もはや「一兵卒」どもは、何をしたらいいのか、どう動いたらいいのか分からずに、右往左往し、機能しなくなる…。

 ※ しかし、「強靭な部隊」は、直ちに「副官」が立ち、平然と「指揮をとり続け」「従前同様に、機能する」…。「一兵卒」どもも、落ち着いてそれに従う…。

 ※ そういう「強靭な部隊」に、なっていればいいんだが…。

 ※ 案外、日本人の「組織」は、こういう「走りながら、考える。」「考えながら、走り続ける。」ということに、苦手なところがある…。

 ※ よく聞くのは、「国が、キチンと細部まで、詰めてくれ。」「ちゃんと、決まっていないと、動きようがない。」という声だ…。

 ※ 気持ちはわかるが、ちょっと待ってくれ…。「細部まで、キチンと把握している人」なんか、どこにもいないんだ…。それを、アンタが、これから「走りながら、考えて、詰めて」行くんだ…。
 
 ※ それこそが、アンタに「振られた役割」なんだ…。

『新型コロナウイルスワクチンの国内での接種が17日、欧米に2カ月遅れて始まる。医療従事者から着手する。臨床試験で発症予防効果が確認されており、経済の回復を後押しできる可能性がある。円滑な普及には、デジタル化した流通や履歴管理のシステムを有効活用できるかが問われる。

厚生労働省は14日、米ファイザーのワクチンを承認した。16歳以上が対象で、3週間間隔で2回注射する。臨床試験のデータなどから発症を予防する効果があると確認した。偽薬との比較試験で95%の有効性があった。

急ピッチの開発でデータが不十分な面もある。効能などを示す添付文書は「予防効果の持続期間は確立していない」と注意を喚起している。

副作用は接種部位の痛みや疲労が半数以上で出ているが、大部分は数日以内に消える。米疾病対策センター(CDC)によると、重症化すると命にかかわるアレルギー症状のアナフィラキシーは20万回に1回程度だ。

英国や米国は2020年12月に承認し、接種を始めた。日本は2カ月遅れとなる。予防接種法に基づく臨時接種で「疾病のまん延予防上緊急の必要」があるとして妊婦を除き努力義務を課す。罰則はない。国費でまかない、無料で受けられるようにする。期間は22年2月までを想定する。

17日、国立病院機構などの100病院でコロナに対応する医師や看護師らから始める。政府高官は15日「2万人近くになる見通しだ」と話した。

3月に医療従事者370万人に広げる。千葉県は対象者を19万人超と見込み、約280会場を選んだ。会場となる医療機関からは「対象者数が把握できず体制作りが難しい」と困惑の声も出る。

コロナ患者を受け入れている病院が多く負担軽減も課題だ。遅れが出れば後の日程に影響する。4月からは65歳以上の高齢者3600万人に打ち始める。その後、延べ300万人で接種後の健康状態の調査も実施する。

カギは効率的な接種体制の構築だ。15日にはワクチンの流通を管理する厚労省のシステム「ブイシス」が本格稼働した。国が都道府県経由で市町村に配り、市町村が各会場に割り当てる。その配備や在庫の状況を常時把握できるようにする。会場検索や予約状況の確認用のサイトもつくる。

政府は接種履歴を管理する別システムも4月までの稼働をめざす。マイナンバーの活用も可能とし、転居なども容易に捕捉できるようにする。

1億人超が対象となる巨大事業で安全と効率を両立できるか。失敗続きの日本のデジタルトランスフォーメーション(DX)が改めて試される。

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