福島沖地震の影響続く ルネサス、被害確認で操業停止 IHIも福島の工場停止 イオンは一部店舗を再開

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 ※ ちょっと地震があると、旧電力関係でもこの通りだ…。

 ※ それでも、長年のノウハウ、保守・点検ネットワークを保有しているから、何とか対応できている…。

 ※ これが、太陽光発電、風力発電なんかの「クリーン・エネルギー」「新電力」だったら、どうなるんだ?

 ※ そういう「災害」対応の「対応力」は、備わっているのか?

 ※ 「脱炭素だ!」「グリーン・エネルギーだ!」「EVだ!」と声高に叫んでいる向きは、そういうことを、よくよく考えたらいい…。

『13日夜に発生した福島県沖の地震で、ビジネスへの影響が続いている。平日となった15日もイオンの一部店舗や三井化学の石油化学コンビナートなどは営業や稼働を見合わせている。ルネサスエレクトロニクスも工場の安全を確認中だ。各社の拠点停止が長期化すれば被災地に限らずサプライチェーン全体に影響が広がる恐れもある。

ルネサスは15日昼、主力の那珂工場(茨城県ひたちなか市)の操業を停止している。13日夜に福島県沖で発生した地震を受け、クリーン…

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13日夜に福島県沖で発生した地震を受け、クリーンルーム内の安全や装置や製品の状況確認を続けている。同工場は車載半導体の主力工場で、操業停止が長引けば世界的に不足が続く車載半導体の供給に影響が出る可能性がある。

那珂工場は13日の地震後に一時的に停電があり、安全のために操業を停止した。14日朝からクリーンルーム内の状況確認を進め、工場の再開時期などを詰めている。同工場は2011年の東日本大震災で被災した際にクリーンルームや装置が損壊。3カ月程度操業を停止し、自動車生産に大きな影響が出た。

ルネサスは世界的な車載半導体不足を受け、台湾積体電路製造(TSMC)など外部に委託していた半導体の一部を自社生産に切り替えた。同工場では20年10月に旭化成のグループ会社の工場火災で生産が滞っている半導体の代替生産の準備も進めている。操業停止が続くと、自動車生産への影響が広がる可能性がある。

 地震の影響で水浸しとなったJR福島駅構内で、水をかき出す駅員=14日午前0時30分ごろ

小売りではイオンが福島県と宮城県の「イオン」「イオンタウン」などのグループ8店を14日に続いて15日も休業する。館内の天井板がはがれたり、スプリンクラーが損傷したりして水漏れが起きるといった被害があり、安全確認を優先する。イオンモール名取(宮城県名取市)は同日営業を再開した。

一方、営業再開の動きも広がる。セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカドーは郡山店(福島県郡山市)の営業を15日午前11時に再開した。セブンイレブンも商品の落下などで一時的に東北地方の数店舗が休業したが、14日夕方までに営業を再開済みだ。ファミリーマートも14日朝時点で約60店が休業していたが、同午後5時時点でほぼすべての店舗で営業を再開した。

外食ではすかいらーくホールディングスで福島、宮城県内の商業施設内にあるビュッフェ業態など2店舗とも15日に通常営業を再開する予定だ。ゼンショーホールディングスは福島、宮城県内の「すき家」の3店舗が休業し、うち1店が15日に再開した。福島の一部店舗で水道水が濁っており、そのほか調理設備などが一部損傷している。

IHIの相馬事業所(福島県相馬市、2019年)

平日となった15日に本来なら稼働するはずの工場で操業を見送る動きもある。IHIは航空機エンジン部品などを手掛ける相馬事業所(福島県相馬市)の電力設備に異常があり同日の操業は見送る予定だ。

産業全体への影響が大きい素材でも影響は続いている。三井化学は石油化学コンビナートを形成する市原工場(千葉県市原市)の稼働が停電の影響で止まっている。停電は解消したが、立ち上げに10日~2週間程度かかる見込み。同工場では基礎化学品のエチレンや、日用品や自動車部品に使われる樹脂製品を生産する。在庫などもあるようだが、出荷への影響を確認している。

ほかにJFEスチールは特殊鋼を製造する仙台製造所(仙台市)で一部設備の稼働を、日本製紙も印刷用紙などをつくる石巻工場(宮城県石巻市)と岩沼工場(同岩沼市)の稼働をとめている。

半導体関連では信越化学工業が基板となるシリコンウエハーを製造する子会社の信越半導体白河工場(福島県西郷村)の稼働を停止した。停電など工場に大きな被害は確認されておらず、14日から安全を確認できた設備から順次稼働を再開をしている。供給への影響は精査中という。

東北電力は新仙台火力発電所(仙台市)3号系列が一時自動停止した

電力では東京電力ホールディングスと中部電力が出資するJERAは広野火力発電所(福島県広野町)の5、6号機を稼働を停止している。東北電力は地震の影響を確認するため、原町火力発電所(同南相馬市)1、2号機と、仙台火力発電所(宮城県七ケ浜町)の4号機を停止している。代替電源として停止していた東新潟火力発電所(新潟県聖籠町)の港1、2号機や秋田火力発電所(秋田市)の4号機を稼働させた。

出光興産は千葉事業所(千葉県市原市)で原油精製の基幹装置である「常圧蒸留装置」が停電の影響で停止したが、損傷はなかった。供給も在庫で対応するので現時点で影響は見込んでいない。