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『【北京=多部田俊輔】中国の国家宇宙局は10日、初の火星探査機「天問1号」が火星の周回軌道に入ることに成功したと発表した。5、6月に着陸を計画している。これまでに米国だけが成功した火星での軟着陸と探査を実現し、「宇宙強国」をアピールする狙いだ。
天問1号は2020年7月に大型ロケット「長征5号」に搭載されて海南省の文昌宇宙発射場から打ち上げられた。…
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今年は中国共産党の結党から100年を迎える節目の年で、習近平(シー・ジンピン)指導部は火星探査成功で国威発揚も狙う。
火星探査を巡っては、日本の種子島宇宙センターから三菱重工業のロケット「H2A」によって打ち上げたアラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機も9日に火星の周回軌道に入ったばかり。米国の火星探査機も近く火星の周回軌道に入るとみられる。