シンガポール首相夫人、テマセクCEOを退任へ

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM093A20Z00C21A2000000/

『【シンガポール=中野貴司】シンガポールの政府系ファンド、テマセク・ホールディングスは9日、ホー・チン最高経営責任者(CEO)が10月1日付で退任すると発表した。ホー・チン氏はリー・シェンロン首相の妻で、2004年以来、17年間にわたってCEOを務めてきた。後任には投資部門のテマセク・インターナショナルのジルハン・サンドラセガラCEOが現職と兼務で就く。

ホー・チン氏は在任中、運用資産を900億シンガポールドル(約7兆1千億円)から3.3倍の約3千億シンガポールドル超に引き上げた。国内中心だった投資先のグローバル化も進め、アリババ集団や騰訊控股(テンセント)など中国向けの投資は全体の約3割を占めるまでになった。リム・ブンヘン会長は9日、「政府系企業の受動的な所有者から国際的に認知される投資家にテマセクを変革した」とホー・チン氏の功績をたたえた。

テマセクはシンガポール・テレコムやシンガポール航空、DBSグループ・ホールディングスなど国内大手企業の大株主で、運用益を配当などによって国庫に還元している。国策上重要なファンドのトップを首相夫人が長年務めていることに対しては、野党などから「透明性、独立性に欠ける」との批判も出ていた。ホー・チン氏は9日の声明で「(後任の)ジルハン氏がテマセクを今以上の存在に変革することを確信している」などと述べた。

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 ※ シンガポールにおける「リー一族支配」に対しては、こういう批判的な論調もある…。

 ※ 確か、「文化財の管理」も、「一族支配」じゃなかったか…。

コロナで垣間見えるシンガポールの外国人搾取
:中国のモデルとなったシンガポールの独裁の政策
新井聖子
(慶應義塾大学SFC研究所 上級所員)
2020.06.08
http://world-economic-review.jp/impact/article1775.html