トランプ政権の「功績」とは!?

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/22081?page=2

 ※ オレ自身は、イアン・ブレマー氏も、「ユーラシア・グループ」も、相当に「うさんくさい」人物、組織だと思っている…。

 ※ しかし、彼の「トランプ氏は、原因ではない。結果だ。」という見解は、卓説だった…、と評価している…。

 ※ もの事は何でも、「現象」は、必ずや「依って来たる基盤・構造」から生じている…。

 ※ 「トランプ現象」「トランプ主義」なるものも、米国の国際経済・国際政治の中で置かれている「立場」「構造」から生じたものだ…。

 ※ そこを、解析・分析しないと、表面上生じている「現象」の「意味するところ」、その「真の姿」を捉えることは、できない…。

 ※ そして、そういう「構造」が変化していない限り、指導者がトランプ氏からバイデン氏に変わったとしても、そこに働く「力学」は、変化するものじゃないんだ…。

『しかし、アメリカ大統領が「異端」のトランプから「良識派」のバイデンに代わり、世界は本当に国際協調の方向に向かうのか?

『NEW RULES ― 米中新冷戦と日本をめぐる10の予測』(ダイヤモンド社)
「そうはならない」、むしろ「トランプ政権が開始した“自国ファースト”時代が到来する」というのが、私がこの正月に読んだ酒井吉廣著『NEW RULES ― 米中新冷戦と日本をめぐる10の予測』(ダイヤモンド社)( https://www.amazon.co.jp/NEW-RULES-%E7%B1%B3%E4%B8%AD%E6%96%B0%E5%86%B7%E6%88%A6%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B10%E3%81%AE%E4%BA%88%E6%B8%AC-%E9%85%92%E4%BA%95-%E5%90%89%E5%BB%A3/dp/4478110336/ref=sr_1_1?dchild=1&keywords=NEW+RULES&qid=1612341074&sr=8-1 )の主張である。』

『本書は昨年10月(アメリカ大統領選挙の前)に刊行された。著者の酒井氏は日本銀行出身で、欧米や中国の金融業界を経て、ワシントンの共和党系シンクタンクで働いた人。

 日本国内の情報がCNNなど民主党寄りに偏っているため、共和党寄りの立場から「世界の新しいルール」について論じたのだ。』

『グローバル経済に置き去りにされた白人労働者層を支持基盤にしたトランプは、本音の「アメリカ・ファースト」政策を掲げた。

 国境の壁(不法移民への対策強化)、自国利益優先の貿易交渉、米軍配置の見直し、同盟国への相応の負担要求などである。

 公約に掲げたこれらの政策を、トランプ政権は「孤立主義」「白人至上主義」と非難されても、愚直なまでに曲げなかった(曲げるより、反対する閣僚を次々と罷免した)。

 一例が、トランプが大統領就任直後に表明したTPP(環太平洋パートナーシップ協定)離脱だが、多国間より2国間協定の方がアメリカに有利と判断し、白紙に戻したのだ。クリントン政権が締結したNAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉も同様だ。アメリカの雇用喪失につながると自国寄りの条件を追加し、カナダ・メキシコと新協定を結んだ。

 こうした政策が功を奏し、新型コロナウイルスの感染が拡大するまで、トランプ政権のアメリカは歴史的な低失業率を実現し、経済成長率の高さと株価上昇を謳歌した。

 コロナの問題がなければ、「トランプの大統領再選は確実」と予測されていたのだ。』