米、ミャンマーのクーデターを認定 政府向け援助制限へ

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN02DX00S1A200C2000000

『【ワシントン=中村亮】米国務省高官は2日、記者団に対して、ミャンマー国軍による権力掌握を「クーデター」と正式に認定したと明らかにした。認定を受けて、ミャンマー政府に対する援助を制限する見通しだ。政府向け援助の規模は「非常に小さい」といい、国軍に圧力を強めるには国際社会との協力がカギを握る。

【関連記事】
ミャンマー国軍、行政評議会を設置 選管や中銀総裁指名
安保理、ミャンマーのクーデターで声明見送り 協議継続
Facebook、ミャンマー国軍系テレビのページを停止
ミャンマー、軍政回帰の危機 試される国際社会
デンソーやユニ・チャーム、ミャンマー工場停止

国務省高官は「我々よりも国軍と緊密に接触している国がいることに感謝したい」と語った。第三国を通じ、国軍に対して事実上の政府トップのアウン・サン・スー・チー国家顧問らの解放を要求している可能性がある。クーデターへの対応で緊密に連絡を取り合っている国として日本とインドをあげた。

オバマ政権は2011年以降、ミャンマーに対する制裁を段階的に緩和して民主化を後押ししてきた。ミャンマーが軍政へ回帰することについて「米国の政策が失敗したのか」と問われて、高官は「市民社会がより開かれ、若者の機会が増えた」と指摘。「現在のミャンマーは10年前とは大きく違う」とも語り、失敗との見方を否定した。

多様な観点からニュースを考える
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

秋田浩之のアバター
秋田浩之
日本経済新聞社 本社コメンテーター
コメントメニュー

別の視点 「我々よりも国軍と緊密に接触している国がいることに感謝したい」。米国務省高官はこう明かし、他国の協力を得てミャンマー国軍に接触していると説明しました。この「他国」の1つが日本であることはほぼ、間違いないでしょう。
日本は援助を通じ、ミャンマーに長年のチャネルを築いています。むろん、日本が説得したところで、ミャンマー国軍がクーデターをやめるとは思えません。そうなればバイデン政権は次の段階として、米制裁への協調を要請してくる可能性があります。バイデン人権外交とどう連携するか、日本は早くも試されます。
2021年2月3日 8:39いいね
19

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

有料会員に登録する
https://www.nikkei.com/r123/?ak=https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Farticle%2FDGXZQOGM010QT001022021000000&n_cid=DSPRM1AR07

無料会員に登録する
https://www.nikkei.com/r123/?ak=https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Farticle%2FDGXZQOGM010QT001022021000000&n_cid=DSPRM1AR07#free

ログインする
https://www.nikkei.com/login