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『【ジュネーブ=共同】組織的なドーピング問題でロシア選手団が東京五輪・パラリンピックから除外されることが2日、確定した。処分期間を当初世界反ドーピング機関(WADA)が科した4年から2年に短縮したスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定について、ロシア側、WADAの双方ともスイス連邦最高裁に上訴しなかった。
国旗や国歌の使用が禁じられるが、違反歴や疑惑がない選手は個人資格での出場が認められる。処分期間は来年12月までで、北京冬季五輪や各競技の世界選手権も対象となる。
WADAは2日発表した文書で、処分を軽減したCASの裁定に「失望した」と強調。しかし、最高裁の審議は陪審員の構成など手続き上の問題に限定するため、裁定が覆る可能性は低いと判断して上訴しなかった。
ロシア反ドーピング機関(RUSADA)は先月下旬に上訴しない方針を示していた。
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