ミャンマー軍が新閣僚を任命 スーチー氏は自宅軟禁

https://www.cnn.co.jp/world/35165891.html

『(CNN) ミャンマーの国家権力掌握を宣言した国軍は1日、閣僚らの解任を発表し、新たに後任を任命した。与党・国民民主連盟(NLD)によると、アウンサンスーチー国家顧問は自宅に軟禁されている。

同国ではインターネット接続や通信網が断たれ、銀行が閉まり、最大都市ヤンゴンの街を兵士らが巡回している。テレビは国軍のチャンネル以外、放送が途絶えた。

国軍はこのチャンネルを通して、政府の正副大臣24人を解任したと発表し、新政権の閣僚として11人を任命した。

実権を与えられたミン・アウン・フライン国軍総司令官の事務所は、選管を再編成し有権者名簿を精査したうえで総選挙をやり直すとの方針を示した。

フェイスブック上ではNLDの公式ページに、スーチー氏を名乗る声明が掲載された。「国軍の行動はわが国を独裁下に後戻りさせる動きだ」と非難し、「国民にはこれを容認せず、軍のクーデターに全力で抵抗することを強く求める」と呼び掛けている。

スーチー氏は1日朝に拘束されてから姿を見せていない。声明はスーチー氏の名前で結ばれているが署名はなく、本人が拘束下で声明を出すことができたのかどうかは明らかでない。

与党によると、アウンサンスーチー氏は自宅に軟禁されているという/Suhaimi Abdullah/Getty Images

NLDの報道官によれば、同氏は公邸に軟禁されている。敷地内を歩き回るなど、健康状態は良好だという。

米国はミャンマー国軍に対して、権限をただちに放棄して拘束者を解放するよう求めた。バイデン大統領は声明で、ミャンマーの民主化に合わせて進めてきた制裁解除をただちに見直す必要があると指摘。国際社会は国軍の権限放棄を求めて圧力をかけるべきだと述べた。

国連安全保障理事会は2日午前に非公開会合を開き、ミャンマー情勢について協議する。』