https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE2850J0Y1A120C2000000/
※ 電話協議してもらえるだけ「ありがたい」と、思わんとな…。
※ 世界には、「後回し」にされてる国が、多くある…。
※ ざっとネットで拾ったところでは、電話協議した国は
カナダ、メキシコ、英、仏、独、露、日…、と言ったところのようだ…。
※ それ以外の、その他大勢組は、これからゆっくり取り組むんだろう…。
『午前0時47分――。バイデン米大統領と菅義偉首相の初の電話協議は28日未明から始まった。首都ワシントンと東京の時差は14時間。ワシントンは前日の午前10時47分だ。外交は会談や協議の順番それ自体がメッセージになる。
同盟国の日本にしてみれば、アジアで最初の電話協議という位置を確保し、強固な日米同盟関係をそんな点からも世界に発信したかったのだろう。
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一方でこの午前0時47分という時間は…
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一方でこの午前0時47分という時間は別の断面も浮かび上がらせる。歴代大統領と日本の首相の最初の電話協議は日本時間で朝から昼までの間に始まる傾向がある。日本の午前中の常識的な時間に合わせるとワシントンは夜遅くになる。今回との違いが示すものは何か。
ホワイトハウスの空気である。それは新型コロナウイルス禍という事情もあって、ホワイトハウスが78歳のバイデン氏の体調管理に細心の注意を払っている様子だ。トランプ前大統領がホワイトハウスの自室で未明までテレビ番組をみながら自らを批判するコメンテーターらに激怒し、ツイートしていた姿とは対照的である。
今回の電話協議の時間が急きょ、決まり、日本側の動きが慌ただしかったことも、ホワイトハウスの雰囲気を感じさせる。
ワシントンとは夏時間で13時間、冬時間で14時間の時差がある。安倍晋三前首相とトランプ氏の電話協議はワシントンの夜、東京の翌朝になる例が多かった。もっとも遅かった電話協議は日本時間の午後11時すぎだ。
首相とバイデン氏の電話協議はコロナ対策や脱炭素を含む気候変動問題での緊密な協力で一致した。米軍の日本防衛義務を定めた日米安全保障条約5条についても沖縄県・尖閣諸島に適用すると改めて確認し、盤石な日米関係を印象付けた。
それだけに緊急時や外遊中ならともかく、大統領就任後の最初の電話協議が日本時間の未明という異例さが浮き立った。(直)