https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR2801D0Y1A120C2000000
『【パリ=白石透冴】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は27日、東京五輪・パラリンピックでの新型コロナウイルス対策をまとめた手引きを2月上旬にも公開すると発表した。入国した選手の自主待機期間や、感染の検査頻度などを含む可能性がある。東京五輪を予定通り開催する意向も重ねて強調した。
理事会後の記者会見で「手引きは各国のオリンピック委員会に2月上旬に提示する。中身は必要に応じて見直す」などと語った。
東京五輪開催を危ぶむ声に対しては「我々は『開催するかどうか』ではなく、『どう開催するか』という問いに集中している。臆測が選手を傷つけている」と述べ、中止を否定した。
米フロリダ州が日本の代わりに開催する構想を抱いていることが明らかになっているが「別の都市での開催は不可能だ」と語った。無観客での実施となる可能性は「答えられない。我々が優先するのは安全な五輪だ」とした。
IOCは出場選手のワクチン接種について、義務付けはしないものの推奨すると発表している。バッハ会長は「発表は全ての国に向けられたものだ」と説明し、日本人選手も対象となるとの認識を示した。日本はワクチンの準備で出遅れており、選手が接種を受ける態勢が整うかには不透明さもある。
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