https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR26E140W1A120C2000000
※ 「透明性」と言われてもな…。
※ 米台関係においても、分かる通り、世界は「密約」で満ちている…。日米の、「核密約」も然りだ…。
※ そういう、表には出てこない「裏の情報・関係」を、探り合うのが、「国際関係」と言うものだ…。
※ そういう、「探り合い」に後れを取った方が、「負け」ということだ…。
※ まあ、メルケルあたりだと、重々承知の上で、言っているんだろうが…。
※ ただ、首相退任は決まっているんで、入ってくる「情報」が、絞られて来ている可能性はあるな…。
『【ベルリン=石川潤】ドイツのメルケル首相が26日、世界経済フォーラム(WEF)のオンライン会合「ダボス・アジェンダ」で講演した。前日に中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が米国の自国第一主義に反対する立場を強調したことに対し、「公平な多国間主義には透明性が必要」とやんわり注文を付けた。
メルケル氏は講演を一通り終えた後、司会者の問いに答える形で多国間主義について語った。メルケル氏はまず、習氏とは多国間主義を支持するという点で「一致している」と述べた。そのうえで「一致できていないのは、社会モデルが異なる場合に、それがどういう意味を持つかだ」と問題を提起した。
公平な多国間主義に欠かせないものとして、メルケル氏は「透明性」を挙げた。互いの国でルールに基づいた取引が行われているか、不公平が生じていないかを評価するための透明性があって初めて、多国間主義が成り立つという考え方だ。
さらに「個人的には(米中による)ブロック化にならないことを祈っている」と述べた。米国と中国を中心にグループを作るということは、利害が異なる欧州にとって受け入れがたい。世界の分断を進めていくことには「賛成できない」と語った。
メルケル氏の発言はドイツの難しい立場を映している。米国とは同盟関係にあり、価値観も共有しているが、経済は中国に大きく依存している。香港やウイグルなどの人権問題を抱える中国と今後どう付き合っていくかは重い課題だ。
メルケル氏は25日、バイデン米大統領と電話会談し、コロナ危機を克服するための国際協力の強化などを話し合ったばかりだ。感染が落ち着き次第、ドイツを訪問するようにバイデン氏に求めていた。
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