中国・全人代代表らにワクチン接種 3月開幕に備え警戒

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM216EZ0R20C21A1000000

『【北京=羽田野主】3月上旬に北京市で開幕する中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)と国政助言機関である全国政治協商会議(政協)に向けて、代表らのワクチン接種が始まった。全人代には習近平(シー・ジンピン)国家主席も出席する予定。新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込む習指導部の強い意欲がうかがえる。

香港メディアによると、香港の全人代代表や政協委員の一部はすでに1回目のワクチンを接種した。香港…

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

残り682文字

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

有料登録する
https://www.nikkei.com/r123/?ak=https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Farticle%2FDGXZQOGN16C7X016122020000000&n_cid=DSPRM1AR08

無料登録する
https://www.nikkei.com/r123/?ak=https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Farticle%2FDGXZQOGN16C7X016122020000000&n_cid=DSPRM1AR08#free

ログインする
https://www.nikkei.com/login

香港紙の明報は香港の全人代代表(36人)のうち、8割が接種を申し込んだと伝えた。香港では中国製のワクチンが未承認のため、深圳まで出かけて接種しているという。

北京市の著名な病院に勤める医療関係者は「全人代代表と政協委員は会議に出席するにはワクチンを受ける必要がある」と話す。主要国の国会や議会の関係者らが一律にワクチンを接種するのはまだ珍しいとみられる。

全人代と政協は「両会」と呼ばれ、約3000人の全人代代表と約2000人の政協委員が地方から一斉に北京市に集まる。約2週間の会期中、人民大会堂で国の政策を議論するため「密」になりやすい。ワクチン接種は一連の会合に同席する習指導部への感染を防ぐ狙いもあるとみられる。

中国製ワクチンは2回の接種が必要で、2回目の接種には14~28日の間隔を空ける必要があるとされる。全人代の代表らは北京市で隔離も予定しており、早い段階で1回目の接種を済ませておく必要があるとみられる。

中国は全国でワクチン接種を加速している。中国メディアによると、1月20日までに全国ですでに1500万回分が接種された。

なかでも接種に力を入れているのが北京市だ。19日までに人口約2100万人のうち、重点対象となっている医療関係者や公安(警察)、税関職員など感染リスクの高いとされる約190万人が1回目の接種を終えた。2月8日までに2回目の接種を済ませる計画だ。

北京市の隣の河北省ではコロナの感染者が連日確認されており、北京市でも健康QRコードの確認を徹底するなど感染拡大への警戒を強めている。全人代代表らのワクチン接種は「首都防衛」の意味合いも大きい。

この記事の英文をNikkei Asiaで読む https://asia.nikkei.com/Politics/China-rushes-to-vaccinate-delegates-ahead-of-national-congress?n_cid=DSBNNAR
Nikkei Asia