北京中心部、全員をPCR検査へ 変異種確認で外出制限

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『【上海=張勇祥、大連=渡辺伸】湖北省武漢市の封鎖から23日で1年を迎える中国で、新型コロナウイルスへの警戒が改めて強まっている。北京市は新型コロナの変異種を確認、市中心部の西城区で住民全員にPCR検査を実施する。北京に隣接する河北省、黒竜江省を中心に、住民の外出制限や都市封鎖の対象人口は4千万人を超えた。

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住民すべてにPCR検査を実施すると発表した北京市西城区は、習近平(シー・ジンピン)国家主席ら共産党指導部が執務する「中南海」が位置する。全国人民代表大会(全人代)を開く人民大会堂もあり、3月の予定通りの開催に向け対策を徹底する。

1月中旬以降、中国における新型コロナの市中感染は1日当たり100人前後で推移する。これとは別に、中国が感染者に分類していない無症状感染者が数十人から100人ほど見つかっている。欧米や日本に比べれば感染は抑制できているが、医療体制が混乱していた20年1~3月に多数の死者が出た経緯があり、政府や住民の危機感は強い。

中国当局が打ち出しているのは徹底的な隔離と行動制限だ。21日午後、上海市中心部の黄浦区にある団地から10台を超す大型バスが相次ぎ出発した。3人の感染が確認されたため、住民全員を隔離施設に移した。感染者が勤務する大学病院では医師、職員全員にPCR検査を実施した。

都市封鎖や住民の出入りを制限した地域は10を超え、対象者は4千万人を大きく上回る。中国政府は2月に控える春節(旧正月)休暇で居住地にとどまるよう呼びかけ、帰省する場合もPCR検査を義務付けた。旅行や帰省を見送る動きが広がるのは確実で、景気回復の足かせになるのは避けられない。