https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM2290V0S1A120C2000000
『【北京=多部田俊輔】モンゴルの与党、モンゴル人民党は22日、前日に総辞職したフレルスフ内閣で官房長官を務めていたオヨーンエルデネ氏を次期首相に指名することを決めた。同氏は若者の人気が高いため、人民党は若返りで支持回復をめざす。
モンゴルでは新型コロナウイルスに感染した出産直後の女性を極寒の中で薄着で施設に隔離したことから、首都ウランバートルで20日に大規模な抗議活動が発生した。同日に副首相や保健相が辞意を表明し、21日にフレルスフ首相が内閣総辞職を表明した。
オヨーンエルデネ氏は1980年生まれ。モンゴル国立大学法学部を卒業し、米ハーバード大学ケネディスクールで行政学修士号も取得している。2016年から国民大会議(国会)の議員を務め、20年の総選挙で勝利を収めて再任したフレルスフ内閣の官房長官を務めていた。
今回の抗議活動を巡っては、今年6月に行われる予定の大統領選を視野に入れた政治的な駆け引きとの見方も浮上している。人民党は若手をトップとする新しい内閣を早期に発足させることで国民の批判に応える姿勢を示す狙いがあるとみられる。
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