地銀、年金受給者向け優遇金利廃止や相談会終了

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『各地の地銀で、年金受給者向けの優遇金利を廃止したり、年金相談会を終了したりする動きが相次いでいる。高齢顧客との接点を持ったり、預金を集めたりする狙いで、地銀は年金受給者向けサービスに力を入れてきた。年金関連でも、時代に合わなくなったり、新型コロナウイルスの影響で継続が難しくなったりしたサービスの見直しが進み始めた。

北洋銀行は1月29日、年金受給者向け定期預金での金利上乗せについて、新規の受け付けを終了す…

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・高齢顧客との接点を持ったり、預金を集めたりする狙いで、地銀は年金受給者向けサービスに力を入れてきた。年金関連でも、時代に合わなくなったり、新型コロナウイルスの影響で継続が難しくなったりしたサービスの見直しが進み始めた。

・北洋銀行は1月29日、年金受給者向け定期預金での金利上乗せについて、新規の受け付けを終了する。同サービスでは、100万円を上限に通常の定期預金より0.1%分、金利を上乗せしてきた。既に契約済みの預金についても、満期を迎えた時点で上乗せを終える。現在の低金利環境を踏まえて年金受給者向けサービスを検討した結果、同じコストを投じるならば認知症や介護保障など向けのサービスに充てる方が顧客ニーズに沿っていると判断した。

・鹿児島銀行も20年9月、年金受給者向けに実施していた貯蓄預金での金利上乗せを廃止した。上乗せ対象の口座数は20年3月末時点で約2万件あるものの、近年は年1000~2000件のペースで減少していた。低金利環境で定期預金の金利を見直しており、貯蓄預金の金利上乗せも廃止することにした。年金受給者向けでは、年金定期預金での金利上乗せは継続する。

・主力店舗で定期的に開いてきた年金相談会を20年12月末で終了したのは百五銀行だ。記録の残る1998年以降、社会保険労務士を招いて年金の受け取りに必要な手続きなどの相談を受け付けてきたが、最近では参加者がピークの3分の1ほどに減っていた。書類作成の簡略化に加え、ホームページで情報を取得するなどして独力で手続きを進める人が増えたためという。顧客が集まることによる新型コロナの感染リスクを避ける狙いもある。

・青森銀行も20年10月末で年金相談会を終えた。社会保険労務士などを呼んで原則毎月開催していたが、新型コロナの影響で、対面の開催の継続が難しくなっていた。相談が必要な顧客には年金事務所などを紹介している。

(塩崎健太郎、久保田泰司、湯浅兼輔、山田伸哉)