ドイツ経済、20年は5%縮小 米金融危機時より傷浅く

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『【ベルリン=石川潤】独連邦統計庁は14日、2020年のドイツの国内総生産(GDP、速報値)が前年比実質で5.0%縮小したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で大幅な落ち込みとなったが、リーマン・ショック後の09年のマイナス5.7%よりも落ち込みは小さかった。

ドイツの実質経済成長率がマイナスとなったのは11年ぶり。製造業は春に供給網(サプライチェーン)が寸断され、工場が相次いで操業停止に追い込まれたのが響いた。サービス業も厳しい行動制限で飲食、宿泊の売り上げが急減。ほとんどすべての分野が新型コロナによって「著しい影響を受けた」(独連邦統計庁)という。

需要面では、家計の最終消費支出は過去に例がない前年比実質6%の落ち込みとなった。政府の最終消費支出は同3.4%増加した。主要国全体で生産と消費が大きく落ち込んだことを受けて、輸出は同9.9%、輸入も同8.6%縮小した。

もっとも、ドイツ政府や欧州中央銀行(ECB)の危機対応などで、ドイツ経済の縮小は金融危機当時よりも小幅にとどまった。ECBの12月の経済見通しによると、ユーロ圏の20年の実質成長率はマイナス7.3%となる見込み。欧州全体と比べても傷は比較的浅いといえる。

政府の経済対策だけでなく、サービス業と比べて影響が小さい製造業を中心とした経済であることも、ドイツが打撃を最小限に食い止める要因となった。イタリアやスペインなどの観光に依存した国との経済の格差がさらに広がる可能性もある。

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