https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN13F0G0T10C21A1000000
『【ニューヨーク=白岩ひおな】米小売り最大手ウォルマートのダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は13日、世界最大のデジタル技術見本市「CES」の基調講演で「新型コロナウイルスの感染拡大下で進んだ消費行動の変化の多くはもう元には戻らないだろう」と語った。
2021年以降も電子商取引(EC)や店頭でのピックアップサービスの需要拡大が続くとして「成長を最大限取り込む準備を整えている」と強調。人工知能(AI)やロボット、高速通信規格「5G」など複数の技術を組み合わせることで「需要を先読みし、何に投資し何を削るかという判断をすることが可能になる」とした。
具体的には、AIによる利用客の買い物データ分析を通じて購入にかかる時間を短縮したり、物流センターでのロボット活用を通じて在庫回転率を改善したりすることが重要だとした。
即日宅配などのサブスクリプション(継続課金)サービス「ウォルマート+(プラス)」をめぐっては「利用者が増えており、配送能力を増強する必要がある」との考えを明らかにした。20年9月中旬に開始したウォルマート+は年会費98ドル(約1万300円)で食品や日用品などの即日宅配を提供しており、アマゾン・ドット・コムの会員制サービス「アマゾンプライム」の対抗軸だ。
初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!
ログインする
https://www.nikkei.com/login 』