分断映す乱入容認論「バイデン氏正統性欠く」8割 米紙調査

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『トランプ米大統領は民主党のバイデン次期大統領への円滑な政権移行を約束したが、共和党支持者の間でトランプ人気はなお強固だ。米紙USAトゥデーなどが2020年12月中旬に実施した世論調査では、共和党支持者の78%が「バイデン氏は正統に選ばれていない」と答える。入手する情報の偏りもあり、トランプ氏の選挙不正の訴えを多くの人が信じる構図になっているようだ。

捜査当局は6日、連邦議会議事堂に不法に侵入した人…

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・捜査当局は6日、連邦議会議事堂に不法に侵入した人物の特定を急いでいる。米紙ニューヨーク・タイムズは極右集団「プラウドボーイズ」の幹部や陰謀論集団「Qアノン」の説を説く有力者、ネオナチ集団のメンバーらが参加したと報じている。ネットに流れた映像では破壊や暴力をいとわない過激な集団が目立つが、中には議事堂内で記念撮影に興じる人々もみられ、かなり幅広い層の支持者が侵入した可能性がある。

・トランプ氏は昨年11月の大統領選挙で7400万票を得た。バイデン氏とは700万票近い差をつけられたが現職の大統領の得票としては過去最多。16年の大統領選に比べても得票を1100万票ほど増やしている。南部州でヒスパニックの得票を伸ばすなど、支持の裾野も広げている。

・議事堂に乱入することの是非については、支持政党間で大きな開きがある。調査会社ユーガブが6日の事件の数時間後に実施したネット調査で議事堂への侵入を「大いに」「ある程度」支持すると答えた人の割合は全体で21%。だが党派別にみると、民主党支持者がわずか2%なのに対し、共和党支持者は45%と「不支持」と答えた43%とほぼ拮抗している。選挙の正統性についての疑念の強さを裏付けている。

・米紙ワシントン・ポストによると、トランプ大統領は7日夕、共和党全国委員会の会合にビデオ出席し「我々の党の支持率は非常に良好だ」などと発言した。

・「米国民の約半数と、その彼らが選んだ議員が、大統領執務室の新しい住人は正統性に欠けるとみなすことになる」。米ユーラシア・グループは今年の世界10大リスクの1位に「注釈付きの第46代米大統領」としてバイデン氏の苦難を予測する。逆風を経ても個人的人気が高水準を保てば、返り咲きを期すトランプ氏の2024年大統領選挙への出馬も現実味を帯びてくる。(ワシントン支局長 菅野幹雄)