トランプ氏、政権移行認める 動画投稿「円滑で確実に」

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『【ワシントン=中村亮、ニューヨーク=宮本英威】トランプ米大統領は7日、米連邦議会が民主党のバイデン氏を次期大統領に正式認定したことを受け、円滑な政権移行に協力する考えを示した。トランプ支持者による米連邦議会議事堂への乱入事件を受けて政権幹部が相次ぎ辞任を表明するなど、トランプ氏離れが加速している。

トランプ氏はツイッターに投稿したビデオメッセージで「新政権が1月20日に発足する。円滑で秩序ある途切…

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・トランプ氏はツイッターに投稿したビデオメッセージで「新政権が1月20日に発足する。円滑で秩序ある途切れのない政権移行を確実にすることに集中していく」と語り、次期大統領としてバイデン氏が認定された結果を受け入れる考えを示した。AP通信は「トランプ氏が敗北を認めた」と報じ、米紙ニューヨーク・タイムズは「トランプ氏が敗北宣言に最も近づいた」と指摘した。

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・トランプ氏は新型コロナウイルスの感染拡大や経済悪化をあげて「20年は国民にとって大変な時間だった」と指摘。「直ちに癒やしと和解が必要だ」と強調し、米国民に結束を呼びかけた。米社会の分断をあおる言動は封印した。

・米首都ワシントンに集まったトランプ氏支持者は6日、民主党のバイデン前副大統領の大統領選勝利を認定する手続き中だった連邦議会の議事堂を約4時間にわたり占拠した。少なくとも4人の死者が出る異例の事態となった。乱入前、トランプ氏は支持者を扇動するような言動を繰り返していた。

・トランプ氏は連邦議会に乱入した支持者について「暴力や破壊行為をした者は我が国を象徴していない」と非難した。トランプ氏に対する共和党や政権内の批判を和らげる狙いがあるとみられる。

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・乱入事件に反発する形で、トランプ米政権幹部が相次ぎ辞任を表明している。チャオ運輸長官は7日、11日付で辞任すると表明した。職員向けの手紙をツイッターで公開し、乱入事件が「私を深く悩ませ、それを脇に置いておくことはできない」と理由を説明した。デボス教育長官も同日辞任を表明した。

・中国などトランプ政権のアジア政策に深く関わってきたポッティンジャー大統領副補佐官(国家安全保障担当)、米国家安全保障会議(NSC)のライアン・トゥリー上級部長(欧州ロシア担当)、米国務省で北アイルランド問題担当特使を務めるミック・マルバニー氏ら、外交に関わる幹部の辞任表明も報じられた。

・メラニア米大統領夫人の首席補佐官を務めていたステファニー・グリシャム氏は6日、ツイッターで辞任を表明した。オブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)やリデル大統領次席補佐官らにも辞任観測の報道が出ている。

・民主党のペロシ氏とシューマー上院院内総務は7日、トランプ氏の即時罷免に向けて合衆国憲法修正25条を発動するようペンス副大統領に求めた。声明で「(暴動は)大統領が扇動した合衆国への反乱行為だ」とつづり、直ちに職を解くよう求めた。ペンス氏が動かなければ「議会は弾劾も辞さない」とも述べた。

・修正25条は大統領が死亡するなどして職務遂行ができなくなった場合の手続きを定めている。副大統領と行政機関のトップの過半数が大統領は執務不能と判断すれば、副大統領を大統領代行に選べる。

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