https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0803T0Y1A100C2000000
『【ニューヨーク=宮本英威】トランプ米政権の幹部が相次いで辞任を表明している。トランプ大統領の6日の演説を受けて、支持者が連邦議会議事堂に乱入する事件が起きたことに反発しているためだ。7日までにチャオ運輸長官やポッティンジャー大統領副補佐官(国家安全保障担当)らが辞意を表明、1月20日に迫る大統領退任を前に辞任の動きがさらに広がる可能性がでている。
チャオ氏は7日、11日付けで辞任すると表明した。今…
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・今回の混乱後、閣僚としては初の辞任表明となった。職員向けの手紙をツイッターで公開し、乱入事件が「私を深く悩ませ、それを脇に置いておくことはできない」と理由を説明した。チャオ氏の夫は共和党上院トップのマコネル院内総務で、共和党に広い人脈を持つことで知られる。
・中国などトランプ政権のアジア政策に深く関わってきたポッティンジャー氏、米国家安全保障会議(NSC)のライアン・トゥリー上級部長(欧州ロシア担当)、米国務省で北アイルランド問題担当特使を務めるミック・マルバニー氏ら、外交に関わる幹部の辞任も相次いで報じられた。マルバニー氏は「今後24~48時間で多くの友人が辞めたとしても驚かない」と述べた。
・メラニア米大統領夫人の首席補佐官を務めていたステファニー・グリシャム氏は6日、ツイッターで辞任を表明した。オブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)やリデル大統領次席補佐官らにも辞任観測の報道が出ている。