英首相、規制強化を示唆 コロナ感染者高止まり

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『【ロンドン=共同】英政府は3日、新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者が5万4990人となったと発表した。ジョンソン首相はBBC放送に出演し「今後数週間でより厳しい措置が必要になるかもしれない」と語り、規制を強化する可能性を示唆した。

従来型より感染力が強いとされる変異種が猛威を振るっており、新規感染者は昨年12月29日から6日連続で5万人を超え、高止まりが続く。今月2日は5万7725人で過去最多を記録。累計感染者数は260万人を上回った。

最大野党労働党のスターマー党首は英メディアに対し、政府の対策の「遅れが問題の根源だ」と主張、早急に全土のロックダウン(都市封鎖)に踏み切るよう求めた。

BBCによると、新型コロナで入院した人は昨年12月28日時点で計2万3千人を超え、昨年4月のピーク時を上回っており、医療体制への影響に懸念が高まっている。

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池上彰
ジャーナリスト・東京工業大学特命教授
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ひとこと解説イギリスはEUから離脱したばかり。そもそも離脱を決めたのは2016年でした。世界の分断の動きが加速し、アメリカでトランプ大統領が誕生した年でもあります。感染症は国境を越えて拡大するので、本来ならば、もっと国々が連帯して対策を取らねばならなかったのですが、EU諸国も自国を守ることに必死になってしまい、EUの弱体化も目立ちました。今日付けの本紙の「池上彰の大岡山通信」でも取り上げましたが、「分断」への取り組みが今年の大きな課題です。
2021年1月4日 13:29いいね
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鈴木一人
東京大学 公共政策大学院 教授
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ひとこと解説イギリスのコロナ対策は町や地域ごとにレベルを設定し、レベルごとに措置が決まっているが、人流を制限する仕組みが弱いため、結局地域ごとの対応の区別にあまり意味がないという批判もある。そのため、全国一律のロックダウンをすべきだという労働党の主張が出ているが、Brexit後のイギリス経済にさらなるダメージになるとしてジョンソン政権は躊躇している。いずれにしても、ジョンソン首相はコロナ対策もBrexitも状況認識の甘さや優柔不断さが目立ち、多くの措置が後手に回っているという印象が否めない。
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