https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM310ZU0R31C20A2000000
『【ソウル=細川幸太郎】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は31日、政権の要となる大統領秘書室長に元科学技術情報通信相の兪英民(ユ・ヨンミン)氏を任命した。約2年間秘書室長を務めた盧英敏(ノ・ヨンミン)氏が30日に辞意を表明したため後任を決めた。要職交代で検察との対立などで混乱する国政の立て直しを急ぐ。
兪氏はソフトウエア技術者としてLG電子に入社し約25年間在籍。鉄鋼大手ポスコ幹部なども歴任し、文政権発足時に科技相となった。産業界出身者を秘書室長に登用するのは珍しいという。
また検察などの法務行政全般に影響力を持つ民情首席秘書官には、検事出身の申炫秀(シン・ヒョンス)氏を任命した。
一方で30日に盧氏らとともに辞意を表明した金商祚(キム・サンジョ)政策室長は留任となった。大統領関係者によると、文氏が「災害支援金給付や感染対策など懸案が多く、政策室長を交代する時ではない」として交代を認めなかったという。
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