https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM010C80R00C21A1000000
『【ソウル=恩地洋介】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は1日付の1面で、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が市民に宛てた直筆の書簡を掲載した。「私は新年も、人民の理想と念願が花開く新たな時代を早めるために力強く闘う」などと記した。例年発表してきた「新年の辞」は掲載しなかった。
金正恩氏の直筆書簡を掲載した1日付の労働新聞(コリアメディア提供・共同)
金正恩氏は書簡で「愛する人民の貴い安寧を敬虔(けいけん)に祈る。変わることなく党を信じ、いつも支持してくれた心に感謝をささげる」とした。労働新聞は合わせて、黒い人民服姿でペンを握る金正恩氏の写真を載せた。
韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮の最高指導者による市民向けの新年書簡は1995年以来だ。
北朝鮮は1月初旬に5年ぶりとなる党大会を開く予定だ。金正恩氏はこの場で対外政策や経済運営を含む今後の施政方針を明らかにするとみられる。
朝鮮中央通信によると金正恩氏は1日午前0時に、故金日成主席と故金正日総書記が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿を訪れた。崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長ら党幹部が同行した。
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