スウェーデン国王、コロナ死者増「我々は対策失敗した」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR17CFG0X11C20A2000000

『【ロンドン=佐竹実】スウェーデンのカール16世グスタフ国王は、自国の新型コロナウイルス対策について「失敗したと思う」と述べた。店舗などを閉鎖しない緩いロックダウン(都市封鎖)を続けてきた同国では、感染者数と死者数の増加に歯止めがかからない状況が続いている。

地元メディアが17日報じた。グスタフ国王は国民向けのテレビ演説で、「多くの人が亡くなったことは非常につらく、我々は失敗したと思う」と語った。人口1千万人のスウェーデンではこれまでに約35万人が陽性となり、約7800人が死亡した。人口10万人あたり死者数は英仏伊よりは少ないが、北欧では突出して多い。

スウェーデンは大人数の集会を禁じるなどの対策は取ったものの、学校や飲食店は閉めなかった。春先の感染初期から厳格なロックダウンを敷く欧州の他の国には倣わず、独自の対策を進めてきた。

夏には死者数が減った時期もあったが、ここへ来て再び増加している。英BBCによると、ロベーン首相は15日、「専門家は第2波を過小評価していた」と述べた。

もっとも、厳格なロックダウンが正解かどうかについては議論がある。失業者の増加など負の影響が大きいほか、規制と緩和の繰り返しになるため持続的な対策ではないとの指摘もある。』