米ロビンフッドを提訴、「投資家保護に違反」 州当局

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN170CN0X11C20A2000000

『【ニューヨーク=吉田圭織】米マサチューセッツ州の規制当局は16日、投資家保護に関する州法に違反しているとしてスマホ専業証券のロビンフッド・ファイナンシャルを提訴した。同社は米証券取引委員会(SEC)などの調査対象にもなっている。ここ数年で急成長してきた同社の内部管理体制が問われそうだ。

マサチューセッツのギャルビン州務長官は16日の米CNBCで、ロビンフッドについて「投資家の扱いが無鉄砲な会社だ」と批判。「経験がない投資家にゲームだと感じさせ、損失を出させている」と述べた。

同州当局が発表した資料によると、ロビンフッドは複数の点で投資家保護に関する法律を違反しているという。とくに、経験の浅い投資家を強引に囲い込む一方で、急激に増えた利用者に対応するためのシステム整備を怠っていると批判した。資料によると、ロビンフッドは1月から11月末までに70回のシステム障害を起こした。

また、売買のアプリをゲームのようにすることで、連続した利用を投資家に促していると指摘。オプション取引を巡っては、審査をせずに経験のない利用者にも取引の権限を与え、同社の内規に違反しているという。さらに、証券会社に求められる信任義務に反した投資アドバイスをしているとみなした。

ロビンフッドは日本経済新聞の取材に対し、「当社は投資アドバイスはしていない」と述べ、同州の主張に反対していると表明した。システム障害を巡っては「この数カ月で、システムが成長に耐えられるようにした」という。オプション取引については「保護措置や教材などを加えた」と改善策の導入を強調した。』