現場監督を支援する人型ロボット開発へ、テレワーカーが操作

現場監督を支援する人型ロボット開発へ、テレワーカーが操作
安藤 剛 日経クロステック/日経コンストラクション
2020.10.26
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00107/00132/

※ いよいよ、5Gも、少しずつ実用化の段階に入って来たようだ…。

※ 少しずつだが、「絵に描いた餅」も、食えるようになって来たようだ…。

※ これが、実現するのか…。

『川田テクノロジーズと川田工業(富山県南砺市)は芝浦工業大学と共同で、現場の人型ロボットを遠隔地から操り、品質・出来形管理を支援する「アバターシステム」の開発に着手した。2020年度から3年間の計画で、22年度をめどに橋梁架設現場での試用開始を目指す。

■テレワーカーが「テレイグジスタンス」で操作
工事現場にいない社員が、ロボットを通じて現場の監督や検査を支援する――。そのような機能を持つロボットの開発が始まった(資料:川田テクノロジーズ)
[画像のクリックで拡大表示]

 アバターシステムは、遠隔操作者の分身となる人型ロボットや付属する計測器などと遠隔操作端末とを高速通信で連結したものだ。計測や検査の機器は、ロボットの手にアタッチメントとして取り付ける。大きな動作は、現場にいるロボットが遠隔操作者の分身のように動く「テレイグジスタンス(遠隔存在感)」の手法で行う。機器による計測などの細かい作業では、操作者がジョイスティックなどのコントローラーでロボットを操る。

■現場の技術者がテレワーカーの社員にロボットを操作させる
川田テクノロジーズの資料に日経クロステックが加筆
[画像のクリックで拡大表示]

 現場にいる監理技術者がオフィスや自宅にいる社員(テレワーカー)に指示を出し、アバターを操作させる想定だ。現場でアバターの手先が動いて、施工済みの箇所を計測。監理技術者は取得したデータを見て、工事の品質や出来形をチェックする――。こうした作業パターンをイメージして開発を進める。

 アバターは、グループ企業のカワダロボティクスが製造販売している産業用の人型ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)」をベースとする。現在は電機メーカーなどの工場で組み立てや検査、梱包を担っている。遠隔操作はできない。芝浦工大から開発チームに迎えた工学部宇宙ロボットシステム研究室の安孫子聡子教授が、アバターの遠隔操作装置の開発を担当する。

 川田テクノロジーズと川田工業はアバターシステムの開発によって、育児休暇中など何らかの理由で工事現場に赴任できない社員でも、ロボットを介して工事に携われるようにする。少子高齢化の進行に伴う担い手不足への対応を図る。』