「宮崎正弘の国際情勢解題」からの情報

「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和2年(2020)11月17日(火曜日)
        通巻第6703号

『(読者の声3)貴誌、前号のRSEPは「絵に描いた餅」という指摘には納得です。ところで各国の経済発展状況がひと目で分かるのが衛星からの夜間写真。まずは2016年撮影のもの。
https://www.crowdfundinsider.com/wp-content/uploads/2016/01/South-East-Asia-at-Night.png
 北朝鮮はお通夜、ラオス。カンボジア・ミャンマーもほとんど灯がない。中国は沿海部の発展ぶりがわかるとともに西安・成都・重慶・武漢・長沙・昆明までくっきり。昆明からの距離はハノイも重慶もさほど変わらない。これを見ると中国の明るい部分が本来の支那本土といわれたところでチベットやモンゴルの広さがよくわかる。
 次の写真は1993年から2003年までのアジアの夜の照度の変化を示したもの。
https://media.sciencephoto.com/image/e0740067/800wm/E0740067-Asia_at_night,_1993-2003_changes.jpg
 赤は10年の間に光が出現、オレンジ・黄は10年間で明るさが増大、白は変化なし、青は明るさが低下。日本は成長がすでに終わり、韓国・台湾・中国沿岸部が急成長、インドは全体として急成長なのに貧困州のビハール・ジャルカンド・オリッサなど穴開きのように暗い。
フィリピンはマニラ首都圏のみ、インドネシアはジャワ島に集中。アジアの成長とは裏腹に旧ソ連圏は青ばかり目立つ。ソ連崩壊の影響がかくも大きなものだったのかと実感します。
 ついでに同じ時期の欧州の写真。
https://media.sciencephoto.com/image/e0740069/800wm/E0740069-Europe_at_night,_1993-2003_changes.jpg
 ロンドン・パリが欧州の2大都市だとよくわかる。
アイルランドは法人税の減税で世界中から投資を集め急成長、北イタリアの成長は中国に乗っ取られてしまうのですね。東欧圏はセルビア・ブルガリアが大きくマイナス、ポーランドは赤や黄が増え発展のきざし。旧ソ連はモスクワとサンクトペテルブルク以外は圧倒的に青色ばかり、とくにウクライナがひどい。
いまだに政治の腐敗が続き統治能力に問題があるのでしょう、EU加盟などありえないことがわかります。
  (PB生、千葉)』

※ ここに上がっているURLに飛んで、そこからキャプチャした…。

※ 「暗い」ところは、「人が居住していない(or 生活形態が、「定住」じゃない)」ところと言う意味もある…。

※ 「人が居住(定住)している」のに、「暗い」ところが、真の意味で問題なんだろう…。