受験生の選択、改革促すか オンラインで授業の質あらわ

受験生の選択、改革促すか オンラインで授業の質あらわ
コロナが変えるキャンパス(5)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64172860U0A920C2SHB000/

※ コロナに伴う「世の中、みんなオンライン化」で、影響受けるのは「大学教育」もか…。

※ ここいら辺の話しを聞くと、「パンデミックは、世界を変える」という説に傾くな…。

※ しかし、「どうせ、元の黙阿弥だ…。ワクチンでも開発されれば、世の中元通り…。変わりはしない…。」という説を唱える人もいるからな…。

※ どういうことになるのかな…。

※ いずれ、どうなってもいいように備えておくことと、「変わるか、変わらないか」を捉える「指標は、何か」ということ、「どういう時間軸で、それを測定して行けばいいのか」を考えておくことが大切のようだ…。

『「対面授業は受けられるようになりますか」。8月下旬、明治大のオンライン個別説明会で高校生が尋ねた。担当者は秋から対面を一部再開すると説明したが、「先行きが不透明で確固としたことは言えない」ともどかしさもにじませた。

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明大は昨年のオープンキャンパスで過去最高の約6万人を集めた。今年は3密回避でオンラインに変更した。「実際に足を運んでこそ分かる校風もある。明治の魅力が十分に伝わるか」。入試担当の幹部は気をもむ。

コロナの収束が見えない中、全国の大学が来春の入試動向を固唾をのんで見守る。受験生確保は最優先課題なのに、オープンキャンパスや説明会で大勢の生徒らに直接訴えるのが難しいからだ。

2020年はコロナが深刻化する直前に入試シーズンを終えた。だが大学入学共通テストも始まる21年春の感染状況は誰も読めない。

東京都内の有力私大は受験生の感染に備え追試験を設ける。それでも入試担当者は「感染爆発が起きれば一大学の手に負えなくなる。受験生確保には国レベルの調整が必要になる」と警戒する。

地方出身で大都市の大学に入った1年生の多くは今年、帰省も友人づくりもできず、下宿先でオンライン授業を受けた。

「地方大に受験生の目を向けさせるビッグチャンス」。宮崎大の池ノ上克学長は意気込む。学内で開いていた説明会の代わりに入試担当副学長らが県内の高校を回り、売り込みを図るという。広島大の越智光夫学長も「大都会に出るより、優れた教員が多い広島大の方がよいと中四国の高校生らに訴えたい」と話す。

高校生の志願動向に詳しいベネッセコーポレーションの担当者は「例年よりも大都市部の大学を避ける傾向がある」と分析。駿台教育研究所の石原賢一・進学情報事業部長は「オンライン授業の普及で大都市と地方の垣根がなくなる。個性のない大都市の大学は埋没する」とみる。

「偏差値やオープンキャンパスの印象で大学を選ぶ受験生が多いが、授業の質で選ぶ時代が目の前に来ている」。東京の郊外で大学・短大を運営する白梅学園の井原徹理事長も危機感を募らす経営者の一人だ。

オンラインは授業の質が外からでもわかり、悪い評判はすぐ広がる。「授業改革を進めないと資金力が乏しい小規模大学は一気に潰れてしまう」

大都市に立地する巨大私学はどうか。「オンラインなら地方にいても早稲田の授業が受けられる」と早稲田大の田中愛治総長。むしろ地方学生の獲得に有利と期待する。

「オンライン授業が公開され、他大学の授業も聞けるようになると、東京大の一人勝ちになりはしないか」。京都大の山極寿一学長は、文部科学省の会議でこんな発言を聞いた。「競争が激しくなり、大学の数は減るかもしれない」と山極学長。変化の端緒が21年春の入試で見られるのは間違いない。(おわり)

(横山晋一郎、中丸亮夫、秦明日香、西城彰子、金春喜が担当しました。)』