ワタミ、劣後ローン30億円調達 居酒屋の3割業態転換

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64235320V20C20A9EA1000/

 ※ おそらく、こういう「居酒屋」チェーンは、提供している「メニュー」における「共通化」「共同仕入れ化」「外注化」が、システマチックに進んでいるんだろう…。
 
 ※ だから、「業態転換」と言っても、その延長線上にあり、既に「イタリア料理店」「唐揚げ店」なんかを展開中のようだ…。

 ※ そこから、さらに「お持ち帰りメニュー」を増やしたり、昼食をターゲットにしたりするのか…。

 ※ いずれ、「転換」と言うが、持っている「リソース」との兼ね合いになろうから、ある程度は「延長線上」のものになるのが現実的なんだろう…。

 ※ ここでも、「売り上げ減」の規模と継続期間、「売り上げ回復」の規模と継続期間の判断が、重要な要素となっている…。

『ワタミは劣後ローンを含めて110億円超を調達する。主力の居酒屋は新型コロナウイルスの感染拡大による時短営業などで売り上げの低迷が続いている。新型コロナの影響が長期化することを見据え、調達した資金で居酒屋店舗の3割を業態転換する。

9月末に横浜銀行から30億円を劣後ローンで調達する。劣後ローンは破綻時の返済順位が通常の借入金より低い。資本性があるとみなされ、今回も15年間、全額資本として認められる。

劣後ローンによって財務悪化を防ぐことができ、それによって金融機関が通常の融資をしやすくなった。そのため100億円を超える借り入れが可能になった。

調達した資金の一部は既存の借り入れの返済に充てるが、大半は店舗改装などの投資に使う。

外食の中でも居酒屋は在宅勤務の普及や夜間の時短営業要請による影響が大きい。ワタミも8月の国内外食事業の既存店売上高は前年同月比64%減と落ち込みが続いており、既に約70店を閉店した。

居酒屋の来店客の回復には時間がかかると判断し、残る約440店のうち、3割にあたる120店について業態を変える。現在でも居酒屋以外にイタリア料理や唐揚げ店を手がけるが、1店舗当たり数千万円かけて全く違う業態を開発する。

新型コロナによって2020年4~6月期の売上高は前年同期比44%減、最終損益は45億円の赤字(前年同期は6500万円の赤字)となった。6月末の自己資本比率は22%と3月末に比べて10ポイント以上低下した。21年3月期も最終赤字は避けられないが、劣後ローンの活用によって15~20%の自己資本比率は確保できる見通しだ。

横浜銀行は中小企業向けに提供していた劣後ローンを、大企業向けに広げる。ワタミ向けには償却前の売上高経常利益率に応じて金利を0.4~1.9%まで3段階設定、返済期間も15年にした。

劣後ローンは新型コロナで業績悪化する企業への支援策として使われている。20年度の第2次補正予算案では劣後ローンや出資枠として約12兆円が盛り込まれた。商工組合中央金庫などの政府系金融機関では中小企業に対する劣後ローンの受け付けが8月から始まっている。』