中国、データ保全の国際基準策定へ 外相が表明

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63560780Y0A900C2EAF000/

『【北京=羽田野主】中国の王毅(ワン・イー)外相は8日、北京で開いたセミナーで、中国政府がデータ保全を巡る国際標準の基準作りを進めると発表した。華為技術(ファーウェイ)を中心とした中国のデジタル通信技術の排除へ包囲網を敷く米国に対抗する狙いがある。

北京市で記者会見する中国の王毅外相(2019年7月2日)=ロイター
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中国外務省の発表によると、王氏は「新たな問題に挑戦するため、中国は『グローバルデータ安全イニシアチブ』を提起したい」とし、自国の通信技術を使って他国の重要インフラを破壊したり、重要データを盗み取ったりすることに反対を表明した。通信技術の乱用で個人情報の侵害や他国の監視にも反対すると強調した。

パソコンやスマホなど情報通信関連の製品に情報を抜き取るバックドア(裏口)を設置し、違法にデータを抜き取ることもすべきではないと指摘した。中国は米国が他国のデータを盗み取っていると主張しており、米国への対抗を意識した内容だ。

王氏は「データ安全や個人情報の保護を巡り中国には明確な規定がある」と主張した。「中国政府が中国企業に対し、ほかの国の法律に違反する形でデータ提供を求めることはしない」とアピールした。』