VPNのパスワードはどう流出したのか、国内企業を襲ったサイバー攻撃の真相

VPNのパスワードはどう流出したのか、国内企業を襲ったサイバー攻撃の真相
勝村 幸博 日経クロステック/日経NETWORK
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/04507/

※ パスワードを「平文」のままで記録しておくとか、勘弁してほしい話しだ…。素人のオレでも、その危険性は分かる…。ネットワーク責任者は、「切腹もの」だろう…。

※ この前紹介した「アドレス帳のハッキング」と言い、世の中「ハッキングの危険性」に満ち満ちている…。「ハッキング」は、されるもの…、「マルウェア」は、送り込まれるもの…、という前提で、もの事を考えた方がよさそうだ…。

※ それと、その「ハッキングされたぽい話し」に付け加えておく…。それは、win10の「更新」を、あえて「遅らせていたこと」との関係だ…。

※ 「更新」で不具合に見舞われるのがイヤで、わざと「遅らせていた」…。そうすると、今度は、「脆弱性の穴」が生じるんだよ…。

※ 悩ましいところだが、「バックアップ体制」しっかり取っておいて、「更新」はすぐに適用する方が良さそうだ…。今回、「見舞われて」そう思った…。

※ そのバックアップ体制の話しだが、「ウインドウズ・バックアップ」は、いずれ切られる…、という話しだ…。Acronisは、謎のサーバーとしきりに通信するんで、これもあまり信用できない…。

※ 全く、「どーすりゃいいのよ…。」状態だ…。ああ、AOSがあったか…。しかし、あれもやたら処理が遅いしな…。それと、レスキュー・ディスクとか作る体制が、イマイチだった…。どうしたものかねえ…。

『2020年8月下旬、国内企業が使うVPN(仮想私設網)製品からパスワードなどが流出したと報じられ話題になった。国内のセキュリティー組織であるJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)も情報流出を確認。報道された情報と同一かまでは確認できなかったものの、国内に割り当てられたIPアドレスがおよそ90件含まれていたという。

 攻撃者はVPN製品の脆弱性を悪用して情報を盗んだと考えられる。どの脆弱性が悪用されたのか、どう流出したのか、流出した企業はどうすればよいのか。真相と対策を探った。

悪用が容易な脆弱性
 脆弱性を悪用されたのは、米Pulse Secure(パルスセキュア)のVPN製品「Pulse Connect Secure」とみられる。脆弱性の識別番号は「CVE-2019-11510」である。

 この脆弱性の特徴は、悪用が容易な点にある。細工を施したデータを該当のVPN製品に送信するだけで、ユーザー認証を経ることなくVPN製品に保存されている任意のファイルを取得できる。そのためのプログラムもインターネットで公開されている。さらに、同脆弱性にパッチを当てていない製品のIPアドレスも公開されているという。

関連記事:パッチ未適用のパルスセキュア社VPN、日本企業46社のIPアドレスがさらされる
 このため、同脆弱性を突こうとするアクセス(スキャン)が世界中で横行している。JPCERT/CCも同様のスキャンとみられる通信を観測。同脆弱性を狙った攻撃の被害報告が、国内の組織から複数寄せられたという。

 脆弱性が見つかったのは2019年4月。同時期にPulse Secureはパッチを提供したが、なかなか適用されなかったようだ。

 パッチ適用の有無は、不正アクセスに当たらない方法で容易に調べられる。セキュリティー企業の米Bad Packets(バッドパケッツ)が2019年8月末に調べたところ、世界で1万4500台の脆弱なVPN製品が存在し、そのうち1511台が日本国内にあるとしていた。

 JPCERT/CCによると、今回流出を確認した国内のIPアドレス90件は、この1511台のIPアドレスにほぼ含まれていた。このためパッチ未適用のPulse Secure製品から流出した情報だと推測できるとしている。

 その後対策が進み、脆弱なVPN製品は減っていったがまだ多数残っていると考えられる。JPCERT/CCによると、2020年3月24日時点でも298台残っていたという。

脆弱性(CVE-2019-11510)がある国内のパルスセキュア製品サーバー数の推移
(出所:JPCERTコーディネーションセンター)
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キャッシュファイルを盗まれた恐れ
 セキュリティー組織などがたびたび注意を呼びかけているものの、悪用が容易な脆弱性でパッチの適用も進んでいないため、国内外で被害報告が相次いでいる。

 最近では2020年8月4日に米メディアのZDNetが大規模な被害を報告した。900を超えるPulse Secure製品のユーザーIDとパスワードなどのリストが、あるフォーラム(攻撃者などが情報を交換するWebサイト)に投稿されていたというのだ。

 公開されている情報の件数などから、国内報道で話題になったのはこのリストである可能性が高い。今になって取り上げられたのは、この中に国内企業が含まれていたことが判明したためだと考えられる。

 JPCERT/CCによると、流出情報には該当製品のIPアドレスに加えて、ユーザーIDや暗号化されていない平文のパスワード、セッション情報などが公開されていたという。

 VPN製品に限らず、一般にコンピューターやセキュリティー機器はパスワードのハッシュ値しか保存しない。だがPulse Secureの該当製品には、一部の認証情報を平文で保存する場所があった。このためその場所のファイル(キャッシュファイル)を取得された可能性がある。

 実際にJPCERT/CCが脆弱性のある該当製品で検証したところ、平文のパスワードやセッション情報などを取得できたという。

多要素認証とパスワード変更で対応
 VPNのパスワードが流出したということで注目された今回のインシデント(セキュリティー事故)だが、事後対応が適切ならば慌てる必要はない。具体的にはパッチの適用に加えて、パスワード以外でも認証する多要素認証(2要素認証)を導入したりパスワードを変更したりすればよい。

 パッチを適用しても、盗まれたパスワードを使い続ければ不正にアクセスされてしまう。だが多要素認証を導入したりパスワードを変更したりすれば、盗まれたパスワードは使えなくなる。

 今回はPulse Secure製品だけが話題になったが、他社のVPN製品でも危険な脆弱性が見つかっている。VPN製品はテレワークの要。現在利用しているVPN製品に脆弱性がないかを確認し、影響を受けるようならパッチの適用といった対策が急務だ。

 さらに言えば、脆弱性を突かれてパスワードを盗まれたり侵入されたりすることはVPN製品に限った話ではない。インターネットからアクセス可能な製品やサービス全てが抱えるリスクである。そうした製品やサービスを運用する担当者は、セキュリティーの不備がないかどうかを改めて確認する必要がある。』

髪の毛からストレス値を客観的に判断!従業員の健康管理に役立てたい

https://newswitch.jp/p/22765

『【客観的に判断】
滋賀大学認定第1号ベンチャーのイヴケア(大津市)は、髪の毛に含まれるホルモンからメンタルの状態を捉える。既存のストレスチェックは主観に基づくため、体の状態を客観的に判断するのは難しい。生体情報を蓄積しながら伸びる髪の毛の特性を生かし、中長期でのストレス変化を把握できる。個人に適したケアを施し、健康をサポートする。

【最適ケア提案】
「健康のリスク管理に資する事業について、スピード感を持って実装したかった」と五十棲計(いそずみ・けい)社長は創業時を振り返る。体と心の充足感を得ることがウェルビーイングには欠かせない。喫煙などの欲求が長期的な健康に及ぼす影響を評価できれば、個人に最適なヘルスケアを提案することができる。

大学院時代には、最高技術責任者(CTO)を務める大平雅子滋賀大学准教授の研究室に所属していた。当時、毛髪から心的ストレスを評価するという、大平准教授の研究に対する反響は大きかった。いじめの研究を続けていた五十棲社長は「ストレスの仕組みは、いじめにおける個人と集団との葛藤と似通っている」と感じ、大平准教授による研究成果の事業化に意欲をわかせた。

同じ頃、隣接する研究室の芦谷道子滋賀大学教授にも声をかけた。臨床心理の専門家である芦谷教授はチーフ・ナリッジオフィサー(CKO)として同社に加わった。毛髪からストレス状態を把握し、個人に合わせた改善方法を提案する“オーダーメードヘルスケア”の実現にかじを切った。

試薬を用いて、毛髪内でストレスに関連するホルモン濃度を見いだす。根元からの長さに応じ、特定のホルモンが常に検出されれば、慢性的なストレスがたまっているなどの状態を把握することができる。主観によるストレスチェックでは良好と判断された人も、無意識的に身体には負荷が大きくかかっている場合がある。

【事業モデル構築】
例えば仕事量が多く身体にストレス負荷が蓄積されていても、対処能力が高い人は気づかないことがある。同社はストレスの蓄積量や抵抗力、向き合う力をグラフ化し、同年代の平均値と比較する。現在、検査結果に基づき、セルフケアを提案する事業モデルを構築中だ。改善方法が正しいか定期的にチェックし、個人の健康維持につなげる。

五十棲社長は「ストレスチェックと合わせて各企業の人事・管理部門などに提案し、従業員に適する仕事量の割り当てなどに役立てていきたい」と戦略を描く。(大阪・中野恵美子)

日刊工業新聞2020年6月25日』

ストレスホルモンを測る

https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2016/87-column-2.html

『1.はじめに
 職場の心理社会的ストレスに関連した要因が健康を阻害することは広く認識されています。約6割の人が仕事や職業生活において強い不安、悩み、ストレスを感じており、また、職業性ストレスによってうつや自殺の数が増加することも報告されています(たとえば、堤らの報告1))。心理社会的ストレスを評価し、管理することは、うつなどのストレス関連疾患の予防を考える上では一つの重要な課題となっています。12月からはストレスチェック制度が始まり、ストレス対策は一つの重要な節目を迎えていますが、さらにその先を見据えて、ストレスやストレス関連疾患のリスクをより正確に評価する手法を開発することは重要な課題の一つだといえます。

2.ストレスホルモン
 このような流れの中、私たちの研究では、ストレスの生理学的な評価法の一つとして、いわゆる“ストレスホルモン”として知られているコルチゾールに注目して研究を行っています。コルチゾールは副腎皮質から放出されるステロイドホルモンであり、ストレスとの関連では最もよく研究されているバイオマーカーです(図1)。ストレスを負荷すると(たとえば、人前でスピーチをさせるなど)、その値は10分–20分ぐらいの間に2–3倍に増加することが知られています。また、コルチゾールは免疫系、中枢神経系、代謝系などに対して様々な生理学的な作用を有します。たとえば、長期にわたって過剰に分泌されると脳の海馬を委縮させることや、炎症のコントロールを悪くすること、また、うつ病の患者ではコルチゾールが高いことも報告されています。つまり、コルチゾールはストレスと身体的・精神的健康を結びつける重要なホルモンといえるでしょう。

 従来まで、コルチゾールは血液や唾液から測定されてきました2)。特に唾液中のコルチゾールは、血中のコルチゾールと相関が非常に高く、血液と比較して身体に傷をつけることなく採取できる、医師の資格がない者や対象者自身でも採取できる、採取器具が安価である、などの利点もあり、職業性ストレスを含む多くのストレス研究で用いられています。しかしながら、一方で、コルチゾールは朝高く、夜低いという日内変動があり、唾液を採取するタイミングに大きな制約があります。また、唾液のコルチゾールは、ホルモンの比較的短時間(数分–数十分)の動態を反映し、例えば、唾液採取前の急性ストレスによる影響も大きく、職業性ストレスなどの慢性的なストレスを評価するにあたっては適さない点もあります。一過性のストレスよりは慢性的・蓄積的なストレスが健康を害することを考えると、これは一つの重要な点だといえます。

3.毛髪のコルチゾール
 このような流れの中、唾液試料に代わるコルチゾールの指標として、最近では毛髪試料が注目されています3)。薬物乱用の検査やスポーツのドーピング検査などに毛髪は利用されますが、その技術を応用して、過去数か月の生体内でのコルチゾールの分泌量を評価することが研究されています。生理学的には、毛髪は生成される際にケラチンにコルチゾールも取り込まれることがわかっています(図2)。毛髪は1か月で約1センチ伸びるので、例えば、根元から3センチ部分の毛髪のコルチゾールを測定すれば、最近3か月のコルチゾールを評価できると考えられています。このような特徴は、職業性ストレスなどの慢性的なストレスを評価するのに適しており、また、ホルモンの日内変動を気にする必要もないので、コルチゾールを評価する一つのツールとして非常に期待されています。職場のストレスに関連した研究はまだ少ないですが、例えば、失業している人、シフトワークに従事している人では値が高いことが報告されています4,5 )。
 毛髪の採取にあたっては、後頭部の毛髪を根元からはさみで切り取ります(図3)。採取した毛髪は、はじめに毛髪の外側に付着した物質(汗や皮脂など)をアルコールで洗い落とし、その後、粉状に粉砕し、メタノールの中でコルチゾールの抽出を行います。抽出した液を濃縮し、最終的には質量分析やELISA(enzyme-linked immunosorbent assay)法によって測定することが一般的です。
 一方で、毛髪のコルチゾールに関してはいくつかの問題点が報告されています。例えば、髪の脱色やカラーリングによって値が低下することが報告されています。また、洗髪によっても値が低下する可能性が報告されています。毛髪の損傷によって、コルチゾールの評価がうまくできない可能性があります。それに加えて、自身では採取が難しいこと、数十本の毛髪が分析に必要なこと、頭髪のない人では評価が難しいことなども考慮しなければいけない問題です。

4.爪のコルチゾール
 最近の私たちの研究では、手の爪からも同様にコルチゾールの評価をできることがわかっています。たとえば、2週間のばした爪であれば、過去の2週間分のコルチゾールを評価できると考えられます。爪は生成されてから先端にのびるまでに数か月かかることから、その値は数か月前の状態を反映しているということがわかっています(図4)6)。
 採取にあたっては、手の10本の指から1–2週間のびた爪を切り取って、ジップロックなどの袋にいれるように教示します。測定手順は基本的には毛髪の手順と同じになります。爪は毛髪と比較して構造的な劣化も少ないと考えられ、毛髪よりも採取が簡単であるため、汎用性がより高いかもしれません。
 私たちの予備的な研究では、職業性ストレスが高い人では爪のコルチゾールが高いことがわかっています。しかしながら、新しい指標であるがゆえに、わかっていないこともまだ多く、今後の研究の進展が待たれます。

5.まとめ
 本稿ではストレスホルモンとして知られているコルチゾールについて、その評価方法について紹介してきました。従来までの血液や唾液の指標に加えて、最近では、毛髪や爪からもコルチゾールの評価が可能であること、またそれと同時に、それぞれの指標の限界点についても触れました。これらの指標の関係性は、糖尿病の検査項目となっている血糖値とヘモグロビンA1c(HbA1c)の関連に似ているかもしれません。血糖値はその時の血糖の状態を示す指標として、HbA1cは過去1–2か月の血糖値を反映する指標として、健康診断などでは用いられています。唾液、毛髪、爪などの指標を目的に応じて使い分けることによって、将来的にはコルチゾールがストレスやストレス関連疾患のリスクを評価する一つのものさしとなることが期待できます。今後は、これらの指標、特にまだ研究数が少ない毛髪や爪のコルチゾールに注目し、職業性ストレスやストレス関連疾患との関連についてデータを収集し、労働者のストレスの生理学的な評価など、今後のストレス対策へ貢献できるように研究を進めていきたいと考えております。

文献
Tsutsumi A et al: Low control at work and the risk of suicide in Japanese men: a prospective cohort study. Psychotherapy and Psychosomatics 76: 177-185, 2007.
井澤修平 他: 唾液中コルチゾールによるストレス評価と唾液採取手順. 労働安全衛生研究 3: 119-124, 2010.
Russell, E et al: Hair cortisol as a biological marker of chronic stress: current status, future directions and unanswered questions. Psychoneuroendocrinology 37: 589-601, 2012.
Dettenborn L et al: Higher cortisol content in hair among long-term unemployed individuals compared to controls. Psychoneuroendocrinology 35: 1404-1409, 2010.
Manenschijn L et al: Shift work a young age is associated with elevated long-term cortisol levels and body mass index. Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism 96: E1826-E1865, 2011.
Izawa S et al: Cortisol level measurements in fingernails as a retrospective index of hormone production. Psychoneuroendocrinology 54: 24-30, 2015.

(作業条件適応研究グループ 主任研究員 井澤修平)』

ガチャ回して企業知る。カプセルトイ風宣伝ツール「中小企業ガチャ」

https://newswitch.jp/p/22845

『テクトレージ(横浜市港北区、林充社長、045・530・5941)は、横浜市内の中小企業を紹介するサービス「中小企業ガチャ=イメージ」を提供する。中小企業ガチャは「営業活動を遊び心を持って楽しく」がコンセプト。費用をかけず宣伝できるツールとして、展示会場などに設置する計画。カプセルには各社の得意技術を生かした加工品や2次元コード「QRコード」のシートが入っており、QRコードからテクトレージが作成した企業紹介のホームページにアクセスできる。新型コロナウイルス感染症の影響で接触を控えるため、採用活動が進まない企業や取引先へ出向くことができない営業員などの支援につなげる。

10月をめどに開始予定で、その後、職業訓練校や工業高校などの公共施設や商談会、協力企業で設置を進め、地域や業種ごとに分類した仕様など「中小企業ガチャ」の種類を順次拡大する方針。

日刊工業新聞2020年7月2日』

「リアル+VR」は未来の展示会スタイルになるか、ユアサ商事の挑戦

https://newswitch.jp/p/23564

『ユアサ商事は、リアルとバーチャルの両空間を組み合わせた展示会を11月と12月に関東・関西の2地域で開催する。人工知能(AI)を活用した最先端商材などを紹介する商品展示ブースと、ウェブ上の仮想空間で商品などを紹介する仮想現実(VR)ブースを会場内に併設する。こうした形式の展示会は機械商社業界では初めて。ウィズコロナ時代を見据え、「3密(密閉・密集・密接)」状態を回避しつつ効果的な情報発信を行える新たな展示スタイルの確立を目指す。

展示会「YUASA Growingフェア」を11月13、14の両日に幕張メッセ(千葉市美浜区)、12月11、12の両日にインテックス大阪(大阪市住之江区)でそれぞれ開催する。百数十社の出展を見込む。

リアルブースでは、AIやIoT(モノのインターネット)を活用した未来のビジネス創出に向けた最先端の商材などを展示。ユアサ商事が資本提携するAIベンチャーのコネクトーム・デザイン(東京都千代田区)のAI技術・サービスを中心に、実機を交えたAIの活用事例や関連商材などを幅広く提案する。

バーチャル展では、会場内のパソコンからアクセスする「仮想展示場」を設け、出展各社の商品画像や動画、説明パネルを閲覧可能。また単独で出展する企業のブースも設け、パソコンからの仮想ショールーム訪問など特別コンテンツの体験や、個別説明などを受けられるようにする。

昨年の「グランドフェア」
ユアサ商事では例年、販売店で構成する組織主催の「グランドフェア」を全国5カ所で毎年開催し、6万人以上の来場者が訪れている。しかし今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったため、それに代わる新たな展示会として開催を決めた。

今回、VRの活用方法や展示形式などについて来場者の声を集め、2021年以降の展示会にもフィードバックすることで、より訴求効果の高い展示スタイルの確立を図る。』

東京は4倍、駐車場シェア需要が“爆増”のワケ

https://newswitch.jp/p/23555

『SOMPOホールディングス(HD)と提携しているakippa(大阪市浪速区、金谷元気社長、06・4393・8425)が提供する駐車場シェアリングサービスが伸長している。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で需要が増え、予約数はコロナ禍への警戒感が高まりつつあった2月と比べると、緊急事態宣言解除後に東京で4倍、全国平均でも倍に膨らんでいる。

8月も都内では倍の予約数を維持し、高水準が続いている。背景には、新型コロナの感染防止で、公共交通機関の利用を控える動きがある。自家用車で通勤する会社員の増加、ビジネスホテルのテレワーク応援プランの利用などが予約を押し上げている。

社員の感染リスクを下げるため、時限的に自動車通勤を許可・推奨する企業が増えたことも関係していると見られる。

またイベント需要自体は減っているが、7月頃から観客動員の制限を講じつつもスポーツなどの興行が再開。主催者による交通分散の呼びかけで、スタジアム周辺の駐車場利用が伸びている。

akippaは駐車場シェアリングサービス最大手。2019年10月に同社と資本業務提携したSOMPOHDは、保険代理店を通じて駐車場を登録するオーナーを募集するなど全国に拠点数を拡大している。

6月には、シェアリング利用者による駐車場設置物の損壊などを補償する専用保険を共同開発し、サービスに適用している。

日刊工業新聞2020年8月27日』

「しんかい6500」運用30周年!

「しんかい6500」運用30周年! 日本には海底地図作りのプロチームがいる
https://newswitch.jp/p/23558

『2020年は海底探査のアニバーサリーイヤーだ。世界最古の潜水艇が作られてから400年が経過し、海洋研究開発機構の有人潜水調査船「しんかい6500」が運用開始30周年を迎える。文学でも150年前にジュール・ヴェルヌのSF冒険小説『海底二万里』が発表され、多くの人が海底への夢を膨らませた。現在は、海底地図の作製や海洋プラスチック問題などで、さまざまな海底探査を利用した研究が進んでいる。海底探査の最新研究を追った。(飯田真美子)

資源・環境基盤技術確立

日本の近海は水深7000メートル以上の深い海が多い世界的にもまれな地域であり、海洋機構だけでもさまざまな海底探査船を所有している。

地球深部探査船「ちきゅう」(海洋機構提供)

地球深部探査船「ちきゅう」は、約1万メートルの長さのドリルを海上から下ろし、海底を掘削して地球内部を調査する。「おとひめ」や「じんべい」などに代表される無人の深海探査機は3000メートルまで潜水可能で、母船から遠隔で操作して海底資源の採取や海中の二酸化炭素(CO2)濃度などを調べられる。3人乗船できる有人潜水調査船「しんかい6500」は、6500メートルまで潜水でき、ロボットアームやカメラなどを操作し探査する。

海洋調査・研究のため海底の泥などを一気にかき集める「パワークラブ」

探査の条件に合わせて船を使い分ける。世界でも海底探査船が開発され、さまざまな分野に研究成果を発展させている。近年、月や火星など宇宙探査プロジェクトが注目を集めているが地球の海はまだ完全に解明されていないことが多い。世界の海底地形もその一つ。海底探査を利用した海底地図作りが進められている。海底地図が完成すれば海底資源の調査などに役立つ基盤技術確立が期待される。

全地球海底地図30年完成 太古の氷河融解過程推測

日本財団(東京都港区)は、30年までに全地球の海底地形図を100%完成することを目指す国際プロジェクトに取り組んでいる。同プロジェクトが始まった17年には海底地形は全体の6%しか解明されていなかったが、20年には19%の地図化に成功。100%を達成するため、地図を作製できる専門家の育成にも力を入れている。

最近では、豪州の2倍の面積に相当する1450万平方キロメートルの海底データを取り込んで解析し、南極付近で氷河が溶けた痕跡が年輪のように残っていることを確認した。

グリーンランド北部の氷河の海底地図(日本財団提供)

太古からの氷河の融解過程が推測できる。今後は船舶が航行できない未開拓海域のマッピングや、小型船・漁船などと連携したデータ取得の仕組み作りを進める。

海底地図の作製は世界でも関心が高い。17―19年にかけて水深4000メートルの広範囲な海底地図を正確に作る国際競技が行われた。同財団の探査チームも参加。

自律型海中ロボット(AUV)などの潜水機を使い、ミス一つない完璧な海底地図を作り上げた。海底地図作りのプロフェッショナルが集まったチームは、国際プロジェクトが並行する中で優勝を手にした。

同財団の海野光行常務理事は「全世界の海底地形を解明するという人類の夢の実現に向けた大きな一歩となった」と語る。』

ドゥテルテのワクチン外交は地元の製薬業界を活性化させることができますか?

ドゥテルテのワクチン外交は地元の製薬業界を活性化させることができますか?
東南アジア諸国は供給と技術的ノウハウを海外で探しています
https://asia.nikkei.com/Spotlight/Coronavirus/Can-Duterte-s-vaccine-diplomacy-kickstart-local-pharma-industry?n_cid=DSBNNAR

『(グーグル翻訳文)
マニラ発-8月12日にロシアとフィリピンの科学者が仮想的に集まり、スプートニクVコロナウイルスワクチンの臨床試験の詳細を打ち出したとき、彼らにはすでに1人のボランティア、フィリピン大統領ロドリゴデュテルテがいました。

75歳のリーダーは数日前、ロシアのワクチンを「大いに信頼している」と公に宣伝し、臨床試験が始まるとモルモットになることを申し出た。彼は同様に北京のワクチンの取り組みについて熱心でした

「私はできるだけ早くワクチンを提供することを申し出てくれたロシア、プーチン大統領、そして中国の習近平国家主席に感謝したい」とドゥテルテ氏は最近の演説で述べた。「感謝の気持ちを強調しすぎることはできません。」

世界最長の封鎖のいずれかを課したにもかかわらず、COVID-19事件の急増で非難されたデュテルテは、パンデミックの最中、「人類が利用できる唯一の救済」としてワクチンを宣伝しました。

封鎖が経済を29年ぶりに不況に陥らせたとしても、大統領はワクチンによる明らかな固定に対して非難されており、線量を確保するために領土紛争について中国に譲歩しているとする声もある。

しかし、ドゥテルテの攻撃的なワクチン外交の背後には、独自の製薬能力を開発するというマニラの野心があります。

「プーチン大統領との緊密な協力がなければ、私たちはロシアの科学者と対話することができなかっただろう」と科学技術省の次官でありワクチンに関する技術ワーキンググループの責任者であるロウェナ・ゲバラは言った開発。バーチャル会議の翌日、フィリピンは、スプートニク5世の開発者であるガマレーヤ研究所に10月に地方裁判を開始することに同意しました。

5月、フィリピンが地元の専門家グループを編成し、外交官を動員して海外のワクチン開発者に「フィーラーを送る」ことで、デュテルテ政権のワクチン入札が具体化したと、ゲバラ氏は日経アジアレビューに語った。

「私たちは二国間パートナーと話をし、フィリピンでフェーズ3試験を行い、ワクチン製造のための技術を移すことをいとわない会社があるかどうか尋ねました」とゲバラ氏はインタビューで言った。いくつかは対応した、と彼女は言ったが、中国とロシアはより速く動いた。

ロウェナゲバラ氏は、フィリピン科学技術省の次官であり、ワクチン開発に関する技術ワーキンググループの責任者です。(写真提供:科学技術省)
ロシアのガマレヤに加えて、フィリピンは中国のSinovac BiotechおよびChina National Pharmaceutical Group、またはSinopharmとの高度な協力交渉にも参加しています。

ゲバラ氏は、「国内にはワクチン製造工場がないため、フィルアンドフィニッシュと呼ばれる最も簡単なエントリーから始める」と述べ、バイアルにワクチンを詰め替えることについて言及した。

国営企業も参加する可能性があると付け加えて、2人の地元企業がプログラムに関心を示したと当局は言いました。

ただし、他の業界関係者は政府の取り組みに参加するかどうかをまだ検討中です。

フィリピン製薬会社協会のイギニオポルテジュニア会長は、今週会合を開き、この問題について話し合うと語った。「しかし、地元の施設で製品を生産するという政府のコミットメントがなければ、投資は危険だろう」とポルテは日経に語り、最低入札者を支持する調達規則を指摘した。「インドや中国との価格競争はできません。」

東南アジア諸国がワクチンの供給を求めているため、ワクチンに関する国境を越えた協力が増加しています。インドネシアの国有バイオファーマは最近コロナウイルスワクチンを開発するために中国のSinovacと契約を結んだ。

フィリピンはまた、世界保健機関とCOVAXワクチンイニシアチブが主導するワクチン連帯トライアルに参加しています-しかし、後者は、フィリピンの1億500万人の3%をカバーするだけの割り当てを保証する、とゲバラは言った。

ゲバラ氏は、ワクチンの供給が可能になると、供給が制限されると語った。「私たちは並ぶ必要があります。並ぶべきではありません。私たちは自給自足する必要があります」と彼女は言った。

最初のステップとして、政府は、初期の人員配置と研究を対象とする次年度予算のウイルス学研究所に2億8400万ペソ(580万ドル)を割り当てました。議会では、20億ペソの初期研究予算でウイルス学研究所を設立するための法案が提出されています。

ゲバラ氏は、マニラが人間用の独自のワクチンを開発するのに約5年かかると語ったが、研究所はアフリカの豚熱やカダンカダンなど、国の豚とココナッツを苦しめている病気などの動植物用の他のワクチンから始めることができるそれぞれ産業。

しかし、専門家は、フィリピンが49億ドルの製薬業界をどれだけ早く進歩させることができるか疑問に思っています。製薬会社は、ほぼ完全に外国特許の輸入とライセンスに依存しています。

フィリピンの医薬品およびヘルスケア協会の会長であるビーバー・タメシス博士は、この国にはワクチンを開発できる科学者がいると述べた。

「しかし、投資する政治的意思と経済的[コミットメント]はありますか?それは別の問題です」とタメシスは日経に語った。彼は、ワクチンを開発するための過去の政府のイニシアチブは資金の不足に悩まされていると言いました。

「フィリピン政府は、5年だけでなく25年から50年の戦略的ビジョンを設定すべきだ」とタメシス氏は付け加えた。

フィリピン総合病院の感染症専門家であるアンナリサオンリム博士も同様に慎重であり、COVID-19ワクチンの製造は「非常に難しい」と述べた。

「それが実行可能な目標であろうとなかろうと、私はその点に入る前に他の多くのことを優先すべきだと思います」とオンリムはフィリピンの外国特派員協会による最近のフォーラムに語った。

フィリピンは東南アジアで最もCOVID-19の症例が多く、感染曲線の平坦化に苦労しています。そして、ドゥテルテがロシアのワクチンを積極的に宣伝しているにもかかわらず、フィリピンの一部は、スプーティク5世がロシアの規制当局によって急いで承認されたという西側の科学者の懸念を共有しています。

タメシス氏は、政府はワクチンが適切な研究と安全性評価を受けていることを保証する必要があると述べた。「これは西側と東側、またはロシアと世界の他の地域ではありません。これは明白な科学的完全性の問題です。それは患者の安全に関する問題です」とタメシス氏は語った。

スプートニク5世のフェーズ1と2の関係書類の審査が9月にうまくいけば、マニラは10月にフェーズ3の裁判を始めることができ、デュテルテは5月という早い時期にしか接種できなかったと当局は述べた。

しかし、フィリピンのワクチンプログラムへの国民の信頼は、数年前にフランスのサノフィパスツールが2017年後半にデング熱ワクチンであるデンバクシアが蚊媒介性疾患に初めて曝された人々に高いリスクをもたらす可能性があると発表したときに損なわれました。ワクチンがフィリピンの一部の子供たちの死亡に関連しているとの主張(サノフィはこれを否定した)はさらに懐疑論と懸念を煽った。

しかし、ドゥテルテ政権は、ワクチンが利用可能になった時点で、2,000万人の貧しいフィリピン人への接種に4億ドルを寄付することを約束しました。

ワクチンを確保するための政治的費用もあるかもしれません。ドゥテルテ氏は、7月の議会での年次スピーチで、フィリピンがワクチンに早期にアクセスできるようにするために、Xiに「嘆願」をしたと述べた。同じスピーチで、彼は北京がすでに紛争中の南シナ海を「所有」しており、現在の唯一の選択肢は外交に依存することであると彼は言った。翌日、北京は、マニラがワクチンを受ける際の優先事項になると述べた。

アジア太平洋進路財団の研究員であるルシオ・ピトロは、これらの発言が海事紛争におけるマニラの立場を「弱体化させるかもしれない」一方で、大統領は「中国人との良好な個人的関係を築き、彼の国民のためのワクチン。」

「個人的に、物乞いの境界にある光学系は好きではありません。しかし、彼のプライドやエゴを捨てて国民の治療法を確保したことで、彼に[信用]を与えます」とピトロは日経に語った。

副科学大臣のゲバラ氏は、COVID-19の戦いにおいてリーダーとリーダーの関係が「非常に重要」であると述べ、米国が開発した抗ウイルス薬アビガンの臨床試験への道を開くための日本の阿部晋三とのデュテルテの協力を引用した。富士フイルムホールディングス。一方、保健省は、政府は米国のバイオテクノロジー企業であるModernaとワクチンの購入についても協議していると語った。

グエベラ氏は、同国のワクチン開発プログラムの将来に自信を持っています。

「まず第一に、私たちは宇宙競争に遅れたと誰もが言ったが、1年後、マイクロ衛星Diwata-1 [2016年に]を打ち上げることができた」とゲバラ氏は述べ、政府は75億ペソを費やした。その宇宙計画。「だから、私たちが何かをする決意があるなら、私たちはそれをすることができます、誰も私たちを止めることはできません。」

マニラのエラエルモニオとジャカルタのエルウィダモーリアがこのレポートに貢献しました。』

置き配トラブルご注意 コロナ感染予防で利用増

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63100610X20C20A8CE0000/

『玄関先、マンション入り口など指定場所に宅配荷物を置く「置き配」のトラブルを防ごうと、国土交通、経済産業両省は注意点や各社の取り組み事例をまとめた。

ワイヤでドアノブに結び、施錠できる専用袋OKIPPA=Yper提供・共同
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新型コロナウイルスの感染が広がる中、外出の必要がない宅配は需要が拡大。各社は盗難を防ぐ工夫や保険商品の開発に乗り出しているが、共同住宅では住民間のルール作りも求められる。

置き配は再配達を減らせるほか、対面を避けることで新型コロナの感染リスクを下げることもできる。ただ、国民生活センターによると「盗まれた」「指定していないのに置き配された」との相談が寄せられている。

両省は、荷主と消費者が配達方法に前もって合意しておくことが重要と指摘。配達状況をインターネット上で分かるようにしたり、置いた場所を撮影した写真を送ったりしている事例を紹介している。

盗難や破損防止のため、ワイヤでドアノブに結び、施錠できる専用袋OKIPPA(オキッパ)や、置いてから24時間以内なら補償される盗難保険も登場。オキッパを提供する会社の担当者は「盗難防止と補償体制を同時に構築することが必要だ」と話す。

一方、マンションの廊下は共用部のため、荷物を置くと住民同士でもめる可能性も。両省は、配達人によるオートロック解錠の是非を含め「管理組合で運用方法に合意しておくのが望ましい」としている。

〔共同〕』

【解説】ナワリヌイ氏の毒物反応、コリンエステラーゼ阻害薬とは?

https://www.afpbb.com/articles/-/3300980

『(2020年8月25日 17:40 発信地:ロンドン/英国)

【8月25日 AFP】ロシアの野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏(44)の治療を行っている病院は「コリンエステラーゼ阻害薬に分類される薬物による中毒症状」が認められると発表したが、同氏に使われたとみられる毒物について専門家らは24日、化学物質のグループに属している成分で、その仲間は殺虫剤から軍用の神経ガスまで多岐にわたると述べた。

 ドイツの首都ベルリンのシャリテ病院(Charite Hospital)でナワリヌイ氏の治療に当たっている専門家らは、「独立した研究所での複数回の臨床検査」によって、同氏に「コリンエステラーゼ阻害薬に分類される物質による中毒症状」が確認されたと発表した。ナワリヌイ氏に使用されたとみられる特定物質は「いまだ不明」で、現在、毒物を特定するための臨床検査を進めているという。

 コリンエステラーゼ阻害薬は、アルツハイマー病治療薬や特定の殺虫剤にも使用される薬剤の仲間だが、最も毒性の強い化学兵器「神経ガス」の仲間でもある。

 この物質には、サリンや神経剤VX、また2018年に英イングランド南部ソールズベリー(Salisbury)でロシア人元二重スパイのセルゲイ・スクリパリ(Sergei Skripal)氏とその娘ユリア(Yulia Skripal)さんの暗殺計画に使用された神経剤ノビチョクも含まれる。同事件では、事件現場の近くに住んでいた英国人女性が後に死亡した。

■呼吸に影響する筋肉にも作用

 コリンエステラーゼ阻害薬は、神経から筋肉にメッセージを伝達する酵素の働きを阻止し、それによって筋肉は「けいれんしたような状態になる」と、英リーズ大学(University of Leeds)で環境毒性学を教えるアラステア・ハイ(Alastair Hay)教授は説明する。

「すべての筋肉が影響を受けるが、最も重要なのは呼吸に影響する筋肉だ。呼吸が阻害されると、意識不明になる可能性もある。コリンエステラーゼ阻害薬による脳への直接的な影響もある」とハイ氏は述べた。

■神経系への長期的な影響

 深刻なケースでは、窒息または心不全を起こすこともある。十分な量を投与された場合は意識不明になるだろうとハイ氏は付け加えた。

 シャリテ病院は、ナワリヌイ氏に対して解毒剤アトロピンによる治療を行っていることを明らかにしている。

 アトロピンは筋肉の収縮を担う神経伝達物質アセチルコリンを阻害することで、毒物による症状を緩和する。神経ガスはアセチルコリンをつかさどる酵素を攻撃し、アセチルコリンの過剰生産と筋肉の機能不全を引き起こす。

 シャリテ病院は、ナワリヌイ氏の予後は今のところ不明で、「特に神経系に対し」長期的に影響が出る可能性は否定できないと述べた。

 スクリパリ氏とその娘の場合は、2018年に治療の結果、一命を取り留めた。

 ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)を批判する勢力に対しては、過去にも毒物を用いた悪名高い攻撃が複数発生している。

 ロシア連邦保安局(FSB)の元スパイ、アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏は2006年、英ロンドンで放射性ポロニウムが混入されたお茶を飲み、毒殺されている。ロシア政府は、事件の有力な容疑者、アンドレイ・ルゴボイ(AndreiLugovoi)氏の英当局への身柄引き渡しを拒否。同氏は事件後に国会議員になった。(c)AFP』