失敗恐れず 挑戦の姿勢で 日本ガイシ 大島卓社長(上)

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63097410X20C20A8EAC000/

『日本ガイシは1919年に誕生した老舗メーカーだ。祖業は送電線に付ける絶縁体「がいし」だが、現在は排ガス浄化用部品を核に、電子部品や半導体向け部品などを広く手掛ける企業に成長した。大島卓社長は2014年に就任、古い企業体質の改善に取り組んできた。リーダーとしての信念は「失敗はしても後悔はしない」。失敗を恐れず挑戦する姿勢が重要だと、社員に説いている。

――リーダーに必要な資質は何でしょうか。

「当然かもしれませんが、リーダーには目標に向かって組織を強く引っ張る力が不可欠です。トップがそう簡単にぶれていては、従業員からの信頼は得られません。課題を明確に打ち出し、戦略を示すことが重要だと思います。また現場に任せきりもいけません。自ら現場に足を運んで、何が起きているのかを把握することはトップになっても大事だと感じました。現場を感じ取るような、小さなアンテナを張ることで、新たな課題が見えてきます」

「現役の大企業のトップをみていると共通する部分があります。皆さんそれぞれ個性がありますが、総じて明るくて責任感も強く、みんなに信頼されているからこそ選ばれたのだと感じています」

技術畑を歩みながらも、学会などを通じて社外の人たちと交流を広げた(写真中央、2001年)