〔ヨーロッパ、ロシア関連〕

メルケル独首相、対中「蜜月」で苦心
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62520790R10C20A8FF8000/
『【ベルリン=石川潤】メルケル独首相の対中「蜜月」路線が曲がり角を迎えている。これまで独中首脳は毎年のように会談を繰り返し、ドイツ経済は中国との貿易で大きな利益を得てきた。ただ中国の改革・開放がいっこうに進まず、米中の対立が激化するなか、ドイツは厳しい立場に追い込まれつつある。

ドイツのメルケル首相=ロイター
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「中国とは対話を継続したい」。7月に欧州連合(EU)議長国に就くのにあわせてメルケル独首相は対中関係についてこう語った。香港情勢などへの具体的な言及がなかったことで批判を浴び、ドイツは中国寄りという印象が強まった。

ドイツは対話によって中国を自由で公平な貿易関係に引き込むという立場を貫いてきた。9月にEU・中国の首脳会議を開き、中国進出企業を技術移転の強要などから守るための投資協定を結ぶ絵を描いてきた。

だが、新型コロナの影響もあって首脳会議は延期を余儀なくされた。EUが一枚岩になって中国と交渉するというのがドイツの戦略だが、中国側の切り崩しやEU加盟国の抜け駆け的な動きもあり、交渉はドイツの思惑通りには進んでいない。

ドイツの期待に反して中国が権威主義的な支配を強めるなか、米中の対立も抜き差しならない状況となっている。次世代通信網の5Gでの華為技術(ファーウェイ)排除などでドイツは様子見を続けているが、米国か中国かの二者択一を迫る圧力が強まっている。

問題は、ドイツ経済が4~6月に10.1%減と大きく落ち込む状況のなかで、米中対立が激化していることだ。ドイツにとって戦後最大の危機をどう乗り切るかが最優先で、米中のどちらかを切り捨てるという選択はあり得ない。パワーゲームに興じていれば、取り返しの付かない経済状況に陥るとの危機感もある。』

ドイツ製造業、回復の兆し 中国依存に危うさも
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62520040R10C20A8FF8000/

『【ベルリン=石川潤、フランクフルト=深尾幸生】欧州経済のけん引役であるドイツの製造業が立ち直り始めた。生産水準はなお低いが、先行きへの楽観論が広がりつつある。回復を支えているのは中国向け輸出で、中国市場への依存度が一段と高まりかねない危うさも浮かび上がっている。

ドイツ経済の本格回復のカギは自動車産業が握る(4月、独ウォルフスブルク)=ロイター
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「市場は回復しているが、速度と規模はまちまち。年後半は慎重に楽観している」。2020年4~6月決算で09年以来となる最終赤字に転落した独BMWのオリバー・ツィプセ社長は5日、複雑な心中をのぞかせた。

慎重さと楽観の併存は独Ifo経済研究所の景況感指数にも表れる。ドイツ製造業の7月の指数は3カ月連続の改善でマイナス12となった。4月のマイナス44と比べれば大きく回復しているが、危機前の水準にはまだ達していない。

特徴的なのが、現状判断がマイナス34とかなり低い一方で、先行き判断がプラス13まで高まり、指数全体を引き上げていることだ。「いまは悪いがいずれ良くなる」という期待先行が鮮明で、新型コロナウイルスの感染第2波などのリスクが表面化すれば企業心理が一気に崩れかねない危うさがちらつく。

ドイツ経済は本格回復に向かうのか。カギを握るのが屋台骨である自動車産業だ。5日公表のドイツの7月の乗用車生産は前年同月比6%減で、4月の同97%減から大きく回復した。ただ、頼みの乗用車輸出は7月も同15%減で勢いを欠く。「新車販売は回復しているが、7~9月期も前年割れ」(独ダイムラー)との厳しい見方が多い。

自動車が復活しない限り、素材などの回復にも限界がある。欧州化学最大手、独BASFのマーティン・ブルーダーミュラー社長は「7~9月期の営業利益が4~6月期より大幅に改善するとは思わない」と慎重だ。

それでも企業が先行きへの楽観を失っていないのは、中国向けの輸出が回復していることが大きい。ドイツの国内総生産(GDP)に対する輸出の割合は47%で日本の18.5%を大きく上回る。そんな輸出大国に、最大の貿易相手国である中国がいち早く景気の谷を抜け出したことは明るい兆しといえる。

独連邦統計庁によると6月の輸出は前月を14.9%上回ったが、前年同月比では9.4%減少した。国・地域別でみると、ユーロ圏向けが前年同月比で11%減の361億ユーロ(約4兆5千億円)、米国向けが同20.7%減の73億ユーロ、英国向けが同15.7%減の50億ユーロと激しく落ち込んだ。

一方で、中国向けは同15.4%増の83億ユーロまで伸びた。独BMWは中国で4~6月に前年同期よりも17%多く新車を販売した。ドイツ産業連盟のヨハヒム・ラング氏は「中国貿易の安定が国際貿易全体の回復を促し、ドイツ企業の利益につながっている」と分析する。

欧州連合(EU)は7500億ユーロ(約94兆円)規模の欧州復興基金をテコにユーロ圏経済の自律回復を目指すが、効果が出るには時間がかかる。米国でも感染第2波が広がり、景気の本格回復はほど遠い状況だ。

米中の対立が深刻化して経済のデカップリング(分断)がドイツでもささやかれる。ただ足元の経済状況を踏まえれば、そう簡単に中国と距離を置けない現実がある。』

ロシアGDPが大幅悪化 4~6月期は前年比8.5%減に
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62542420S0A810C2EAF000/

ロシア、新型コロナワクチン承認 治験途中で
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62522460R10C20A8FF8000/

※ 第3段階、すっとばして、第2段階で承認したらしい…。オイオイ、という感じだ…。当然、「承認取って、接種する。」んだろうが、「その承認」がしっかり理解されるものなのか…。副作用、出まくりでも、当局が隠蔽したりしないのか…。ここも、情報統制国家、秘密警察国家だからな…。クワバラ、クワバラだ…。