米民主党副大統領候補はハリス氏か?

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/20393

『バイデン前副大統領は7月29日、地元デラウェア州で人種間の経済格差について演説を行いました。そのとき、あるカメラマンがバイデン氏が握っていた紙のメモを撮影したのです。

 メモの冒頭にはカマラ・ハリスと明記してありました。その下に「恨みはない」「私とジルと一緒に選挙運動を行う」「才能がある」「選挙の大きな助けとなる」「非常に尊敬されている」と、議論する要点のリストが書かれてありました。

 「恨みはない」とはどういう意味なのでしょうか。

 昨年6月に開催された1回目の民主党大統領候補指名争いのテレビ討論会で、ハリス上院議員(55)はバイデン前副大統領が上院議員のとき、学区を超えたスクールバスによる人種の融合政策に反対したと、奇襲攻撃を仕掛けました。ハリス議員の攻撃に対して、バイデン前副大統領は効果的に反撃ができませんでした。

 その結果、ハリス氏は1回目のテレビ討論会で本命のバイデン氏を倒して、支持率を伸ばし注目を浴びました。

 この件に関してバイデン前副大統領は、ハリス上院議員に「恨みがあるのではないか」という憶測が飛び交いました。バイデン氏はこの憶測を打ち消したいのでしょう。

 次に、「私とジルと一緒に選挙運動を行う」です。ジルはオバマ政権のセカンド・レディであったバイデン氏の妻です。主語はハリス上院議員で、「今後、ハリス氏は私とジルと一緒に11月3日の投票日を目指して、選挙戦を共に戦う」という意味です。副大統領候補はハリス議員であることを示唆する一文です。

 加えて、ハリス上院議員は才能があり、バイデン陣営に大きな助けとなり、しかも非常に尊敬されていると記してあります。バイデン氏がハリス議員をかなり高く評価していることが分かります。

 このメモ用紙はバイデン氏個人のものです。というのは、用紙の上部に「Joseph R. Biden, Jr.(ジョセフ・R・バイデン, ジュニア)」と印刷してあるからです。しかもメモはタイプしたものではなく、バイデン氏の直筆です。そこがポイントです。いわゆる「機密情報」だった訳で、信頼度は極めて高いといえます。』

バイデン氏の一部周辺、副大統領候補にハリス氏以外を求める

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-08-03/QEEVSBDWX2UW01

  • バイデン氏の副大統領候補選びは大詰めを迎えている
  • 副大統領候補発表は10日の週になるとみられる-関係者

11月の米大統領選で民主党候補指名を確実にしているジョー・バイデン氏の一部周辺は、副大統領候補にカマラ・ハリス上院議員(カリフォルニア州)以外の人物を推している。副大統領候補選びは大詰めを迎えているが、ハリス氏はこれまでのところ最有力候補とみられている。

  バイデン氏は7月28日、自身の副大統領候補を8月の第1週に明らかにすると述べていた。しかし、選考プロセスに詳しい関係者によると、陣営は候補発表を10日の週に計画している。民主党の全国大会は8月17日に始まる予定。

  ハリス氏の他には、カレン・バス下院議員とスーザン・ライス元大統領補佐官(国家安全保障担当)も有力視されており、エリザベス・ウォーレン、タミー・ダックワースの各上院議員もまだ候補に残っているという。

  バイデン氏の周辺の一部は、忠実なナンバー2になるにはハリス氏は「野心的」過ぎると主張。フロリダ州の寄付者ジョン・モーガン氏はCNBCに対し、「彼女は就任式の日に大統領選に向けて始動するだろう」と述べた。ハリス氏は今年、大統領候補に選ばれるのを目指して民主党予備選に出馬していた。

  バイデン氏が政権の座を獲得した場合、1期のみで退任するとの幅広い観測がある。実際にそうなった場合、副大統領は2024年大統領選の民主党候補指名争いで早い段階で最有力になるとみられる。民主党関係者の一部には、24年選挙での大統領候補が既成事実化しないよう、バイデン氏には大統領職には関心のない人物を副大統領に選んで欲しいとの考えがある。

  08年の選挙でヒラリー・クリントン氏の選対責任者だったパティ・ソリス・ドイル氏は、「どの大統領候補も副大統領候補を選ぶ際に検討する要素の1つは、相手の政治的野心だ。4年後や8年後の可能性を考えて積極的に自分を押し上げようとする人物は望まないだろう」と指摘。「探しているのは政権運営を手伝ってくれるパートナーだ」と語った。

原題:
Democrats Ply Biden With Running Mate Alternatives to Harris (1)(抜粋)