バイデン氏、強力な対中外交可能 米識者インタビュー

 ※「ジャパン・ハンドラー」としても名高い、マイケル・グリーン氏のインタビュー記事だ…。これも、非常に参考になる…。一読を、おすすめする…。

 『―トランプ政権が対中強硬姿勢を強めている。
 政権が中国により強いメッセージを送るのは正しいと思うが、ポンペオ国務長官の対中演説は、国家の崩壊を勝利の定義としているように聞こえる。米国民は特定の分野では中国との協力を望んでいるし、米国の同盟国で中国共産党の崩壊を目指す連合に加わろうとする国はない。イデオロギー的に戦線を張ることは中国との戦略的競合に役立たない。』


 ※ ポンペオ演説を額面通り受け取ると、「最終目標」は、「北京政権転覆」に置いているようにも聞こえる…。
 それが、どの程度確固としたもの…、なのかどうか…。
 米政権は、「周辺国」に、どの程度まで「戦線」に加わることを要求するものなのか…。

 『―トランプ氏が再選された場合の対中政策は。
 国務省や国防総省、国家安全保障会議(NSC)は現在同様に強硬姿勢のままだろう。しかし、トランプ氏は方針を変えるかもしれない。予測不能だ。政権内のタカ派も内々では、トランプ氏が2期目に何をするかと懸念する声を漏らしている。』


 ※ ここいら辺の、見極めが重要だ…。政権の構想だけでなく、議会の動向や世論の動向にも、注視していく必要があるだろう…。

『―バイデン氏が当選すればどうなるか。
 (対中強硬姿勢は)米議会で超党派の支持があるため、継続するだろう。多国間外交を利用することで、より強力な外交手段を手にすると思う。中国の強硬派の一部はトランプ氏勝利を望んでいる。彼らはトランプ氏が米国の同盟に打撃を与えているとみているからだ。
 ―バイデン氏の副大統領候補に親中派と目されたライス元大統領補佐官が挙がっている。
 (米中が国際社会を主導する)「G2論」は今は人気がない。ライス氏はスピーチで(中国との)「新型大国関係」を機能させると呼び掛けたが、当時スピーチ原稿を書いた人たちは考えを変えた。仮にライス氏が副大統領や国務長官になっても、彼女のスタッフがG2論に熱意を示すことはないだろう。』


 ※ バイデン氏当選となれば、「ボトム・アップ」の手法が復活する可能性が高いだろう…。
 そうなれば、その「ボトム」の意向(補佐官、官僚、シンクタンクなど)を、探ることが重要となるだろう…。

『―米中対立が激化する中、日本の対応は。
 韓国やシンガポールのような(米中どっち付かずの)戦略的曖昧性の追求は最悪のやり方だ。米国内で不信感を生み、中国は自身の圧力が働いていると考えるようになる。安倍晋三首相は中国に対して、日米同盟は神聖で、決して離間できないという明確なシグナルを発している。』


 ※ 重要なことは、「日本国の国益」の最大限の実現だ…。
 そのためには、「フリをする外交」「腹黒い立ち回り」も、不可欠だ…。
 「北京政権転覆包囲網」に加わることは無いまでも、「北京政権兵糧攻め包囲網」には、加わらざるを得ない可能性は、高い…。
 しかし、そこにおいても、「やってますのフリ」「加わってますのフリ」をして、やり過ごす…という策も、あり得る話しだ…。
 いずれ、「時が、決着をつけるだろう」ということもある…。
 どっちに転んでも、「日本国」が存立していくことができるように、「舵取り」していくことが、肝要だ…。
 その時々の「情勢」を、注意深く、観察しながらな…。