

『米メディアは20日(現地時間)、艤装工事中のジェラルド・R・フォード級空母2番艦「ジョン・F・ケネディ(CVN-79)」で火災が発生したと報じている。
ジェラルド・R・フォード級空母2番艦「ジョン・F・ケネディ(CVN-79)」は昨年10月に進水を果たした後、ニューポート・ニューズ造船所の埠頭に係留され艤装工事中を行っている最中だが、この空母の艦内で火災が発したと米メディアが報じている。
ニューポート・ニューズ造船所の親会社であるハンティントン・インガルス・インダストリーズ(HII)の説明によれば、ジョン・F・ケネディの艦内で火災が発生したのは午前10時頃で直ぐに全作業員が艦外へ避難を開始、火災は造船所の非常事態対応スタッフによって消火されたらしいが、米海軍はケネディの火災について今のところ公式なコメントを出しておらず火災による艦の被害については良く分かっていない。
恐らく今回の火災による艦へのダメージは軽微だったのだろう。
ただ、この1週間で停泊中の大型艦に集中して火災が発生しているという事実は驚きを通り越して、もはやミステリーの領域だ。
今月12日サンディエゴ海軍基地で近代改修工事を受けていたワスプ級強襲揚陸艦6番艦「ボノム・リシャール」の火災、17日ノーフォーク造船所に停泊していたワスプ級強襲揚陸艦3番艦「キアサージ」では溶接作業中の火花が原因と見られる火災、そして20日ニューポート・ニューズ造船所で艤装工事中のフォード級空母2番艦「ジョン・F・ケネディ」でも火災が発生したという事実を「偶然」という言葉で片付けるのは無理がある。
この3艦に共通する「多くの民間作業員が出入り可能な埠頭で工事(改修/艤装)の艦」という条件に当てはまるのは、艤装工事中のズムウォルト級駆逐艦が1隻、アーレイ・バーク級駆逐艦が3隻、フリーダム級沿海域戦闘艦が3隻、インディペンデンス級沿海域戦闘艦が2隻、バージニア級原子力潜水艦が1隻、サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦が1隻、これに定期検査や近代改修を受けている艦を含めると条件に当てはまる艦の数は20隻を越えるかもしれない。
これだけの数の艦艇が火災を起こした3隻と同じように工事を行っているのに、米海軍の艦隊運用に大きな影響が及ぶ「空母」や「強襲揚陸艦」だけに火災が集中しているのは余りにも不自然に映る。
因みに米海軍はワスプ級強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」の火災事故を受けて直ぐに、作業の火災に対する安全プロトコル手順を見直し済みだ。それにも関わらず強襲揚陸艦「キアサージ」や空母「ジョン・F・ケネディ」で火災が立て続けに発生するのは異常としか言いようがない。
敢えて結論は述べないが、ここまで来ると「ある種の組織による作為的な放火の可能性」も調査したほうが良いのかもしれない。』
※ 1週間で、3隻とは穏やかじゃ無い…。
こういう一連の事件を「分析」しようとする場合、有効な手法は「時系列」で並べてみる…、という方法だ…。
・7/12 急襲揚陸艦ボノム・リシャールで火災
・7/17 急襲揚陸艦キアサージで火災
・7/20 空母JFKで火災
やたら、火災が続いているな…、という程度で、あまり見えてくるものは、無い…。
※「事件」つながりで、もう一方の「ジョージ・フロイドの死」に続く、一連の抗議行動、それに対するトランプ政権側の対応も並べてみた…。
ジョージ・フロイドの死
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89%E3%81%AE%E6%AD%BB
トランプ米大統領、「大量の」連邦職員を派遣方針 都市の犯罪対策強化に
https://www.bbc.com/japanese/53509047
・5/25 ジョージ・フロイド事件が発生
・5/26~5/29 抗議行動が発生 一部が暴徒化、暴動レベルに発展する
・5/29 トランプ氏、一時退避したと伝えられる
・5/31 ANTIFAをテロ組織に指定すると、表明
・6/1 連邦軍の投入も、辞さずと発言
・6/12 シアトルで自治区が宣言される
・6/20 地裁判事の息子と夫が、襲撃される
・7/17 国土安全保障省、管轄下の部隊が出動 デモ参加者の拘束を開始する
・7/22 トランプ氏、「レジェンド作戦」を表明 大量の連邦職員を投入すると、威嚇する
これに、上記の火災事件の時系列を、混ぜてみる…。
・5/25 ジョージ・フロイド事件が発生
・5/26~5/29 抗議行動が発生 一部が暴徒化、暴動レベルに発展する
・5/29 トランプ氏、一時退避したと伝えられる
・5/31 ANTIFAをテロ組織に指定すると、表明
・6/1 連邦軍の投入も、辞さずと発言
・6/12 シアトルで自治区が宣言される
・6/20 地裁判事の息子と夫が、襲撃される
✫7/12 急襲揚陸艦ボノム・リシャールで火災
・7/17 国土安全保障省、管轄下の部隊が出動 デモ参加者の拘束を開始する
✫7/17 急襲揚陸艦キアサージで火災
✫7/20 空母JFKで火災
・7/22 トランプ氏、「レジェンド作戦」を表明 大量の連邦職員を投入すると、威嚇する
どうだ?ちょっと、見えてきたものがあるだろう?
しかし、これでもまだ、大きな「構図」みたいなものは、見えてこない…。なんか、もっと「重大なもの」が絡んでいるような気がする…。
それで、自分の上げた「投稿」を、検索してみた…。幸い、全投稿には、「カテゴリー」のタグが付けてあるから、「中国の戦略」タグで集めてみた…。
そしたら、「ははあ、これかな…。」というものが、見つかった…。
時系列で抜いたものを、ならべてみる…。
・5/18 法案を提出
・5/28 採択
・6/1 審議の段取りを決定
・6/30 可決
・7/1 施行
これを、さらに上記に、混ぜてみる…。
✦5/18 法案を提出
・5/25 ジョージ・フロイド事件が発生
・5/26~5/29 抗議行動が発生 一部が暴徒化、暴動レベルに発展する
✦5/28 採択
・5/29 トランプ氏、一時退避したと伝えられる
・5/31 ANTIFAをテロ組織に指定すると、表明
✦6/1 審議の段取りを決定
・6/1 連邦軍の投入も、辞さずと発言
・6/12 シアトルで自治区が宣言される
・6/20 地裁判事の息子と夫が、襲撃される
✦6/30 可決
✦7/1 施行
✫7/12 急襲揚陸艦ボノム・リシャールで火災
・7/17 国土安全保障省、管轄下の部隊が出動 デモ参加者の拘束を開始する
✫7/17 急襲揚陸艦キアサージで火災
✫7/20 空母JFKで火災
・7/22 トランプ氏、「レジェンド作戦」を表明 大量の連邦職員を投入すると、威嚇する
どうだ?法案の審議と、一連の暴動騒ぎは、ピッタリ重なるだろう?
一連の艦船の火災騒ぎは、全て、「施行後」に起きている点も、注目だ…。
ジョージ・フロイド事件及びその後の騒動が、「巨大な煙幕だった。」と聞いても、オレは驚かないね…。
さらに、上記に最近の動きや、日本側の動きを混ぜてみる…。
✦5/18 法案を提出
・5/25 ジョージ・フロイド事件が発生
・5/26~5/29 抗議行動が発生 一部が暴徒化、暴動レベルに発展する
✦5/28 採択
・5/29 トランプ氏、一時退避したと伝えられる
・5/31 ANTIFAをテロ組織に指定すると、表明
✦6/1 審議の段取りを決定
・6/1 連邦軍の投入も、辞さずと発言
・6/12 シアトルで自治区が宣言される
・6/20 地裁判事の息子と夫が、襲撃される
(日)6/28 イージスアショアを撤回する
✦6/30 可決
✦7/1 施行
✫7/12 急襲揚陸艦ボノム・リシャールで火災(日) (日)7/16 日経、三峡ダムを報じる(ただし、英文)
・7/17 国土安全保障省、管轄下の部隊が出動 デモ参加者の拘束を開始する
✫7/17 急襲揚陸艦キアサージで火災
(日)7/17 中国出口プロジェクトが明らかになる
✫7/20 空母JFKで火災
・7/22 トランプ氏、「レジェンド作戦」を表明 大量の連邦職員を投入すると、威嚇する
・7/23 ポンペオ演説
(日)7/22 尖閣は中国固有の領土発言
(日)日経、三峡ダムを報じる
・7/25 ヒューストン領事館を閉鎖
・7/25 成都領事館を閉鎖
・7/25 中国人4人を訴追
・7/27 中国・イラン、協定締結検討中の報道
(日)7/30 郡山で爆発事件
(日)7/30 緊急地震速報の誤報事件
・7/29 アリゾナで列車火災
大分、見えてきた感じですよね…。
こういう「時系列」で並べるなんてことは、実は容易い(たやすい)ことだ…。最近では特に、コンピューターで自在に「並べたり」「並べ替えたり」できるから、なおさらだ…。
重要なのは、「プライオリティー」を考えることだ…。そのことがら、でき事を包摂している「上位の層」とは、何なのか…。どういう「層構造」が、抽出できるのか…。
その人達にとって、「大切な価値」とは何なのか…。何を「譲れない価値」と考えているのか…。
そういうことを、日頃から考え続けること…。倦まず、弛まず(たゆまず)、飽きずに考え続けること…。それが、鍛錬だ…。