不平を言う暇にソフトを組めという話。

 ※ 兵頭二十八氏のサイトからの情報だ…。
 前に、IT担当大臣自らアプリ開発をした…、という話しを語ったことがあった…。
 この情報によれば、むろん個人の力量もさることながら、政府の肝いりで2012年から、腕に覚えがある「個人プログラマー」が参加しやすい「プラットフォーム」を構築していて、その功績も大きい…、ということだ…。
 限られたリソースを、有効に活用した好例だな…。

『匿名記者による2020-7-27記事「Taiwan’s Tech-savvy Citizens Helped Flatten Its COVID-19 Curve」。
      台湾政府が国民にマスクを配給し始めたのは1-28だった。

 マスクのパニック買占めを阻止するため、薬局で購入できるマスクについて、買い手の国民保険番号と連動させることにより統制を図った。

 国民保険証をもつ国民や在留外国人たちは、保険証を示すことにより、7日以内に2個のマスクを購入できた。

 この措置は2-6にスタートすると、2-4に予告された。
 すると台湾国内の多数の民間有志が、この政府の行政を助けるソフトウェアを作って無料公開した。
 59のマップシステム、21のオンラインアプリケーション、3つのチャットボット、23のマスク販売所検索システム、22のアプリケーション、5つの音声案内システム、2つの情報共有システム、1つのオンラインのマスク・リザベーション・システム。
 これが行政の苦労を大いに緩和した。闇屋は、決して育つことはなかった。

 これらのソフトは、マスクが余っている人や場所と、マスクを切実に必要とする人や場所との間を、最短時間で橋渡しした。寄付マスクの再分配も迅速になされた。

 結果として台湾の民主主義と社会資本が強化された。

 台湾国内で政府の配給用のマスクの製造がスタートしたのは4月だが、それまでのクリティカルな時期を、こうした民間有志のソフトウェアが救援したのである。
 おかげで4月以降は、台湾は、困っていた他国にマスクを寄贈できるようになっている。

 どうして台湾ではこんなことが可能だったか?
 まず、政府の政策に助力しようという民間有志のソフトウェアプログラマーの仕事がしやすいようなインフラが、政府によって、もともと、整備されていたのだ。具体的には「g0v.tw」というオンライン上のプラットフォームが2012年からできていた。ボランティアのプログラマーは、そこに来さえすれば、必要なツールやデータも、楽々と得られるようになっている。

 このサイトを訪れるプログラマーたちの中に、しぜんに世話焼き人格の者(匿名)が3人あらわれ、その3人が、他のプログラマーたちに呼びかけ、糾合・勉励して、必要なソフトウェアを最短時間で組み上げた。

 台湾政府の保健省は、国内の薬局の十全なデータをもっており、それをこのサイトからの要望に基づいて、提供した。
 データの内容は、薬局の店コード、住所、営業時間帯、マスク在庫数、など。

兵頭二十八の放送形式』