国民洗脳による弊害 : 机上空間

http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/22936880.html

※ いやー、おっしゃる通りだと思うぞ…。

※ 「情報統制国家」は、いいように国民の「思考」を操って、「統治者」側に都合のよい「世論」を作り出すことはできる…。

※ しかし、それで「現実」が変わるものでは無く、しょせんは「現実」を「言説」でくるんで、「正確」な現実認識、現状認識ができないようにしているだけの話しだ…。

※ いずれは、「現実」が、それまで「被膜的」に覆っていたものを破って、本当の「現実の姿」が露わにならざるを得ない…。その時には、もはや手遅れになっていて、修復のしようがなくなっている…。「傷」は、広がって、より深いものになっていることが殆んどだ…。

『国家が国民の制御を行おうとする場合、教育の段階で真偽を取り混ぜた洗脳を行う傾向があります。自身を被害者ポジションに置いて、敵愾心を煽り、明確な敵を設定する事で、国内の問題から目を逸らさせるのに便利だからです。しかし、スケールの大小にかかわらず、真実によらない嘘というのは、その嘘を糊塗する為に別の嘘を生み、雪だるま式に増えていって、ついには辻褄が合わなくなります。そして、一部の懐疑的になったり、自身の頭で考える人とは別に、政府の尻馬に乗った大量の虚構をベースに憎しみを植え付けられた人々を生み出します。

多くの場合、これは政府にとって都合が良い事なのですが、ちょうどよいところで止まる事が無く、大概の場合は制御が効かなくなるところまで、ナショナリズムが沸騰する事になります。10万人殺されたよりも、100万人殺さたほうがインパクトがあるという理由で、事実認定されたりします。そして、おうおうにして、組織の中での地位を欲しがる知識人と称する人々が、この捏造に加担する事が問題を大きくします。』
『植え付けられた差別や敵意は、都合の良い事実の解釈が並べられるので、疑問を挟む余地が無くなり、純度の高い憎しみに昇華しやすくなります。それは、統治する側が適当と思われるレベルを踏み越えて、しばしば制御が不能になります。』


『5月の頭に発生した、インドと中国の国境紛争も、恐らくは膨れ上がった軍部のナショナリズムが暴走したのではないかと言われています。何しろ、協定により何十年も武力衝突は無かったわけですから、今、このタイミングで行う意味は、ほぼ無いわけです。核保有国であるインドと事を構えるとなると、中国は周辺国の全てと紛争を持つ事になります。しかも、戦争も辞さない構えのインドは、反中国包囲網の核として機能します。国内外に難題をかかえる中国としては、少なくても今はインドを敵に回したくないはずです。しかし、領土拡張路線で、仮想敵を掲げながら、国民を鼓舞してきた共産党としては、自ら植え付けた愛国心に応える為に、強行路線を引っ込めるわけにもいかないのです。そうすれば、国民の敵意が指導部に向くからです。つまり、自ら育てたナショナリズムによって、指導部の取れる戦略が制約されるという自縛状態になるわけです。

なにしろ、自らの教育によって、国民の多くが他国への侵略や、領土獲得の権利が自国にあると信じ込まされているのですから、この期待に応えていかないと、政府批判に容易に転換します。それに反証するような情報は、何十年にも渡って、政府が検閲・統制してきたので、国民には触れる機会さえありません。今更、路線の変更もできないのです。』
『こうして、ナショナリズムに頼った国家は、肥大化した自尊心に侵された国民の拡張路線によって、多くの周辺国と紛争を起こし、内部から瓦解していくのが歴史の示すところです。いかに核を持とうと、数百万の軍隊を持とうと、周辺国全てを敵に回して戦争する事は不可能です。それらは、張子の虎として、実戦投入されずに、先に国家が滅ぶ未来が待っています。』