新型コロナウイルス、感染者が確認された国と地域(12日15時30分現在)

https://www.afpbb.com/articles/-/3267980?pid=22126161

※ 死者数が、ちょっと下がったな…。この傾向が、続くのかが注目だ…。

※ 「おんや?日本の感染者数が、202人とはやけに多いな…。」という感じだ…。

それは、「クルーズ船の感染者の取り扱い」が、厚労省(および、WHO)の見解と異なるからだ…。

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年2月12日版)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09450.html

※ 厚労省(および、WHO)の見解だと、「日本国内の感染者」としてカウントすべき人数は、「28人」となる…。

「クルーズ船」は、船籍が英国で、運航の船会社は米国の会社だ…。それで、「ツアー」を企画して、寄港先で乗客が「ウイルス感染」したものを、「日本国内の感染者として、勘定しろ!」と言われてもなあ…。

厚労省の立場としては、「そりゃ、聞こえませんな。」と言うのが、当然の話しだろう…。

※ チャーター機で帰国した人以外で、「国内感染した人」は、16人いる…。「濃厚接触者」も、追跡調査したようだ…。

※ チャーター機で帰国組においては、現在までに陽性が判明した人数は、9人か…。こっちは、もう少し増えるかもしれんな…。

新型コロナで注目の「クルーズ船」ツアー ダイヤモンド・プリンセス号“人気の秘密”

『2004年にデビューしたダイヤモンド・プリンセスは、日本で建造された最大の客船で、全長290メートル、全幅37・5メートル、総トン数は11万5875トン。乗客定員は2706人で、巡行速度は22ノット(時速41キロ)。船籍はイギリスで、船会社はアメリカの「プリンセス・クルーズ」である。
「乗員乗客約3700人のうち、日本人は半数近くとなっています」』
『「日本人の乗客の多くが、現役をリタイアした60~70代のシニアの方たちです。ゴールデンウィークや夏休みは、子供とその両親、祖父母と3世代の方たちが乗船されることもあります」』
『今回、コロナウイルスに見舞われたツアーは、『初春の東南アジア大航海16日間』で、ツアー1人当たりの料金は、一番安い内側ツインベッドで19万8000円。海側バルコニーが27万8000円~、ジュニア・スイートが39万8000円~、プレミアム・スイートが74万円、最も高額なのは約124平米のグランド・スイートで138万2000円となる(いずれも税別)。1月20日に横浜を出発後、22日に鹿児島に寄港し、25日に香港に到着。その後ベトナムや台湾を巡り、2月1日に那覇に寄り、4日早朝に横浜に戻る予定だった。』

※ 人間、どこでどんな災難に見舞われるのか、分からんものだな…。

サイトカインストームについて…

※ 「サイトカイン」の話しの最後で、「免疫系の暴走」について語ったが、その一つが「サイトカインストーム」と言うものだ…。

サイトカインストーム ( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%B3%E6%94%BE%E5%87%BA%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4#%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%A0 ) サイトカインストーム: Cytokine storm)(en)、またはサイトカインカスケード: Cytokine cascade)、高サイトカイン血症: Hypercytokinemia)はサイトカイン白血球ポジティブフィードバックで発生する、時に致死的な免疫反応である。様々なサイトカインの血中濃度が上昇する[8]。IL-6 阻害が新たな治療法につながる可能性が報告されている[7]。サイトカインストーム(cytokine storm )という用語は、1993年2月のGVHDに関する論文で医学誌英語版)に初めて掲載された[9]。』

症状: 代表的な症状は、高熱腫脹、潮紅、極度の疲労嘔気である。多臓器不全に至り死亡する例もある[10]。』

原因: 免疫系病原体と闘う際には、感染細胞からサイトカインシグナルが放出されてT細胞マクロファージ等の免疫細胞を炎症部位に誘導する。その後サイトカインはこれらの免疫細胞を活性化し、さらなるサイトカイン放出を促す[11]。通常は、身体はこのフィードバックを見張っているが、時には、制御が乱れて免疫細胞が1箇所に過剰に集中して活性化されることがある。その正確な理由は完全には解明されていないが、新たな高病原性の脅威に対して過剰に反応するためであろうと考えられている。サイトカインストームは臓器組織に重大な障害を与える可能性がある。例えばサイトカインストームがで起こった場合には、漿液や免疫細胞が気道に集中して閉塞を生じ、死亡する危険性がある。

サイトカインストーム(高サイトカイン血症)では、免疫系が抑制・疲弊していない場合には150種以上の炎症性メディエーター(サイトカイン、ラジカル凝固・線溶系)が放出される。炎症性サイトカイン(TNF-αIL-1IL-6等)と抗炎症性サイトカイン(IL-10英語版)やIL-1Ra英語版)等)の両方の血清中濃度が上昇する[12]

サイトカインストームは多くの炎症性疾患および非炎症性疾患(移植片対宿主病(GVHD)、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、敗血症エボラ出血熱鳥インフルエンザ天然痘全身性炎症反応症候群(SIRS))で発生する[13]ほか、一部の医薬品でも誘発される。その実例として、2006年に治験薬TGN1412英語版)が第I相臨床試験実施中の6名にサイトカインストームによると思しき[14]極めて重篤な反応[15]を惹起したことが挙げられる。』

パンデミックでの役割: 1918年から1919年に掛けて流行したスペイン風邪では、5千万〜1億人とされる死者の中で健康であった若者の死亡数が際立って多かった理由として、サイトカインストームが発生したことが関係すると信じられている[8]。この場合、健康な免疫系は身を守るものとしてではなく己を攻撃するものとして動作したことになる。2003年のSARS流行の際も、香港での予備的な調査の結果、その死因の多くがサイトカインストームによると判明している[16]H5N1トリインフルエンザでヒトが死亡する場合にも関係している[17]2009年新型インフルエンザ(H1N1)で基礎疾患のない若者の死亡率が高いことも同様に説明され、スペイン風邪でも同様であったであろうと推測されている[18]。しかし、米国疾病予防管理センター(CDC)はH1N1の症状は従来の季節性インフルエンザと同じで[19]、「ブタ由来A型インフルエンザウイルス(H1N1)の変異株に関する臨床的知見の集積は不充分である」と声明を出している[19]。サイトカインストームはハンタウイルス感染症でも発生する[20]。』

※ 残念ながら、まだ原因(発生の機序(メカニズム))は、解明されていない…。ただ、様々なウイルス感染症において、重篤化する症例や、時には死に至る症例で、この「サイトカインストーム」が生じているんだろうと、信じられている…。

※ その一例が、「エボラ出血熱」だ…。( 【図解】エボラウイルスの攻撃の仕組み:感染から発症まで https://www.afpbb.com/articles/-/3232833?pid=21422714

※ 5段階目で、「サイトカインストーム」が発生すると推測している…。そうすると、「あらゆる臓器が攻撃され」、「全身の血管系が損傷し、内出血を起こし、傷口・粘膜・身体の開口部などの部位から出血する」ことになる…。そして、「多臓器不全」「循環血液量減少性ショック」によって、死に至ることになる…、という話しだ…。

※ 「エボラ出血熱」と聞いた時は、「なんで、ウイルス感染で出血するんだろう…。」と不思議に思ったが、ウイルス感染により血管なんかが破壊されるだけでは無く、どうも、「サイトカインストーム」により免疫系が暴走し、自己の細胞の攻撃・破壊の歯止めがかからない…、と言うこともありそうだ…。

※ この現象は、何も「エボラ」に限った話しでは無い…。通常の「季節性インフルエンザ」においても、「重症化する例」が散見され、研究の対象になっている…。「インフルエンザ脳症」とか、聞いたことがある人もいるだろう…。

※ 上記のように、50過ぎたら、入院を要する事態になったり、重症になったりする率が、ぐっと増える…。おそらく、そこを境目に、人間の身体の「免疫メカニズム」に、何らかの変化が生じるんだろう…。「サイトカインストーム」みたいな免疫系の暴走を「抑制する力(ちから)」も、衰え始めるものと思われる…。

※ 研究者達は、様々な「仮説」を立て、その症例を抑制する「薬(くすり)」を発見しようと、研究している…。

※ 中には、有効なものが発見された研究例も報告されている(まだ、「マウス」での研究段階のようだが…)。

※ こうやって、地道に研究して、有効な対策を探求して行く他は無い…。

だから、無闇な中国叩きは、全く意味が無い…。そんなことよりも、「正確な医学的なデータ」、「正確な疫学的なデータ」を提供してもらうことの方が、よっぽど役に立つ…。

インフルエンザってそんなに怖いの?
http://www.tmd.ac.jp/mri/koushimi/shimin/shiryou012.pdf

インフルエンザ感染の重症化機序と治療法
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shonijibi/37/3/37_305/_pdf

季節性・高病原性鳥インフルエンザの重症化・多臓器不全の発症機序解明と治療薬の提案
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-24249059/24249059seika.pdf

※ 画像は、上記の.pdfからキャプチャした…。