サイトカインについて…

※ 「サイトカイン」は、免疫に関するものだ…。

※ 「免疫」の話しを調べると、やたら「専門用語」が登場して、素人にとっては「分からん…。」話しが殆んどだ…。しかし、例によって、「分からなくても、気にしない。」「細部は分からなくても、ざっくりと、大体のところが分かれば、よしとする。」と言う方針で、かかることにする…。

※ まず、「そもそも、免疫とは、どういうものなのか」と言うことからだ…。このサイトの説明が参考になった(「がん細胞にはたらく自然免疫と獲得免疫のしくみ」 https://www.yscbrp.com/treatment/acquired/ ) 。

『ステップ1:自然免疫で攻撃する。

ステップ2:対処できないものは獲得免疫で攻撃する。

ステップ3:この時、サイトカインが免疫細胞を活性化させる。

ステップ4:病原体を破壊する。』
『白血球はどのようにして病原体やがん細胞などの「敵」を攻撃しているのでしょうか?そこには2段階で作用する「自然免疫」と「獲得免疫」という仕組みがあり、そのはたらきを「サイトカイン」という物質が調節しています。 では、「自然免疫」・「獲得免疫」・「サイトカイン」のそれぞれの仕組みはどのようになっているのでしょうか。』
自然免疫とは
生まれつきもっている免疫で、体内へ入り込んできた病原体(敵)を発見し最初に攻撃をしかけるシステムです。
自然免疫を担当する細胞は、顆粒球、マクロファージ、樹状細胞、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)等です。
ナチュラルキラー細胞は、常に体内を巡回し、がん細胞を発見すると司令官役の細胞の指示を受けずとも攻撃できる細胞です。また顆粒球・マクロファージなどは病原体(敵)を自ら飲み込んで破壊します。
さらにマクロファージや樹状細胞は、「敵」を発見するとその情報を「獲得免疫」のヘルパーTリンパ球(Th)やキラーTリンパ球(CTL)へ伝えます。このことを「抗原提示」といい、免疫細胞の中でも特に樹状細胞は強い抗原提示能力を持っており、自然免疫から獲得免疫への橋渡しをする極めて重要な細胞といわれています。』
獲得免疫とは
いろいろな病原体や異物などに接触することで身につき、自然免疫で対処しきれない病原体(敵)を処理します。同じ病原体(敵)が再度侵入すると素早く攻撃することができるようになり、それが「抵抗力が強くなり、病気にかかりにくくなる」、一般に「免疫がつく」ということになります。
さらに獲得免疫は、活躍するヘルパーTリンパ球の種類やその作用の仕方によって「細胞性免疫」と「液性免疫」に分けられます。

1.細胞性免疫
主要な細胞は、樹状細胞、リンパ球で、主役はTリンパ球です。マクロファージ、樹状細胞等から抗原提示(情報伝達)があるとヘルパーTリンパ球は、インターロイキンやインターフェロンなどのサイトカインを放出し、キラーTリンパ球(CTL)やナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化し、がん細胞を攻撃させます。がん細胞にはたらく「がん免疫」ではこの免疫が重要なのです。

2.液性免疫
液性免疫の主役はBリンパ球と抗体です。ヘルパーTリンパ球から指令を受けたBリンパ球はサイトカインにより活性化されると、多量の抗体を産生し病原体を集中攻撃します。』
『免疫細胞の活性化に必要なサイトカイン
免疫細胞が活躍するには見張り番役・司令官役の樹状細胞やマクロファージが、がんや細菌、寄生虫などの敵を認識し適切な指令を出すことと、その敵と戦う応援団役(Th1やTh2等々)や兵隊役のリンパ球(NK細胞やキラーTリンパ球など)を刺激して活性化するためのサイトカインと呼ばれる活性物質が必要です。』
応援団役ヘルパーTリンパ球には次のような種類があります。
1型ヘルパーTリンパ球(Th1)
がん免疫を高めて敵を排除するのにとくに重要なリンパ球で、がんやウイルスに対して効果的な働きをするインターフェロンガンマ(IFN-γ)などのサイトカインを産生し、ウイルス感染防御やがん免疫にかかわります。

2型ヘルパーTリンパ球(Th2)
インターロイキン4(IL-4)などのサイトカインを産生し、色々なアレルギーや寄生虫の排除にかかわります。

17型ヘルパーTリンパ球(Th17)
インターロイキン17(IL-17)などのサイトカインを産生し、細菌の排除にかかわります。最近では自己免疫疾患を引き起す原因として注目されています。

制御性Tリンパ球(Treg)(Th1)
このリンパ球はインターロイキン10(IL-10)などのサイトカインを産生して、がん免疫に限らず全ての免疫反応に対して抑制をかけ免疫系の働きが過剰になるのを防ぎます。特に進行がんの患者さんの場合ではがん免疫を抑制してしまうことがあります。』

※「獲得免疫系」と言うのが、例の「抗原・抗体反応」で、後天的に「抗原」が体内に侵入した場合に、それに対抗するべく身体が「抗体」を作ることで、ワクチンなんかは、その抗原となる「ウイルス」なんかの毒性を無毒化して、注入し、「抗体」を作らせるもの…、ということなんだろう…。

※ それで、その獲得免疫系の構成要素として、実際に「異物」を攻撃する攻撃隊や、それを支援する応援隊がいるんだが、「サイトカイン」は、それらの部隊を活性化したり、攻撃目標に目印をつけたりする働きを担う「物質」…、という位置づけのようだ。

 単一の物質ではなく、インターフェロンガンマ(IFN-γ)、インターロイキン4(IL-4)、インターロイキン17(IL-17)、インターロイキン10(IL-10)…などの様々な種類があり、それぞれに活性化させる「免疫部隊」が異なっているらしい…。

「抗原・抗体反応」や、「免疫の働き全体」に関しては、ここのサイトが分かりやすく、参考になった…。

侵入してきた敵をたたく白血球|守る(2)( https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1727

※ この図では、外敵の攻撃隊の一つである「白血球」が、サイトカインに引き寄せられて、血管内から血管外へ出動する様子が描かれている…。

※ ちょっと重要なことが記述されている…。それは、この「細胞性免疫」においては、「ヘルパーT細胞」が「サイトカイン」を放出すると、「活性化したT細胞」は、感染した細胞を破壊し、「NK(ナチュラル・キラー)細胞」は、感染した細胞などの「自己の細胞」を破壊する…、という部分だ…。

※ 「自己の細胞」は、本来は「自分の身体の一部」だ…。したがって、元来は、自分が攻撃するはずは無い…。しかし、それが「ガン化したり」「感染してしまって、他の細胞まで感染する危険が生じたりした」場合、自分の身体の一部を切り捨てる形で、重要な正常な部分(まだ、やられていない部分)を救う仕組みが備わっているんだろう…。

※ 上図は、受傷や細菌感染で「ダメージ」が生じていた状態が修復されて行く段階を示している…。血管が破れて出血していた状態→止血(たぶん、血小板が働くんだろう…)→細菌感染なんかを防止するため、免疫系細胞が集結→「炎症」が生じる→自己の細胞も、破壊される→(それを、修復すべく)繊維系の細胞が集結する→コラーゲン等の繊維や血管が新しく作られる…、という経過をたどる…。

※ と言うことで、めでたく「緊急事態」に対処するため、「自分の身体の一部」を破壊し、「切り捨てる形」で対応していた状態が、「修復」され、元の身体状態に戻りました…、となるわけだ…。

※ しかし、どうだ…。いつも、そう上手く行くものなのか…。そういう免疫の仕組みが、「暴走」する可能性は無いのか…。外敵をほぼ殲滅しても、サイトカインが放出され続け、「自己の細胞」を破壊することに歯止めがかからない…、ということは無いのか…、というのが次の話しだ…。

武漢の新型ウイルス感染拡大はピーク近くか-数学モデリングが示唆

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-10/Q5GI0ZT0G1KZ01

『中国と世界の保健当局は、武漢封鎖が同市や人口6000万人を抱える湖北省の他の都市に新型ウイルスを封じ込めるのに効果があったかどうかを熱心に見守っている。』
『香港大学の疫学・生物統計学部長、ベンジャミン・カウリング氏は6日、メルボルンでのインタビューで、「今後2週間は、何が起きているのかを理解する上で実に重要だ。他の場所へと拡散していくのか、それともこれまでに実施された制限措置のおかげで世界的なパンデミック(大流行)になり得る事態が回避できたのかだ」と述べた。』
『世界保健機関(WHO)で公衆衛生上の緊急事態プログラム担当エグゼクティブディレクターを務めるマイク・ライアン氏はジュネーブで8日、「湖北省から報告された症例数は落ち着いてきており、ここ4日間は報告症例数が増えず安定している」と説明。「朗報であり、実施されている制限措置の効果を反映している可能性がある」と述べた。』

※ けっこう重大な情報だ…。ここ2週間くらいが山場らしい…。中国の感染者数が減少、または横ばいに転ずるのか、注目だ…。