パリとフランスの黄色いベスト運動

https://www.trendswatcher.net/050919/geopolitics/%E3%83%91%E3%83%AA%E3%81%A8%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E9%BB%84%E8%89%B2%E3%81%84%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E9%81%8B%E5%8B%95/

『黄色いベスト運動は1968年の暴動と反政府ストに続く、過去50年間で最悪の反政府抗議運動であった。去年、抗議運動の暴動化は沈静化されたが、抗議はパリの一部と地方では尚も続いている。
 黄色いベスト運動は、近代の主要先進国における様々な社会問題を表面化させたのである。フランスの地方・農村から始まった黄色いベスト運動は、特定の政党とは無関係の特定のリーダーがいない、一般の労働者階級・中流階級の市民から始まった運動である。
 グローバル化が進むにつれ、都市部の富裕層と地方・農村の中流階級、労働者階級、貧困層との格差は悪化していった。大都市のパリはグローバル化の恩恵を最も受け、他の地方経済と比べGDPは倍以上である。フランスの人口の60%以上が住む地方ではグローバル化による恩恵は少なく、低い経済成長と高い失業率で経済は衰退している。
 この経済状況のなか、車を運転する人が13%と低い大都市に対して、地方では車が移動や仕事に必要不可欠であるにも関わらず、政府がガソリンとディーゼル燃料価格をそれぞれ15%と25%上げた後に、温暖化対策の一環として燃料増税と炭素税を実施したのである。増税の影響で生活が苦しくなる地方の市民が政府にNOを突きつけたのが黄色いベスト運動である。
 その他にも、政府が進める徴兵制の復活、年金受給の年齢引き上げ、「労働改革」による低賃金や雇用の不安定化、公共設備の民営化、移民増加による犯罪増加と治安悪化などの政策で、多くのフランス市民の政府への不満が高まり、燃料増税から反政府運動へと大きく発展していったのである。
 政治権力と経済の中心であるパリと地方との格差、富裕層と中流・労働者階級との格差といった多くの先進国が抱える社会問題を、黄色いベスト運動は提唱したのである。』

※ と言うことなんで、ちょっと調べてみた…。

「ますます広がり続ける格差と金持ちが富を独占するロシア・インド・タイ」:インディペンデント
『世界大規模の証券・投資銀行業務を展開するクレディ・スイスの調査レポート「グローバル・ウェルス・レポート2016」では、ロシアが世界で最も貧富の差が大きい国だと位置づけており、現在ロシア国内の総資産のうち74.5%は1%の超富裕層によって保持・管理されている現状があります。続いて2位以下は、インド、タイ、インドネシア、ブラジル…となっており、どの国もロシア同様に、国内1%の超富裕層が占める資産の割合が、国内総資産の約50~60%と非常に高い水準となっていることがわかりました。』
http://socius101.com/post-20808/ 

『 0.5~0.6は「慢性的暴動が起こりやすいレベル」と言われ 』ているらしい…。これで見ると、フランスはグリーンの色分けなんだが…。

フランスの地形図は、こんな感じ…。農業国と言われるだけあって、平野と河川が広がっているな…。

気候のようすは、こんな感じ…。年間降水量も、多い国だな…。冬も、マイナス10℃とかにはならず、冷え込みはそれほどでも無い感じだ…。地中海に面しているマルセイユで、10℃以下か…。暖房無しじゃ、厳しいな…。

人口密度の分布は、こんな感じ…。やはり、大都市に集中しているな…。どこでも、同じだ…。

フランス語のようで、しかもテキストじゃ無いんで、グーグル翻訳かけられなかったんで、ネット辞書で、単語を調べた。「taux」は「率」、「pauvrete」は「貧困」、「d’emploi」は「雇用」と言う意味らしい…(読みは、知らん)。まあ、地域ごとの失業率・貧困率を、表しているんだろう…。確かに、地域によって、濃淡があるな…。数字は、「%」のことか…。25%の率だと、4人に1人は「失業者・貧困者」と言う話しだから、相当高いな…。そういう状況なのに、『 この経済状況のなか、車を運転する人が13%と低い大都市に対して、地方では車が移動や仕事に必要不可欠であるにも関わらず、政府がガソリンとディーゼル燃料価格をそれぞれ15%と25%上げた後に、温暖化対策の一環として燃料増税と炭素税を実施したのである。増税の影響で生活が苦しくなる地方の市民が政府にNOを突きつけたのが黄色いベスト運動である。 』ガソリン代は、上がるわ、炭素税は取られるわで、踏んだり蹴ったりだ…。それで、怒ったわけか…。マクロンは、学者と医師の息子で、その経歴もエリートそのものだ…(「エマニュエル・マクロン」(  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%B3  )。地方の、庶民の生活に、疎かった…と言うわけか…。

※ ついでに、EUの経済格差・失業率も、調べてみた…。

1人あたりGDPで見ると、こんな感じ…。やはり、南欧・東欧は低いな…。一時言われた「PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)」も、債務危機にも、なるはずだ…。

失業率の分布図は、こんな感じ…。2011年12月の統計だ…。リーマンショックが、2008年9月だから、その後の話だな…。やはり、南欧・東欧で、失業率は高い…。

※ 金持ちや資産家は、いくらでも「資産防衛」の手段がある…。「株式」「債権」「国債」「金」「石油」「穀物」…、どれに投資するかは、より取り見取りだ…。「株式」でも、ある業種が不振に陥れば、別の儲けている業種に乗り換えればいいだけの話しだ…。しかも、グローバル経済とかで、業種によっては、巨額の利益を叩き出している会社もある…。そこの「株式」に、投資すればいいだけの話しだ…。

しかし、資産の無い者は、そうはいかんぞ…。日々の「労働」によって、暮らしを立てている者は、「残業」が無くなったり、「リストラ」の憂き目を見たり、会社の再編や事業の再編で、「配置転換」されたり、「地方支社」に飛ばされたりする…。

そういう人々をないがしろにすると、必ずやしっぺ返しを食らうぞ…。黄色ベスト運動は、明日の日本の姿じゃ無いと、どうして言える?

各県でも、これだけの格差がある…。首里城が焼失したのも、偶然とは言えないかも知れんぞ…。