再掲載『北朝鮮による潜水艦発射弾道ミサイルの不思議』

※ 『米国防総省は3日、北朝鮮が前日に発射試験を実施したミサイルについて、潜水艦からではなく「海上プラットフォーム」から発射されたとの見解を示した。』と言うことで、アメリカの国防省筋は、「海上プラットフォーム」からの発射という見解のようだ…。  https://www.afpbb.com/articles/-/3247873 

※ それで、何故そういう見解に至っているのか、疑問に思って調べて見た…。

※ そうすると、そこいら辺を解説してくれている情報に、当たったんで、紹介しておく…。「ロッキー」さんと言う人のサイトだ。 https://99342095.at.webry.info/201910/article_7.html 

『この、プラットホームとも呼ばれるSLBMを搭載した戦略核ミサイル(SLBM)潜水艦は、通常の攻撃型潜水艦とは全く異なる潜水艦だ。
まずそのサイズが異様に大きい。
米ロ海軍の通常の攻撃型原子力潜水艦(米:バージニア級・ロ:オスカー級)は、水中排水量が7000トン~15000トンだ。
それに対し、戦略核ミサイル(SLBM)潜水艦(米:オハイオ級・ロ:タイフーン級)は、水中排水量が19000トン~48000トンもある。
船の大きさに詳しくないとピンと来ないが、例えるなら日本の海上自衛隊の最新鋭ヘリコプター搭載護衛艦の『いずも』『かが』が19500トンだ。
かの戦艦大和が68000トン。』
『『いずも』よりも大きく、大和の2/3を超える排水量の、超巨大な潜水艦を作らねば、SLBMの発射は不可能なのだ。
当然、そんな巨大な船体を動かす推進力は原子炉タービンになるし、1艦の運用などありえず、複数艦が必要になる。
必然的に原子炉を整備できる、高度な施設を備えた港が必要になるし、巨大な排水型整備ドックや、潜水艦救難艦の配備も必要になる。
任務の為の十分な要員や教育機関も必要だし、北朝鮮ならロシアや中国など先進運用国との人事交流も必要になる。』
『現在、北朝鮮が運用する潜水艦はロシア製のロメオ級が1800トン、自国開発した潜水艦は300トン未満、3日しか運用出来ず、外洋航行も出来ない。
ロシアの傑作ディーゼル潜水艦『キロ級』は購入できていない。
そのキロ級でさえ、垂直発射のSLBMは運用できない。
つまりSLBM潜水艦は、簡単には買ったり作ったりすることが出来ないのだ。
膨大な費用と人員、研究や教育などの時間を掛けなければ、潜水艦からSLBMミサイルを撃つなどと云うことは夢物語なのだということがわかる。』

アングル:北朝鮮のSLBM、本当の脅威度と実戦配備の壁
https://jp.reuters.com/article/explainer-northkorea-missiles-idJPKBN1WI03T

※ ということで、SLBMは、「ミサイル」だけでなく、それを搭載し、運用できる「プラットフォーム(発射装置)」を備えた「潜水艦」が、そろって始めて実戦配備が可能となる…、という話しのようだな…。世の中に流通する情報に空騒ぎして、右往左往するのでは無く、じっくり腰を据えて、十分に情報を吟味し、深く掘り下げてみる…、と言うことが必要だ…。まあ、何でもそうなんだが…。