[FT]ロシア、「海に浮かぶ原発」の運用開始へ

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48848600S9A820C1000000/

 ※ 『ロモノソフは、通常の原発を建設するには規模が足りない地域への電力供給を図るプログラムの第1陣で、鉱山会社が金や銅の資源開発を目指しているロシア極東のチュクチ自治管区に向かう。
「地元の経済のために必要とされている。山や泥火山、ツンドラにさえぎられ、すぐにはインフラに電力をつなげられないからだ」とアレクセーエンコ氏は言う。』
『だが環境保護団体は、ソ連時代の1986年に現在のウクライナ領内で起きたチェルノブイリ原発事故の二の舞いを懸念している。環境保護団体グリーンピースは2017年、ロモノソフの試験が行われていたバルト海に臨むサンクトペテルブルクの造船所で抗議行動を行い、「浮かぶチェルノブイリ」への反対を訴えた。その後、原子炉の試験はムルマンスクに場を移して続けられた。
「浮体式原発は外部からの脅威に対する脆弱性がはるかに高い。赤道付近の国に売られた場合、例えば海賊が脅威になる。福島で実証されたように、陸上の原発でも自然災害にやられる」と、グリーンピース・ロシアのコンスタンティン・フォーミン氏は言う。』
『ロスアトムによると、中南米やアフリカ、アジアから引き合いが来ている。発電への利用でスーダンと、海水淡水化への利用でアルゼンチンと話し合いに入ったという。だが、開発の総費用や海外契約が決まるのは技術試験の完了後だと、同社は付け加えた。』
『だが、たとえうまくいったとしても、浮体式原発の法的な地位と海外での管理も問題となる可能性がある。海外に送り出された設備を誰が運用・管理するのか、ロスアトムは明らかにしていない。
「安全保障に影響を及ぼしうる法的な問題点があまりにも多く残されている」と、グリーンピースのフォーミン氏は言う。』

※ 概念図のイラストだ。船腹に原子力発電のリアクターや、タービンを仕込んでおき、洋上に停泊しながら発電する…。それを、電源ケーブルでつないで、インフラの整備が難しい地域・場所へ給電する…、と言うものだ…。原子炉の冷却は、海水を汲み上げてでも行うものか…。その冷却水は、垂れ流しか…。自国海域でのみやる分には、ギリギリ、セーフだろうが、これを輸出して、あちこちの国でやり出すと、ちょっと大変なことになりそうだな…。

ロシアの海上原発、北極海へ出発 「海上のチェルノブイリ」と批判も(2019.07.01)
https://www.cnn.co.jp/world/35139279.html

ロシアにて、海の上の原子力発電所「アカデミック・ロモノソフ」が完成
https://news.ameba.jp/entry/20180502-537

セヴェロドヴィンスク
https://ja.wikipedia.org/wiki/セヴェロドヴィンスク

ムルマンスク
https://ja.wikipedia.org/wiki/ムルマンスク

チュクチ自治管区
https://ja.wikipedia.org/wiki/チュクチ自治管区