韓国、ホワイト国から除外…の意味すること

※ 世の中には、輸出入を厳格に管理しなければならない「物質」も、多くある。「フッ化水素」も、その一つだ。

※ その理由は、

1、(核兵器開発にも関連する)ウラン濃縮用途に使われるから。
2、毒ガス兵器製造用途(有機リン系の神経ガスであるサリンの製造に、フッ化水素またはフッ化ナトリウムが使用される)から、と言うことだ( https://ja.wikipedia.org/wiki/フッ化水素 )。

※ それで、通常は、輸出のつど申請させて、一つ一つ審査する…というやり方をするんだが、「ホワイト国リスト」なるものを作って、そのリストに入っている国については、包括的に輸出を許可し、いちいちの審査を免除する、というようなやり方も、している。ここのサイトが詳しかったんで、見てくれ…。( 輸出管理におけるホワイト国とは? 一覧とその意味を理解しましょう! https://hunade.com/yushutukanri-whitekoku )

※ 今回、韓国は、このホワイト国リストから除外されることになった…。そのいきさつについて、上記サイトが詳しかったんで、ポイントを抽出しておく。

『ホワイト国の条件と定義:
ホワイト国とは、日本と同じように輸出のコントロール(キャッチオール規制を導入)をしていて、世界の平和を脅かす貨物を出さないことを徹底している国々です。これらの国は、それぞれが輸出管理を徹底しているため、日本としても必要最小限の規制に留めて輸出の効率性を維持しています。ただし、ホワイト国への優遇措置は、厳格に定義されており、例えば、ホワイト国を経由した非ホワイト国への迂回輸出(日本→韓国→北朝鮮)などは認められません。
 2019年6月30日の日本政府の発表によると、ホワイト国から韓国を除外する予定とのことです。これにより韓国に輸出する人は、契約ごとに個別許可を取得しなければならなくなります。許可に要する日数(およそ90日間)は、日本政府次第であるため、審査期間を長くした上で問題が見つかれば「不許可」との決定もできる仕組みです。
これまでの韓国は、ホワイト国に指定されていたため、リスト以外の産品は、ほとんど「包括的に許可」を受けていましたが、今後は、契約ごとに個別許可が必要です。前途の通り、客観要件の確認には、時間がかかるため、これを「審査」の名目にすれば、許可までに要する時間を引き延ばせます。まさに日本政府の裁量次第と考えても良いです。』

『また、日本政府は、韓国をホワイト国から除外することで、韓国にいる製造企業の撤退を促していると予想しています。これまでは、物価の低いアジア圏の中で、唯一、ホワイト国であったため、先端素材を使う各種製造企業は、韓国に進出するメリットがありました。しかし、今後は、他のアジアと同様の扱いになるため、人件費の部分でメリットが少ない上に、日本から先端素材を輸入するときに煩雑な手続きが必要になるなら、韓国からの撤退十分にあります。
単なる製造工場としての「場所」であれば、韓国よりも優良な所はいくらでもあります。感情的な部分でも商売がしやすい国も多いです。そういう意味でも、日本政府は「さっさと韓国から撤退しろ」とのメッセージを出している気もします。実はホワイト国の認定外しは、今後の韓国経済に致命的な影響を与える可能性もあるのではないかと考えます。』 ※ まあ、これはブログ主の私見で、日本政府がそこまでの意図を持っているのかは、今後の推移を見ないと、何とも言えないのでは…。ただ、この「ホワイト国リストからの除外」が長引けば、韓国の半導体製造における優位性に疑問が生じることは、確かだろう…。

また、ブログ主は、ウイーン条約についても言及している。

『ちなみに、直接の関係はございませんが、韓国は、国家間の条約を守らない国としても認識が広がっています。ウィーン条約の27条にも規定されている通り、条約は、各国の国内法に優先されるべき存在であり、国内法を援用して、条約等を破ることはできないとされています。やはり、世界各国が合意したルールすら守れない国にホワイト国認定はおかしいです。
第二十七条(国内法と条約の遵守) 当事国は、条約の不履行を正当化する根拠として自国の国内法を援用することができない。 この規則は、第四十六条の規定の適用を妨げるものではない。』

ウイーン条約第46条は、こういう内容だ。

『第四十六条(条約を締結する権能に関する国内法の規定)1 いずれの国も、条約に拘束されることについての同意が条約を締結する権能に関する国内法の規定に違反して表明されたという事実を、当該同意を無効にする根拠として援用することができない。ただし、違反が明白でありかつ基本的な重要性を有する国内法の規則に係るものである場合は、この限りでない。
2 違反は、条約の締結に関し通常の慣行に従いかつ誠実に行動するいずれの国にとつても客観的に明らかであるような場合には、明白であるとされる。』

※ 韓国は、2016年から2018年にかけて、フッ化水素の輸出量が2倍近くに伸びている…。これが、韓国内の半導体製造のために使用したと考えられる量に見合えば、問題は無いが、それを超えている場合、どこへ輸出したのか…。北○○では、ないのか疑問となる…。そういうことや、日韓基本条約を巡っての日韓の対立における(日本側にとっては)不誠実と考えられる態度もあって、到底「ホワイト国」たる資格は無いな…、と判断されるに至ったわけだ…。

※ 別に、「ホワイト国リスト」から除外されても、「禁輸」になるわけでは無い…。上記リストを見れば分かる通り、これまでは、アジアの中でただ一国だけ「リスト入り」していたわけだ…。国家をあげて半導体の内製に取り組んでいる「中国」も、半導体受託生産大手のTSMCがある「台湾」も、「シンガポール」も、「ホワイト国リスト」には、入っていない…。輸入しようとするときは、一々申請書を提出し、添付書類を添付して、許可を得て輸入しているわけだよ…。そういう普通の国と同じに扱われる、というだけの話しだ…。