焦点:米国のさらなる対中関税、「超異次元」の衝撃生む恐れ

『野村総合研究所・エグゼクティブ・エコノミストの木内登英氏は、中国勢と米国勢に世界が2分されることに懸念を示す。GDP世界第2位の中国に友好国が加わると、半分近くを占めるかもしれないとし「日本にとっては市場が狭められるし、世界市場としても効率が悪くなる。本来は適材適所でその国で強みになるものを作るのが国際分業だが、それを断ち切ってしまう」と、米中摩擦の副作用の強さに警戒感を示した。』
 『日本総研上席主任研究員の三浦有史氏は、より警戒すべきは、第2波ともいえる周辺アジア諸国の経済減速にあると指摘する。世界各国が中国経由で輸出している品目の付加価値をGDP対比で試算すると、GDP規模の大きな日本は0.2%と小さい。しかし、アジア周辺国への影響などを踏まえると「日本にとっては、これらの国への付加価値輸出額は輸出全体の17.2%を占め、その規模はGDP比で2.1%と、米国と中国の2.9%に次ぐ規模」と、大きくなる。』