中国のシーレーン確保の策

まず、中東からの石油中国へと運搬する時のシーレーンと、チョークポイントをもう一度確認しておこう。tyugoku_si-rein_tyokupointo_s

次に、南シナ海へと向かうシーレーンのチョークポイントたる、マラッカ海峡・ロンボク海峡スンダ海峡(赤い矢印)と、その周辺の要衝地の配置を見ておこう。

marakka_sunda_syuhen_yosyoti_s_timei

ここに中国経営権を握った港湾の図を表示して、検討してみよう。

tyugoku_keieiken_nigitta_kowan

2 → ジブチ港 (ジブチ共和国)
3 → ハンバントタ港 (スリランカ)
4 → ハリファ港 (UAE)
5 → グワダル港 (パキスタン)
6 → ダーウィン港 (オーストラリア)
8 → チャオピュー地区 (ミャンマー)

まあ、必死でシーレーン周辺の要衝地を確保しようとしてる意図は窺えるよな。
しかし、どれも寄港地と言った感じだ。
肝心の海峡は、他国の領土なんで、完全にコントロールするってのは難しかろう。

ここで、この海域の各国(特に、米中の)軍事拠点の配置を見ておこう
si-rein_syuhen_beityu_gunjikyoten_s
マラッカ海峡封鎖の観点からは、シンガポール米軍使用基地を置かれたのが、痛かった。
協定をむすんだのは、1990年のことで、最近の話しのようだ。

この解説あたりを、見ておこう。 シンガポールの米軍基地

ディエゴガルシアは、名前はたびたび聞いていたが、実際の位置は、知らんかった。
Wikiを、貼っておく。 diego_garusia_to

『宗主国のイギリス政府によって、島全体がアメリカ合衆国に貸与されており、同国の海軍基地がある。
インド洋にあるアメリカ軍最大の拠点であり、湾岸戦争やアフガニスタン攻撃、イラク戦争の際に、B-52戦略爆撃機、B-2ステルス爆撃機などがここより出撃した。アメリカの軍事戦略上の要衝である。』、ということだ。

衛星写真で見ると、キレイな環礁のようだがな…。中国の南シナ海の埋め立ては、これのマネッコということか…。
diego_garusia_s

米軍に対抗するものとして名高い、中国の「真珠の首飾り」だが、米国の拠点にすっかり取り囲まれてる感じだな…。
tyugoku_beikoku_kubikazari_s
しかも、これにインド軍が変数として加わる…。中印は、領土紛争を抱えているから、インド軍が中国側に立つってことは、難しかろう…。インド自身も13億の人口を抱え、エネルギー問題に対処していかないとならない立場だ…。少なくとも、中立か、あるいは中東からの石油のためには、米側に立つ可能性が高いんじゃないか…。中国側に立っても、エネルギー資源はもらえそうにないからな…。

ということで、シーレーンに関する限り、米国支配を打ち破って中東から石油を運搬することは、相当難しそうだ…。
そこで、中国の策としては、「ランド・パワー」炸裂だ!!
パイプラインで、周辺からガスやオイルを輸送するという策だ。
これを、次に検討する。