『家賃収入10億のハズが破産へ。会社員を狙うシェアハウス投資の手口』(その4)

 まず、一番深刻な借りた(賃貸借してた)土地の上に自分で建物を建てて居住
していた場合について見ておく。
 この状況で、土地の持ち主が土地を誰かに売ったとする。
 すると、先に説明した通り、新しい持ち主になった人に前の土地の持ち主との
約束(賃貸借)を主張できず、新しい持ち主になった人との間の土地の貸し借り
に関する話し合いも不調に終わった場合、最悪その建ててる建物を取り壊して
土地を明け渡さないといけない。新しい土地の持ち主になった人は、「オレの土地
の上に、断りも無く建物を建てて置くなよ。建物を撤去して、土地をとっとと
明け渡せ!」と言える。
 これに対抗する法律的な手段としては、賃借権(賃貸借に基づく、借りておく
権利)を「登記」しておくという手段があることはある。
 ここで、「登記」についてざっと説明しておく。
 こういう問題を考えると分かるように、土地や建物(不動産)を巡る権利関係
は、重要だし、影響がすごく大きい。財産的な価値も、非常に高い。銀座の土地
の値段は、1平方メートル当たり(1坪の3分の1だぞ)数千万円もしたりする。
ビルを建てようとしたら、数十億、数百億へたしたら数千億という金額だ。
 一般のサラリーマンだって、20年~30年にも渡る住宅ローンを組んで、
ほぼ生涯に渡って支払い続けて居住用の家屋(まあ、マンションの一室の場合も
あろうが)を確保し、居住し続け、手に入れてるわけだよ。
 だから、その不動産が一体誰のものなのか、どんな権利関係が設定されている
のか(金融機関の抵当権なんかが設定されているのか、いないのか。地上権・賃
借権なんかの利用権が設定されているのか、いないのか)がわからないと、困る
わけだよ。取引していいのか、悪いのかの判断がつかんだろ?
 それで、「登記制度」ってのを設けて、そういう権利関係がわかるようにして
あるんだよ。
 「法務局」っていうお役所がある(ほら、お前らが**の慰労会みたいなのを
やるとき利用してた「**」って焼き肉食べ放題の店があったろう。**方面
から、**方面に向かって坂を下って左折するんだが、その左折する角の手前の
方の敷地に立ってる建物だ。**地裁の建物の敷地の、隣りにある敷地だ)。
 ちなみに、「**店」は閉鎖したんだな(ネットで調べてたら、当たった。
前に、お前らから聞いたような気もするが…)。まあ、味はイマイチだったからな。
**のほうは、まだやってるみたいだ。但し、「**」系列でなく、「**」系列
になったようだ。経営者は、実は同じ人だったようだ。
 だから、オレの近所の(**の向かいの)「**店」も、「**店」に変わった。
まあ、看板が変わっただけだがな。経営的に、どんなメリットがあるのかは、知らん
(**系列のスーパーや焼き肉店をストレートに閉店させると、いかにも経営不振で
畳んだ印象を与えかねないんで、「**系列に統合しました」というイメージでも
作り出そう、とでも考えたか…)。
 ※(その5)に続く。